「サケ」にまつわるエトセトラ
ボンソワー!フランスは北国からお届けする、週末のユイじょり通信。
NIKKEI STYLEでのコラム。今回は、「サケ」について書いてみました。
サケとサーモンとマス。似ているようで違うようで、グレーなことが多くて摩訶不思議。頭の中がごっちゃになりながらも、ぎゅいっとまとめました。
お時間のあるときに、よろしければ。
これまでnoteで記事にしてきたサケないしサーモンないしマス料理といえば、やっぱり直近でクリスマスのこれかな。サーモンのクリスマスツリーパイ。
日仏折衷な創作料理でこんなこともしていたな。サーモンのパイヤッソン。
利きビールまたやりたい。
サケの仲間、マスで即興ますの寿司なんかも作ってみていた。
即興のわりにはうまくできた。最近酒処やってないな。
でもなんといっても、原点はこれだろう。
2ユーロの鮭のアラでつくるシャケフレーク。
悲しきかな、ここに出てくる祖母はもういない。
NIKKEIの記事内で最後に出てくる、マルハニチロさんに教えてもらったこの時期おすすめの「鮭フレークの手まりずし」。
締め切り前にマルシェでラスイチの2ユーロ袋を仕入れることに成功。
骨の折れる作業だけど、シャケフレーク用の身と俺用の皮とアラ汁用のその他に仕分け。
身を軽く茹でる。
水気を切って、
フライパンで炒る。
白だしと酒と塩で味付けしたらば、完成。
ちなみに、俺用の皮はかりかりに焼いておやつなどに。
皮摂取後のKKはたいへん美しく、KK柱の出現率も高かった。
夜、手まり寿司を作る。ちょうどよさそうな深みのある小さめなお皿にラップをしいて、シャケフレークをのせる。
酢飯をのせて、ボウル状に形をととのえ、ラップをきゅきゅっとしぼる。
ちょうどいい具合におさまった。
空間把握能力は相変わらず冴えている。
ラップを外し、あらかじめ作っておいた卵そぼろをちょこんとのせる。
絹さやの緑で彩りを添えたらば、完成。
もしかしてお気づきの方がいらっしゃるかもだけど、春色おいなりさんを作ったときの後ろに隠れていたのがこの手まりずしなのでしたー!
桜を背景に、一足はやくおうち花見。
お重に詰めると、行楽気分が増しますな♪
ちなみにこのお重は、有田焼の佐藤可士和コラボ。
フランスで購入して、パリ→東京→実家→パリの引っ越しロング・ジャーニーでも割れずに生き延びてくれている、マイ宝物器のひとつ。
世界中で愛されるサケ料理、これまでも、これからも、たくさん作っていこう。
⦅今日のおまけ⦆
ちょうど7年前は、パリとシャルル・ド・ゴール空港の間にあるStade de France(スタッド・ド・フランス )で、サッカーのフランス代表vsオランダ代表戦を観戦していたようだ。応援席はトリコロール一色。次にこんな光景が見られるのはいつになるかな・・・。
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