フルタイム勤務でも、子どもとの時間を作る「寝る前だっこ屋さん」
働きながらの子育ては毎日忙しく、子どもたちとゆっくり過ごす時間を取れません。
そんなときでも、子どもたちと密な愛情交換をするために行っている「寝る前だっこ屋さん」という習慣と、そこから得られるプラスの効果についてお伝えします。
忙しい自分とホームスクーラーの子どもたち
私は毎朝子どもたちより早く家を出て、帰宅してからも就寝までバタバタします。
そんな忙しい日々を送っていると、私が家事をしている横でゆったり過ごしている(ようにみえる)子どもたちにイライラしてしまうことも多く、そんな自分に自己嫌悪…という悪循環に陥っていました。
そんなとき、本や音声メディアから仕入れた知識を組み合わせて「寝る前だっこ屋さん」を始めました。
「寝る前だっこ屋さん」とは、寝る直前、子どもとハグをして「今日楽しかったこと3つ」を聞く、これだけです。でも、押さえておきたいポイントが3つあるので、順に解説していきます。
寝る前のコミュニケーション
①一人ひとりと個別にハグをする
子どもにとって、「親を独占できる時間」は特別です。
ハグの途中できょうだいが話しかけてきても「いまはこの子との時間だから、君の時にゆっくり聞かせてね。」と言い、あくまで今ハグをしている子との時間を大切にします。
②子どもが教えてくれた楽しかったことを、そのまま受け止める
子どもは毎日色々な「楽しかったこと」を教えてくれます。
これに対して親が「でもそれって○○じゃない?」と自分の価値基準で評価を加えると、子どもは「これは『いい』って言ってもらえるかな?」と考えてしまうようになります。
楽しかったこと3つを聞くのは、どんな一日でもささやかな喜びを感じ、「楽しかったなぁ」という気持ちで眠りにつくためなので、親は「そっかーそれは楽しかったねぇ」と共感に徹します。
③五感を使って子どもに集中する
一緒にいる時間(量)を増やせない分、愛情交換の濃度(質)を高めるため、ハグの間はその子の体温や息遣い、声の響きに集中します。
すると、溜まっている家事や気になる仕事を頭から追い出せるので、親にとってもマインドフルネス的な効果があるなと感じています。
もちろん、子どもの個性や年齢によってはハグではなく、手を握ったり、傍に寄り添う形でもいいと思います。
大切なのは、1日1回子どもの気持ちをただ聴くことに集中する時間を作ることなのです。
日常の中に幸せを見つける力
海外のようにハグの文化が希薄な日本で育つと、「さあ、ハグをしよう」というのは親子共にちょっと照れ臭かったりします。
「寝る前だっこ屋さんを開店している」という建て付けにすることで、親はだっこ屋さんの店員、子どもはお客さんという「ごっこ遊び」要素が入り、毎日の習慣化がしやすいです。
ちなみに、我が家の子どもたちがよく挙げる「よかったこと」は、ご飯が美味しかったとか、お散歩に行ったら川がキラキラしててキレイだったなど、ささやかなことです。
でも、こんなふうに日常の中から楽しさを3つ見つける習慣を持てば、どんな人生を歩んだとしても、幸せを感じていられるのではないかなと感じています。
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次は、私が感じたささやかな幸せについてお届けします。
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別記事で、子どもたちの不断の過ごし方についても触れています。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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