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歯とキッシュと納豆の話

今日は朝イチ歯医者さんで、久しぶりにあの音と痛みに耐えた自分を褒めてあげたいユイじょりです。今日は悪い夢を見そうだな。


その1 歯の話

先月くらいだろうか、奥歯の詰め物が欠けていることに気づき、こりゃいかん。歯に関しては絶大な信頼を置いているいきつけの歯医者さん@トーキョーに行きたいところだがあいにくこの状況で無理。やむなく腕がいいとOtto氏が評価している氏の行きつけの歯医者さんに連れて行ってもらうことにした。

コンフィヌモン前に訪れた前回は、「日本の技術、素晴らしい」と私の口腔内を見て感心するドクター。詰め物とか差し歯の多い私の口腔内だけど、プロの目でみてもとても丁寧で綺麗に仕上がっているらしい。

そしてどうやら奥歯の異変は、セラミックが欠けてしまったらしく、取り替えるしかないと。うう、牡蠣の殻でも間違って噛んだっけ・・・。

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私は生まれてこの方、歯にはかなりお金をかけてきた自負がある。残念ながら、生まれつき歯がそんな強くもなければ歯並びも悪かったからだ。

前歯の上に犬歯が生えてくるような(←マジな話)「ちょっと悪い」どころの騒ぎじゃなかったため、中学のときにがっつり矯正をし、おかげでちゃんと笑えるようになった。高額だったろうに、矯正させてくれた両親には頭があがらない。

ただその後、リテーナー(マウスピース)をサボったりしていたため、またガタガタ並びが復活してしまった。30手前にして海外生活を始めたことも影響しているのか、やっぱり歯並びは綺麗なほうがいいなと痛感。まだ一応人生半分以上あるし、コンプレックスを抱えながら生きるのはイヤだ!と、30歳を超えてからボーナスをはたいて人生で2度目の歯の矯正をし、今に至る。

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歯の矯正といえば、フランスでももちろん歯並びは大切。歯の矯正も盛んに行われるものの、フランス人は前歯の間に隙間がある「すきっ歯」が多い。Otto氏もかつて歯の矯正をしたといいつつ、前歯だけは若干すきっ歯だ。

聞くところによると、フランスですきっ歯は「dents du bonheur」。「幸福の歯」と呼ばれて、歯と歯の隙間から幸せが入ってくると言われているらしい。

おそらくご存知の方も多いであろうフランスの歌手で俳優、ヴァネッサ・パラディ(ジョニー・デップの元パートナー)もすきっ歯がチャームポイントだ。

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(画像は25ansのこちらのページより拝借)

同じく外見ネタでいうと、ほくろは「grain de beauté」。「美の粒」とでも言おうか。いちいちポジティブなのがいい。またまた生まれながらにして顔にほくろがあり、年々気づいたらほくろが増え続ける全身ほくろ人間の私にとっては、なんというかこういうところは生きやすいお国なのである。

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話が歯の話から脱線したけど、今日は、欠けたセラミックをがっつり削って、歯形をとって仮詰めするところまで。私は歯を「削る」という行為がものすごく恐怖なので、いつもかかりつけの歯医者さんでは麻酔を打ってもらっていた。おかげで、歯を削るのは相変わらず大大大キライだけど、歯の麻酔は謎に好き。今日も麻酔を打ってもらおうと画策していたのだが、最初から打たずに痛みに耐えられなかったら打とうと言われ渋々了解したら最後まで耐えてしまった。途中5回くらい震えたけど。

なんでも食べていいの?と尋ねると、「キャラメル・ガムNG(もともと食べない)」「反対の歯で食べるように(いやそれは答えになってない)」に加えて、日本人だからか「生魚はいいよ」と。むしろ生魚はいつでも食べたいわ。


その2 キッシュの話

歯の話だけで終わるのもなんなので、2週間前のお魚の日(金曜日)に作って書く機会を逃していたキッシュの話でもしよう。

久しぶりにマルシェの魚屋さんで2ユーロのサーモンのアラ袋を購入した私。前日には、これまた絶賛ハマり中のとんがりキャベツ(フランス的春キャベツ)も購入していた。毎週買っていてすでに3つ目だ。

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サーモンのアラは、茹でて皮などを剥いでもれなくシャケフレーク化するのだけど、お魚の日だから何かメインになる料理に使いたい。

そういえば昨年の秋口にこんなキッシュを作っていたことを思い出した。下仁田風ネギとか言ってるけど、こちらでメジャーな「ポワロー」は「リーキ」と呼ぶことをnoteで教えてもらった。


キャベツはなんでも合うなあ〜とつい最近つぶやいたばかり、今回はとんがりキャベツと出来立てシャケフレークをキッシュにしてみることにした。

キッシュの生地を作る余力がなかったので、サクッとスーパーで冷蔵の生地を購入。市販の生地でキッシュを作るとき、いつもはパート・フィユテにするけれど、今日は家で作るときと同じようにパート・ブリぜをチョイスしてみた。

この左上にうつり込んでいるのがブリぜ生地。32cmの型用(規格が巨大)で200円くらい、フランスの時短簡単家庭料理の強い味方である。

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具は至極シンプルに、とんがりキャベ、玉ねぎ、シャケフレーク。

まずはキッシュの型に生地を敷いて、しっかりピケをし、15分ほど空焼きしておく。

その間に、フライパンにオリーブオイルを熱して玉ねぎをいためる。にんにくもちょっと入れたかも。
そこにシャケフレークを加えてさらに炒め、白ワインがあったらまわしかける。

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ざく切りにしたとんがりキャベツをどーんと加えて、しんなりするまで炒める。

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カサが減ってきたら、バターをぽんぽんと加えてさらに炒める。

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空焼き後の生地に具を全て入れる。
ほぼぴったり!今日も空間把握能力はキレッキレである。

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卵液は、卵3つ、牛乳、ブランケット・ド・ヴォーで余ったクレーム・フレッシュも使ってしまおう。よく混ぜて、塩・胡椒・ナツメグを振ったら型に流し込み、シュレッドチーズを上から散らす。

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例のごとく三つ編みをしてみたけれど、市販のブリぜ生地は伸びが悪くてイマイチきれいに周りを囲みきれなかったので、周りを囲むだけにしておいた。

焼き色がつくまで焼いたら、出来上がり。

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葉物がパセリしかなかったので、きゅうりとセロリを適当に切ってシンプルヴィネグレットであえて添える。

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組み合わせ的に絶対美味しいはず!と信じていたけど、予想を裏切ることなく大変美味しゅうございました。
この組み合わせもオススメである。


その3 納豆の話

そこからさらに2日ほどして、トーキョーのスーパー主婦の素晴らしい定食を拝見した私は無性に納豆ご飯が食べたくなる。


冷凍庫にはひきわりしかなかったので、閉店直近の韓国系スーパーまでひとっ走り。小粒納豆を仕入れてきた。

大根おろしとともに、まぜまぜまぜ。

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納豆を混ぜながら、そういえば以前、イカとサンドとパフェの方が、ヘルシーなご友人にオススメされて朝ごはんに納豆かけTKG(シャケ入り)を食べるようになったとおっしゃっていたのを頭の片隅で思い出して。

検索かけたら発見↑

解凍してあたためたごはんにシャケフレークをまぜまぜ。

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はい、ごちそう〜〜。
マ活の卵白ウェルカムなので、卵黄TKG。野沢菜とちりめん山椒、味噌汁は玉ねぎとナスととんがりキャベだったかな。

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そういえば、以前紹介したヨーグルト味噌汁。界隈で好評いただいているが、我が家に今度は大量のクリームチーズがあまっていたので、原料同じだしと思って味噌汁に入れてみた。ヨーグルトよりハードルが低い。

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クリチ味噌汁もたいへん美味しいでーーーす!!!乳製品ばんざーーーい!!!

ヨーグルトよりも濃厚な仕上がりに。これまたオススメであります。


おまけ 俺も乳製品、好っきゃねん

最後に今日のおまけ。

ヨーグルトの蓋およびヨーグルト本体にこびりついているあまりを貪りなめなめする俺をどうぞ。

まずは蓋から。本気スイッチ入ります。

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ぺろぺろ。

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別アングルからも、ぺろぺろ。

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っしゃー!蓋、完舐め!!

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次は本体だよ。

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上の部分はまあ楽勝だよね。

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底の部分までキレイに舐めるから、顔入れてくよ。

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窒息に気をつけるよ。

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ん?まだあるな。

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こういうとき首長いのって便利よね。

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はい、完舐め。今日もごっつぁんでした。

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