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BGMはファイナルスコール〜ベトナム風お好み焼き、バインセオ

コロナのConfinement(外出禁止)中に開眼したエスニック料理。タイに続き、今日はベトナムだ。

唯一行ったことのある東アジア、ベトナム

エスニックに興味がさほどなかった理由のひとつなのだけど、そもそも私、東アジアの国にいったことがほぼない。出張で訪れた台湾を除くと、プライベートで唯一訪れたのが、ベトナムだ。

ベトナムには、2回行ったことがある。

1回目は、就職して3年目くらいのとき。学部時代に仲の良かった4人組でハノイに遊びに行った。

すでに社会人。資生堂のスパに行って、屋台でご飯を食べて、たまにレストランでちゃんとしたベトナム料理を食べる以外は、割と豪華めなホテルの部屋でひたすらガールズトークを繰り広げる・・・という、まあ東京でもできるだろうよっていう旅行だった。とても楽しかったけど。

2回目は、Otto氏と。何を隠そう、うちのOtto氏は筋金入りのベトナム好きだ。私が知るだけで、10回以上、いやもっと行っているのではなかろうか。彼には弟がいるのだが、弟を一緒にベトナムに連れて行って素晴らしさを伝えたところ、弟も気に入ってしまい、ついには移住してしまったくらいだ。

ということで、自称ベトナム通ツアーコーディネーターのOtto氏による全オーガナイズのもと、義弟に会いにいくという名目でホーチミンを訪れたことがある。

船で川下りをしたり、チャリで農村を爆走したり、衝撃の夜行寝台バスに乗せられたり、気付いたら目の前が海だったり(夜行の行き先がニャチャンという観光地だった)などなど、とてもアクティブな旅行だった。

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謎の川下りツアーのお昼に出てきた巨大な魚

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ニャチャンの海。ロシア人がたくさんいた

欧米人と一緒に歩いているせいもあるのかもしれないが、現地の方々には私が同胞に見えたらしい。よって、ほぼ100%ベトナム語で話しかけられた。ベトナム語、「フォーガー(鶏のフォー)」しか知らなかったので、次来るときは挨拶程度はできるようにしようと誓ったものだ。

余ったココナッツミルク、どうしよう

さて、話を料理に戻そう。

グリーンカレーを作ると必ずココナッツミルクが余る。いつもデザート系にもっていくのだが、何かこれでカレー以外のごはんを作れないものか…と検索していて発見したのが、ベトナム風お好み焼き、バインセオ

聞いたことと見たことはあるぞ、これ。くらいのレベルで、食べたことがないから味がわからない。ベトナム風オムライスなのかしらと思っていたけど、なんかどうも違う。

でもお好み焼きが美味しくないはずがないということで、早速チャレンジしてみることにした。上のサイトのレシピを参考にしながら、ちょこちょことアレンジしてみよう。

今日のBGMはファイナルスコール

レシピに入る前に、ちょっと寄り道。

ベトナムといえば、突然やってくるスコール
ベトナム気分を上げて行こうということで、今日のBGMはこちら。

ひょんなことからConfinement中にハマってしまった、ハロプロの°C-ute。ASAYAN時代からつんくプロデュース系はずっと追っていたけれど、就職前後からは忙しくなってだんだん遠ざかってしまった。

そして十数年後、Youtubeでその存在を知り、しかもハマったけど既に解散している、という悔やんでも悔やみきれないパターン。しかもパリ駐在してたときのジャパンエキスポにライブしに来ていたですって!?あああああ、ドラえもん、タイムマシーンよろしく状態。

もうなんていうか、とにかくカッコいい。バッキバキにヒールで踊りまくりながら歌をほぼ完璧に歌いこなすという、稀に見るプロアイドルグループ。

特に5人組になってからのこのグループは、実写版セーラームーンを見ているようで、実に心が躍る。ファン歴数ヶ月だけど、ラストシングルのファイナルスコールは、いつも目頭が熱くなる。

バインセオの材料(2人分)

【皮の材料】
・米粉:100g。経験上、米粉でクッキーを作ったりすると、ぼそぼそして扱いにくいので、小麦粉を20gくらい混ぜた。
・ココナッツミルク:100g
・水:100g
・ターメリック:小さじ1 
【具の材料】  
・豚肉:70g。食べやすい大きさに切っておく。
・玉ねぎ:1/2個。薄切り。
・もやし:100gくらい。洗っておく。
・むきエビ:10尾くらい
・塩、胡椒、ナンプラー、オイスターソース
【付け合わせ】  
・スイートチリソース:2ユーロくらいで簡単に手に入るので、私は市販のものを愛用。参考サイトには作り方がのっているので、手作りしても。 
・ピーナッツを砕いたもの:柿の種のピーを使用 
・コリアンダー、ミント、きゅうり、赤玉ねぎ、ライム、などお好みで

バインセオの作り方

1、まず具材。油を引いたフライパンで、もやし以外の具材を炒める。塩、胡椒、ナンプラー、オイスターソースで味付けし、バットにあげておく。

2、次に皮。材料を全てボウルに入れて、皮液を作る。

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皮液。卵の黄色かと思っていたら、ターメリックの黄色だったという発見

3、油を引いたフライパンに、クレープを作る要領で皮の液を流し込む。皮の外側が少しかたまってきたかなくらいのところで、皮半分に1の具材と、水洗いしておいたもやしを加えて、蓋をして蒸し焼きにする。

4、2分くらいして、皮にぽこぽこ穴があいてきたら、フライ返しで半分に折り返して、バインセオの完成。

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これくらいになったら、あらよっとフライ返しで半分に折る

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綺麗な焼き色がついた

5、盛り付け。まずお皿にバインセオを盛り付ける。付け合わせが多いので、お皿下半分に。次に、コリアンダー、ミントをワッサーと大胆に盛り、きゅうり、赤玉ねぎ、ライムをバインセオとの間に盛り付ける。赤玉ねぎにはピーナッツを砕いたものをのせるのがお気に入り。スイートチリソースを小皿に入れて、適当な場所にアクセントになるように置いて、できあがり。

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作戦成功、エビが入ると豪華に見える

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スイカとキヌアの健康サラダでも触れたけど、やっぱり赤玉ねぎ、いい仕事するなあ…好きだなあ。


現地方式で、いただきます

現地では、このパインセオ、もりもり野菜と一緒にスイートチリソースに付けていただくらしいので、現地の屋台の熱気を思い出しながら、そのように食べてみた。

何度も言うが、本場の味がわからないので本物なのかはわからないのだけど、それでも美味しい。というか、おそらく(いやあるだろうけど)カロリーほぼなし、絶対ヘルシー!

案の定、Otto氏はごそっと葉っぱを残すわけだが、その葉っぱまで完食できたので、野菜を沢山食べたい日によさそうだ。

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ベトナムの人たち、スリムな人が多いのは、こういうヘルシーフードを毎日食べているからなのね、と妙に納得したのであった。



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