エリザベスな俺の話と唐揚げな夜
ボンソワー。日本のみなさんもヨーロッパのご近所さんも西海岸の俺ファンの方も、みんなサヴァ?
超ブルーなマンデーだった俺っちこと、オスまっさかりなパリのマルチーズといえばのミルじょりだよ🐶
今日は俺の話がメインなんだけど、トップ画像にはエリザベスな俺じゃなくって、かーちゃん達がさっきもりもり食べた唐揚げを持ってきたって。かーちゃん曰く、最後まで迷ったけど、これはあくまでおうちごはんメインのアカウントだしなあ・・・って。
ということで、エリザベスな俺は後ほどのサプライズだ。しばし待たれよ。
金曜日くらいから俺、なんだか食欲がなかったんだよね。喉は乾くんだけど、金曜日は絶食、土曜日は夜まで食べられなかった。お腹の調子も良くなかったんだ。リーゲー気味で。
かーちゃんは、デトックスの時期なのかなとか、夏時間に備えてるのかなとかくらいに思ってたみたい。まったくもってノーテンキだよね。
一晩明けて、土曜も夜まではリーゲー気味で食べられなかったんだけど、夜はさすがにお腹が空いてきた。かーちゃんが茹でてくれたにんじんとフードをもりもり食べて、食欲は戻ったんだ。
翌日日曜日、とってもお天気がよかったので、俺はかーちゃんと少し足を伸ばして初めての公園にいってみた。緑がたくさんある公園だったんだけど、俺っちのお散歩はNGだったから、忍法・俺流隠れ身の術を発動。
いないいなーい・・・
ばあぁ!!
春はいいねえ。俺、春生まれだから、春は好きだよ。
かーちゃんは帰ってからラーメンを作ってた。とってもおいしかったからそのうちまた書くよって言ってる。ラーメンを食べた後、かーちゃんはいつものようにベッドルームに消えてしまったから、俺は別宅やソファにいるとーちゃんの寝心地のいいお腹の上でずっと寝ていたよ。
夜になって、アペロのときにビールの泡ペロをさせてくれようと思ったのか、かーちゃんが俺を呼んだんだ。その時別宅にいた俺は、かーちゃんのところに向かおうと思ったんだけど、なんだか後ろの左足がおかしい。しびれたのかな?麻痺しちゃったみたいで床につかないし、うまく歩けない。
かーちゃんが俺を見つめる目がいつにもなく心配している。かーちゃんのところに向かってちゃんと歩こうと思うんだけど、なんだか変なんだよ。左足がうまく動かないんだ。
かーちゃんも俺も、これはきっと足が痺れちゃってるだけで寝たら治るといいなと思って、昨日は眠りについたんだ。
そして今朝。かーちゃんは俺のことを神経の病気じゃないかとか脱臼しちゃってるんじゃないかとかヘルニアなんじゃないかとか色々心配しすぎて、全然眠れなかったらしい。
俺の調子といえば、やっぱりうまく歩けない。それにお尻のあたりがとっても気になって、ずっとぺろぺろしちゃう。気になったかーちゃんにお尻を触られると、爪切りのとき以上に激しく抵抗しちゃうのよ。バトルどころか戦争だね。
これは病院沙汰だなって、とーちゃんが近所の病院の予約をとってくれて、夕方行くことになったよ。
お昼前、とーちゃんとかーちゃんはお買い物をしにカルティエ・ラタンあたりまで出かけたんだけど、俺はうまく歩けないとはいえピピもカカもしたいから一緒に連れて行ってもらった。
ちょっとお散歩もしようと思って、セーヌ川まで出てきたよ。ノートルダム大聖堂はいよいよ本格的な工事が始まったね。
すごい高さのクレーンだ。
とーちゃんはこのへんで昔働いていたからとても詳しいんだ。
Arènes de Lutèce(アレーヌ・ド・リュテス)という遺跡に初めていってみたよ。
ガロ・ローマ文化時代に作られた円形闘技場の遺跡。紀元1世紀に古代ローマによって建造され、17,000人を収容し剣闘士の闘技会に用いられたほか、円形劇場として演劇作品の上演や野生動物の披露も行われた。(Wikipedia)
月曜日のお昼前だったからあんまり人もいなかったんだけど、小一時間日向ぼっこしていたらサンドイッチを持ったおねいさんやおにいさんたちがやってきたり、真ん中でペタンクをし始めた。
今日の俺はほとんどバックの中にいたけど、パリにはまだ知らないところがたくさんあるね。元気になったらまたパリガイドしよう。
さてさて、夕方、俺は病院に連れていかれた。あの曲がり角をまがったら病院だって、賢い俺はもうわかっちゃってるんだもんね。
待合室にて。かーちゃんタスケテ。
ひとりしか入れないから、とーちゃんは外で待っててもらってかーちゃんと一緒にお医者さんのお部屋にいったんだ。
かーちゃんが俺に起こったことを説明すると、お医者さんのマダムは俺の全身を触って、お尻に注目した。お尻の毛を剃って、異常に気づいたんだ。
お尻の穴が化膿しちゃってるんだって。足がおかしくなったのも、おそらく痛すぎてそうなったんじゃないかって。
これめっちゃ痛いはずだから触られるのも嫌なはずよってかーちゃんに説明してた。変な感じっていうのはヒト的に言うと痛いってことだったんだね。先生はその後膿をだそうとしたんだけど、俺は痛いからめっちゃ暴れまくった。
そしたら、先生はヒモで俺の口をしばったんだ。噛み付かないようにってことらしい😭
七転八倒、四苦八苦ののち、膿が出せたらしい。抗生物質を飲むように言われて、お尻舐め防止にプラスチックのエリマキをしなきゃいけなくなった
これから10日間、俺はこの襟巻きとともに生きるよ。
リボンは偶然にも、山雅のグリーンカラー。襟巻き意外に着こなしてるよね俺?
かーちゃんの日本の家族にこの写真を送ったら、かーちゃんのとーちゃんが、「これはエリザベスだね」って。この襟巻き、エリザベスカラーっていうみたいだね。俺、女王様??👑
どっと疲れたけど、とりあえず原因らしきものが見つかって安心したかーちゃんは、先週お得に買ってきていた鶏モモを無心に捌き始めた。病院を頑張った俺っちに、かーちゃんは骨まわりのお肉とかを茹でて俺にくれようとしたんだよね。
本当は4モモあったけど、写真とるの忘れて1モモ捌いちゃったって。
左はかーちゃんの大好物、ひざ軟骨でーっす!一羽で2個しかとれないのに、日本だとなんであんな安いんだろーね?
今日は軟骨と鶏モモ2枚を使って、残り2枚はGo to冷凍庫だよ。
「伝説のから揚げ」っていう魔法のパウダーみたいなやつを発見したかーちゃんは、ちょっと遊んでみようと思った。半分はこの粉でもう半分はいつものようにしょうゆと酒とにんにくしょうがで下味をつけるよ。
下味をつけている間に、トピナンブールの素揚げを。
久しぶりの軟骨ー!!!って超テンション上がってたかーちゃん。
へい!揚がりました!!左がかーちゃんオリジナルで右が魔法の粉で揚げたやつだよ。
とーちゃんに何も言わずにふたつ食べ比べてもらったら、即決、左のほうが美味しいって言ってた。よかったね、かーちゃん。
葉物がないから、セロリとにんじんのスティックとトマトで野菜を摂った気になるよっていってた。
本当は、西海岸の俺ファンクラブ会長マダムきこぺんのように利きビールをしたかったけど、かーちゃんと一緒にいろんなアジアン食材店を回った俺っち、どこでもサッポロだけ見つけられない。アサヒとキリンとフランスのビールは3種類ほど準備万端なんだけどねって。例のスエズ運河の影響?アサヒはたしかヨーロッパに工場あるけどサッポロってないのかな?ʅ(◞‿◟)ʃ
ということで、かーちゃんはフランス産の麦酒1664(セーズって言うよ)とともに鶏を流し込んでいたよ。軟骨サイコーって叫んでた。
かーちゃんが茹でてくれた骨周りの鶏肉とともに抗生物質を飲み込んだ俺っち。
病院ってのはやっぱり緊張するし疲れるね。早く良くなるといいなー!!
骨付き鶏モモ肉が俺の後ろ足にクリソツな件
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