記事一覧
藤原晴彦『超遺伝子(スーパージーン)』光文社新書
種内多型があり、環境に適応した複雑な形質があり、そしてその形質が固定された(組み換えが抑制された)一群の遺伝子の働きによるものであることから、性染色体(ヒトのY染色体)はスーパージーンの一種である。
なんのこっちゃですが、本書を読めば分かります(なんとなくは)。
さだまさし 永拓実『永六輔 大遺言』小学館文庫
本書の一部を紹介すると
デビューする前の清水ミチコが小さな劇場で"芸"を披露していたときに、初対面の永六輔からかけられた言葉は「君、芸はプロだけど、生き方がアマチュアだね」だそうです。その後、呼び出された喫茶店で、舞台上の立ち居振る舞いやお辞儀の仕方を教わったとのこと。
あと、タモリは失礼ですね。まあ、永自身はそれを面白いと思ってたようですが。
斎藤哲也[編]『哲学史入門Ⅰ〜Ⅲ』NHK出版新書
古代ギリシアから現代思想に至るまでの西洋哲学史。入門とは言え、内容は「本格」である。伝わる表現でありながら、質を落とすことがないのは「聞き書き(インタヴュー)」という手法が成功しているから。
またこの手法は対話としても機能している。たとえば第一章にソクラテスの哲学的態度について『「無知の知」という言い方は誤りで、正しくは「不知の自覚」である』という納富信留の主張(これ自体は説得力のあるものである
かみゆ歴史編集部 『ゼロからわかる 幻想生物事典』 文庫ぎんが堂、イースト・プレス
想像上の生き物=「幻想生物」の由来がその生物ごとに解説されている。
幻想生物は、現代ではアニメやゲームなどのサブカルチャーに多く登場し、親しまれている。
ルーツを神話や伝承に持つものが多いが、スライムなど現代に生まれたものもいる。
『less than』
いつものアスファルト。見慣れたロータリー。突如、鳴り響くクラクションに行き交う人々の視線が集まる。しかし、数秒後には何事もなかったようにもとの営みに戻っている。
infinity16 「雨のち晴れ」
*「」は歌詞からの引用、『』は筆者の発言
何も粗探しをしようという訳ではないが、「雨」の降る「夜の公園」の「滑り台の上」から「メールを送信」というのは不自然と思った。
『子供用の遊具の階段を登るのは、ただでさえ足元が覚束ないだろうに、それが「雨(傘を差しているかどうかは不明)」の「夜」なのだから、その危なっかしいことと言ったら』。
だが「滑り台の上」というのは、「滑り台」の一番高いところ、階
本日も、赤いメガホン
平なのに日が当たらなくて、見える景色のいくつかはまだ日が差している
沈む太陽がこの方向だから、こっちが西か
思ってる方角と全然当てはまらない
狭い路地に車が数台立て込んで、郊外の夕方も時間に追われる
いつもの見切り品を購入して、「お箸いりますか」
そそくさと帰る
Lucie,Too「Lucky」
さっそくですが、なぜ「今日は特別な日」なのか。
考えられるのは「今日」が「2人」の記念日、もしくは「2人」のいずれかの誕生日などの「特別な日」であるから。
あるいは「今日から私 あなたについていくわ」、「あなたに尽くすこと決めたの」と「私」が決意したのが「今日」であるから。
1つ目であれば、もともと「今日」が「特別な日」であり、その「特別」が「私」の決意を促したということになる。
2つ目で
『時をかけるな、恋人たち』
最近のTVドラマといえばフジ系列(カンテレ「大豆田とわ子と三人の元夫」、東海テレビ「最高のオバハン 中島ハルコ」)ですが、今作(カンテレ)も素晴らしい。
ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がけるSFラブコメディーで主演は吉岡里帆(常盤廻)、相手役に永山瑛太(井浦翔)。
吉岡里帆といえばクマムシの「なんだしっ!」のMVだし、永山瑛太といえば「ディア・ドクター」な私にとって得でしかない配役です。
再び、「才能なし」とは言うけれど…
以前、TBSのバラエティー番組「プレバト‼︎」の人気企画「俳句の才能査定ランキング」内で評者の夏井いつき先生が下す「才能なし」評価は妥当なのか?という疑問を呈したことがありました。
前回は詳しく説明しませんでしたので、それではどうして「才能なし」ではないのか十分に伝わらないと思い、改めて以下にその理由を述べたいと思います。
まずは、
夏の朝あせって歯ブラシ鼻の中(風間トオル)
いくら焦って
櫻坂46「条件反射で泣けてくる」
思ったのは、この歌詞は当て書きではないよなということ。
10代から20代の年齢の女性が歌うにしては、違和感がある。
それは、歌詞がおかしい・不自然だとかそんなことが言いたいわけではない。
あくまで、歌い手である彼女たちが、彼女たちの視点から見たり感じたであろう世界とするには苦しいのではないか、という意味だ。
もちろん、アイドルが歌う作品として破綻していないし、十分に成立している。
とは言
八千代少年少女合唱団定期演奏会
4月10日(日)に八千代市市民会館で開催された八千代少年少女合唱団の創立45周年記念 定期演奏会を観覧してきました。
開場時間の10分ほど前に市民会館のロビーに到着すると、すでに多くの人が集まっていました。OB・OG含めた出演者・スタッフの人数が50~60人くらい(あるいはもっと多いかもしれません)かと思われるので、子供たちの親御さんや家族などの関係者だけでもけっこうな人数です。
その場所にい
「おいハンサム!!」、終わってしまいました。
「ハンサム」とは、まずは伊藤源太郎(吉田鋼太郎)の3人の娘の相手の男のことだろう。容姿は整っているかもしれないけれど、男としてどうなんだという父親(と母親)からの問い質しが「おい!!」なんだろうなと思う。
ドラマを通しての結末を先取りすれば、長女と三女は結局元の鞘に収まる結果になったが、次女だけは新しい相手を選択した。その選択の影響か、個人的に一番魅力を感じたのが次女(里香・佐久間由衣)だ。