HSCの不登校② 娘を信じて待つ
こんにちは、結(ゆい)です。
このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
今回は、HSCの特性をもつ長女が学校との距離感を決めていくまでをお伝えします。前回からの続きなのでそちらからを先に読んでいただけると嬉しいです。
休んだものの食欲が戻らない
HSC(非常に敏感な子ども)の性質を持つがゆえに、学校が楽しいと感じながらもエネルギー切れを起こしていた長女。
「学校を休みたい」と意思表示をしたものの、「行きたい、行かなきゃ」と思っていたため心が休まることはなく、食欲が落ち、少しずつ痩せていきました。
親からすると明らかな身体症状が出ているので、学校との距離感を考えなければならないのは間違いありません。
とはいえ、あくまでも長女自身がどうするかを決めなければ意味がないと思っていました。
そのため長女には、「学校に行くか行かないかは、自分で決めていいんだよ、お母さんはどんな選択も応援するからね」と伝え、長女が何かを判断できるだけのエネルギーが回復するまで、2~3週間見守り続けたのです。
ゆっくり気持ちを聞く
長女が少し元気になってきたころ、思い切って「学校との距離感をどうしたいと思っているのかな」と問いかけてみました。
もちろん、すぐに明確な答えは返ってきません。娘自身、なぜ体が疲れているのか、わかっていないからです。
それでもゆっくりと、娘の言葉に耳を傾け続けていると、「えっとね、基本的には行かない。それで、行きたいなーって思うときだけ行くのがいい。」と小さな声で教えてくれました。
その時の娘は涙目で、全身から「こんなことを言ってもいいのかな…?」という不安が伝わってきました。
ホームスクーリングという選択肢があると知っていた娘でもやはり、みんなが通っている学校に行かないと口にすることは、とても勇気がいることだったのでしょう。
私からは「気持ちを教えてくれてありがとう、学校にはお母さんやお父さんから、きちんと伝えておくから、安心してね」と言葉をかけました。
すると娘は「うん。おかあさん、いっぱい時間がかかったのに、私が気持ちを言葉にするの、手伝ってくれてありがとう」と言ってくれたのです。
娘の食欲が落ちたとき、親の側から「しばらく学校を休もう」といって休ませる選択肢もありました。
ですがそこをぐっとこらえ、娘の気持ちが落ち着いて、自分の意思を言語化出来るまで見守ってよかったなーと感じた瞬間でした。
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次回は、学校との距離感を決めた長女が、どのようなホームスクーリングをしていくかをお届けします。
↓次回↓
子どもの気持ちを聞く工夫として、こんなこともしています。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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