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イタリア産・菜の花もどきとカラスミのペペロンチーノ

昨日は文章を書く余裕がなかったので、オムトレに取り憑かれた女が作った偶然の産物、日清チキンラーメン・オムのせをつぶやいたわけだが、春らしい・お花みたいなどの身に余るお言葉をいただいて褒められてうれしい。
黄色の春めきひよこラーメン🐥とでも命名しよう。

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ちなみに、ふわふわのオムはバターたっぷりなので、チキンラーメンのスープにもコクが出て大変よろしい。大人にはブラックペッパーは必須、お忘れなく。チーズをゴリってもいいかもしれない。


そういえば今週つくったランチで春っぽいものがもうひとつあった。

野沢菜漬けもどきにチャレンジしてからというもの、イタリア産の菜っぱ「cima de rapa」に大ハマりしている私。

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じゃがいもの包み焼きの付け合わせいこれをただにんにくオリーブオイルで炒めて出したら、まるで菜の花くりそつ!!。そう書いたらば、最近コメント欄にて、名前の由来やなんやらたくさんの知識を分け与えてくださるPATAさんがこそっと教えてくれた。粉につづきどこまでも師匠。

cime di rapa、前回使われてて、気になって調べたら、アブラナ科アブラナ属で、野沢菜、アブラナ(菜の花)、ブロッコリー、カブとかの親戚ですね。みんなちょろっとイソシアネートの辛味持ってたり、ほんのり苦味があるのも似てるわけですね。

そのあたり全部親戚だったんだー!という驚き。苦い野菜ラヴァーな私、無論ここに上がっている野菜は全部好き。

菜の花に限っては、もうすぐやってくるフランスの菜の花シーズン。北に向かう途中にお目見えする、一面の菜の花畑を毎年に楽しみにしている。去年はコンフィヌモン真っ最中だったから見ることができなかったけれど、今年はどうかな。ちなみにこれは2016年、俺まだ1歳の若造。

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それに私、クマじゃないけど、春に苦味を欲するのは本能的な欲求だったらしい!フォローさせていただいているレストラン ラ・フェの修家シェフのこの記事を読んで納得。とても勉強になりました、ありがとうございます。

どうやら、冬から春に変わる際に、苦味のある春野菜を食べることで、冬に溜めがちな脂肪や老廃物を排出することができるらしい。もう私、身も心も老廃物のカタマリみたいになっているから、これは朗報!


ちなみにOtto氏はこの苦味が苦手なんだそうで、一切口をつけなかった。よってひとりで消化するしかないので、思いつくままにひとりランチでも使ってみようという試み。

なにか肉や魚、タンパク質と合わせてとも思ったけれど、黄色に取り憑かれているのか冷蔵庫から出したのは残りわずかとなったカラスミ。絶対合うという確信しかなかったので、シンプルにペペロンチーノといこう。

ひとくちコンロなのでどうしたって最善の状態では食べられないけれど、そこは仕方ない。まずはニンニク鷹の爪をオリーブオイルでくちゅくちゅ、菜っぱを投入し軽くしんなりするくらい炒めたら、ちょこっと日本酒か白ワイン投入して水分を飛ばす。今回は白ワインを切らしていたので日本酒で。

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ある程度火がとおったら、一度フライパンをコンロから退出させ、爆速でお湯をわかしてパスタを茹でる。茹で上がりそうなタイミングで茹で汁をフライパンに投入し、パスタも入れて合わせつつ、バターも軽く投入。

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軽く塩胡椒してお皿に盛り付け、カラスミをごりごりごりっとしたら完成。

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もうこれは、ただのつまみ。昼間なのになんでこんな白ワインが飲みたくなるようなものを作ってしまったんだろうか。あれば確実に飲んでるけどないので我慢しつつ、サクッと完食。

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菜の花と同じ使い方ができそうなので、おひたしとかサラダにしてもいいかもな。

年がら年中冬眠している気もするけれど、いい加減体のなまりが半端ないので、この春はせめて苦味をたくさん食べて内臓の老廃物を排出できないものかと切に願う。



今日も最後に、西海岸に向けて寝顔ショットを。
厚めのクッションを買ってあげたらさらに収まりよくなった俺の別荘。

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伸びてからの、定番おばけポーズ。

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