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noteを始めて1ヶ月の振り返り〜初心にかえり、うずらに色を着ける

本日、7月31日。

6月30日に、終わりのはじまり始まりだとnoteを始めて、早くも1ヶ月がたった。


なんでもかんでも3日坊主常連の私は、とりあえず3日は続けてやってみようと。
そのあとは5日。あれ、もうちょっといけるかも、じゃあ10日、15日、20日・・・という感じで、毎日note記録が増えていき、気付いたら30日連続投稿を達成した。

我がおうちごはんの可愛いクリエイションたちが、自分の言葉で肉付けされて世に生み出されること。それをスキと言ってくれたり投稿を楽しみにしていると言ってくれる人たちがいること。

正直、まったく苦ではなかった。むしろ新しい世界が見えた気がして、毎日がとても楽しかった。

今日は、noteを初めてから1ヶ月で見えたそんな新しい世界や、自身に起きた変化などをまず振り返ってみたいと思う。

ダラダラ書いても収拾がつかないので、ここはまず、外的/内的、定性/定量を2軸にとり、①外的×定量、②外的×定性、③内的×定量、④内的×定性の4項目を項目ごとにまとめてみることにしよう。


①外的×定量

これはわかりやすく、ページビュー数やフォロワー数。

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他の記事は大体平均して200〜300ビューだけど、このTOP4の記事のように、note公式の何かしらに取り上げていただくと、ビュー数が爆伸びする傾向がある。

スタートしてから4日目の投稿(スイカモッツァ額縁きゅうり)で初めてこの感覚を味わったのだけど、朝起きていきなりメールボックがスキであふれかえっていると、一体全体何が起きた!と取り乱してしまった。

ちなみに、記事を取り上げてもらえる基準はよくわからない。トルティージャの記事なんて、バルセロナの美味しいものを貼りまくっただけだし。個人的には、生スイカソーダとかクリシーのサブレとかが割とお気に入りなのだけど。

そもそも、こうやってビュー数が見られる仕組みがあることすら知らずに私はnoteを始めているので、最初まったくこの数字には興味がなかった。

でもだんだん進めていくうちに、やはり時間×労力×知恵をそれなりにかけて生み出したものに対して、たくさんの人がみてくれたり、スキって言ってくれたら、そりゃうれしいわ、と素直に思う。

スキの数については、伸びるとビュー数よりもうれしい。こちらについては、数よりも質の面で思うところがあるので、後ほど触れることにしよう。

フォロワーについては、100人以上に増えた。

そしてさらにありがたいことに、サポートしてくださる人もなかにはいて、あなたは神ですか!と。本当にうれしかった。

PV数もフォロワーさんも、きっとInstagramや Facebook、知り合い経由というのが多いとは思う。
でも、今まで知り合えなかった人たちとクリエイションを通してつながれるというのは、海外在住×ひきこもり気味の私にとってはとても新鮮なことだ。


②外的×定性

これは私のnoteアクティビティに対していただくコメントの内容。

現実世界でももちろん、FacebookやInstagramでうれしいコメントをいただくことが多々あった。

いただくコメントの内容で、TOP3ワードは、楽しい、面白い、美味しそう。

近しい人たちから頂いたフィードバックで特に印象的だったものは、

・文章のテンポがよい。楽しんで書いているのが伝わってくる。
by 私が文豪と崇める前職の上司兼飲み友Y氏

・レシピにストーリーがあるのがいいね!
by 幼なじみの現在主婦(夫)友、地元友Kくん

・よ!縁取りのファンタジスタ!(ワカメ三つ編みりんごパイの記事
by シヴァ神サドゥなパワフル系放浪マダム、大学友Wちゃん

・タイトルの付け方がマジで変態。
by しれっと最多登場回数を誇るパリの深酒系友達Aちゃん

・(前略)あなたの人柄が出ててとってもいい!(…)もうなんか次のはるみってかレミってか郁恵井森のお料理BANBANってかんじよ(後略) 
by 永遠のソウルメイト、港区男子Rくん

とまあ、身に余る光栄なお言葉の数々をいただいた。

どれもこれもとってもうれしかったんだなこれが。

③内的×定性

これは、自身に起きた内面の変化と捉えよう。

もともと、自己肯定感なるものが海底2万マイルレベルで低い私。
一応いろいろ頑張って生きてきたつもりだけど、努力しても自信なんて、米粒くらいの大きさしかない。

でも、noteを始めてから、①②の外的作用も相まり、自己肯定感がにょきにょきと伸びて、海面に少しずつ近づいてきた気がする。


①②のほかに、至るところに投稿を継続させてくれようとする=自己肯定感をあげてくれるきっかけをくれるnoteのシステムも大きいと思う。

毎日投稿した後にポップアップででてくるnoteからの「すごい」系のコメント。
モチベーションを上げる語彙力はいかほどなのかと、2日目から毎日スクリーンショットをとっていた。よくやるよ私。

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30日以降のスクリーンショットは、出てきてうれしかったもの

大体、「すてき」か「すごい」か「いい感じ」をメインに、前後に修飾語がつく感じなのがわかった。これだけでも毎日誰かに言ってもらうとモチベーションが上がるものなんだなあと。

そしてたまに、「なんと!」とか「継続は力なり」とか変化球がくると、新たなボキャブラリーを引き出したぞとうれしくなっている自分がいた。


あと常々感じているのが、noteの「スキ」の重み。

Instagramのいいねとnoteの好きは、なんというか、受け取る側の重さが違うと思っている。

もちろんインスタでいいねをたくさんもらうと嬉しいのだけど、noteでスキをもらうとなんだか自分が報われた気になるのだ。

これはなぜか考えてみた。

自分の行動を振り返ると、インスタは、パッと見た目がいいと瞬発的にパンといいねを押す。キャプションまで見ないことも多々あるし、惰性でいいねを押すことさえあるくらいだ。

一方、noteの場合は、最後まで必ず文章を読んで、いいなあと思って初めてスキと押す。

なので、自分目線で勝手な解釈をすると、自分に対してもスキっていってもらえると、写真も文章も含めていいなと思ってもらえたんだなと。
企画からアウトプットまで、私がしてきたこと全てが報われた気持ちになる。

結果、案外いいもの生み出せてるんじゃ?って、自分を少し認めてあげてもいいんじゃないかと思うようになる。

書くほうのユーザーから入ったので余計にこう思うのかもしれないが、テキストの記事の場合、全部読んで初めてそのクリエイションの完成系だと思っている。

書き手は色々と考えて文章を書いているわけだし、それを読まずしてスキと言ってしまったら、それは生み出した側にとって失礼なことなのではとさえ思ってしまうのだ。真面目か。


④内的×定量

最後に、自身の目に見える変化について。

まず、③の変化により私のモラルが向上。私から喧嘩をふっかけることが減ったので、結果、Otto氏との喧嘩回数が目に見えて減った。

なので、私がnoteで作ったものを発信することに、彼も大変好意的かつ協力的だ。

震えが止まらない私のiphone6sのカメラに変わり、最新鋭のGalaxyで美しいごはん写真を撮ってくれたり、私がキッチンや机で作業をしていると、アペロセットを作ってもってきてくれたりする。優しさが身にしみる。

次に、痩せた。別に痩せようと思ってないのだけれど、痩せた。

正確には、コロナの外出禁止で1キロ太って、2キロ弱ほど痩せたので、トータルでみるとコロナ前と比べてマイナス。

特に運動を始めたわけでも、酒量が減ったわけでもない。
これはひとえに、アウトプットに多大なエネルギーを使うからだと推測している。

計画して買い出しして作って食べて書いての一連の行為のうち、今までは作って食べて止まりだった。これに「書く」行為がアウトプットとして増えたので、ここの消費エネルギーがかなり大きいのだろう。

なお、私は頭を使うとエネルギーを消費する体だというのは実証済みで、卒業が危うくて死ぬほど勉強した大学4年時の冬、ストレスでGABAの缶チョコ(大)を1日3缶食べていたのに、太らなかった。頭に全て糖分が運ばれていたのだろう。

最後に、切実なところでは、抜け毛が減ったような気がする。これは、本当に切実。

生まれてからこの方ずっと、髪の量が多いのが悩みだったのに、おそらくストレスからか、コロナのConfinement(外出禁止、コンフィヌモンと読む)中に髪がおそろしいくらい抜けてしまった。
ただでさえデコひろしな生え際なのに、ますますおでこが広く…。

でも、最近なんだか抜け毛自体がちょっどずつ減っている気がする。もちろん先々週に髪を切った効果もあると思うのだが。

そのうえ、もっとも気になる生え際に産毛が生えてきているので、このまま伸びてきてくれることを祈ろう。

ひとつだけあった、困った点

なんと、美容と心の健康、そしてダイエットにまで効果をもたらすのかnoteって。すごいな…!と、ここまで書いていて我ながら感心してしまったのだが、ひとつだけ私の場合のマイナスポイントを思いついた。

最近インプットもアウトプットも日本語オンリーなので、こちらでの日常語であるフランス語をかなり忘れた。

買い物に行っても、簡単な挨拶と○○くださいくらいしか話さないし、Otto氏とは今日どうだった系の定型フレーズだけでやりとりが成り立ってしまう。

結果、どんどんフランス語脳が退化している気がする。困った。

来月はちょっとフランス語の勉強も取り入れなくてはなあ…じゃがいもの皮でも剥きながら仏語版で映画でも観るか。


さあ、初心にかえろう。

さて、長々と振り返ってきたところで、今日のレシピのテーマは「初心にかえろう」。

このnoteを始めるきっかけにもなった、コンフィヌモン中の56日間にわたるクリエイション。

ちょうど1ヶ月のとき何を作っていたのかなとインスタを振り返ってみたら、ちょうどイースターのあたりで、なんと偶然にもうずらの卵に着色をしていた私。

イースター祭りをうちでやろうと思いついて、九谷焼の美しい御重に海苔巻きなどを詰めたのと合わせて、「チョコじゃなくて本物のたまごだよ」って驚かせたくてうずらの卵に着色をした。

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なのにOtto氏、あろうことか、「ワタシはウズラの卵は絶対食べない」と最初に断言されてしまったので、結局18個全部ひとりで食べるはめになり、翌日の夜にかけて美味しくいただいた。

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これは翌日の夜ごはん。メインはたまごかけごはん、おかずはうずらの卵という、これまたおんな板東炸裂メニューをいただく羽目になった。しつこいがおんな板東的には超ご馳走なのだけど。

ということで、なんだか運命的なものを感じた私は、初心にかえり、うずらの卵に色を着けてみることにした。

これはレシピと呼べるものではなく、ただうずらの卵を茹でて殻を剥いて、着色した塩水に浸ける、というまるで小学校の理科の実験。

以下、時系列で写真を載せるので、目で楽しんでいただければと思う。前回よりも、色の組み合わせ的に好みな仕上がりになって、満足している。

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これからのこと

今日で7月が終わるし、連続は終わりにしようかなと思っていた。

でも、こうやって振り返ってみると、もう少し連続を頑張ろうかなという気にもなってきた。

第一、当初の目的のひとつでもあった、コンフィヌモン中の棚卸しがまだ全然終わっていない。確認したら、毎日新たなクリエイションが増えていって、結局3つくらいしかコンフィヌモン中の料理を記事にしていないよ私…。

8月はまた北に帰るくらいしか夏休みらしいものはなさそうだし、なんたって、私の心の支え、しいたけさん(スイカソーダの記事参照)が、8月は「遊ぶ時期だと割り切っちゃって」とお告げられている。

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ということで、いつまで連続するかはわからないけれど、連続じゃなくなってもぼちぼち楽しみながら続けられたらいいなと思っているので、引き続きどうぞよろしくお願いします。


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今日のパリは40度の予想ですよ、奥さん






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