ホームスクール家庭と学校の連携③ 面談・家庭訪問でなに話す?
こんにちは、結(ゆい)です。
このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
今回は、先生との面談や家庭訪問をどうしているかについてお届けします。
ホームスクーリングをすることになったきっかけなどは、
【不登校からのホームスクーリング① 長男の不登校に揺れる親心】をお読みください。
学校側から見たホームスクーリング家庭
長男は、小1の9月で不登校を経てホームスクーリングという育ち方を選択しているため、週1回のことばの教室への通級を除き、全く登校していません。
我が家としては、毎日好きなことに没頭し、生き生きと成長している彼の姿を目の当たりにしているため何の問題も感じていませんが、これを学校側の視点から見たらどうでしょう。
おそらく、「子どもがどのように育っているのか、実態が見えないご家庭」と映ります。学校としてはその運営上、在籍している子どもがどうしているのかを知っておきたいと考えるのは当然の流れです。
学校に来ない子どもが健やかに育つ環境にあるのかを把握することは、虐待やネグレクトを防止するためにも必要なことですし、各種通知で学校に求められている役割でもあります。
このあたりについては、スクールソーシャルワーカーのさーやさんが、学校・行政がどのように考えているかについて、丁寧にご紹介くださっています。
そのため我が家は、学校側から面談を希望する連絡があったとき、必ず赴くようにしています。
時間は30分~1時間程度ですが、先生方とお話しする中で、新たな気づきが得られますし、相互理解を深めることで「ホームスクーリングという選択肢もあるのだな」と認識してもらう良い機会ととらえています。
接触は、子どもの意向最優先
ですが、先生と子どもが顔を合わせる家庭訪問となると、今度は子どもの意向を最優先します。
先生と顔を合わせるのはOKか、親が一緒にいられるタイミングの方がいいか、1人で対応できるのかなど、子どもの考えや希望をしっかり聞き取り、学校側に伝えます。
なぜそこまで丁寧にするかというと、子ども自身が不登校でエネルギーをすり減らし、「学校」という存在を感じることすら苦痛になっている場合があるからです。
その状態の子どもにとって先生による家庭訪問は、唯一安心できる家の中に学校という存在が入り込むということにほかならず、ダメージに直結しかねません。
これは、その先生が好きか嫌いかという感情論ではなく、学校の先生という属性そのものが、辛く感じてしまうということです。
その場合は、親が学校に赴くなどして丁寧に状況を説明し、家庭訪問や電話連絡などの本人へのコンタクトはしないでほしいとしっかり伝える必要があるでしょう。
我が家の場合は、長男も長女も「先生がお家に来てくれるの?オッケーオッケー♪」というスタンスだったので、毎週1回、担任の先生がプリントを届けがてら訪問しています。
いまの担任の先生方は我が家のホームスクーリングを興味深く見守ってくださっているので、子どもたちにとっては、親以外の大人とたくさん話すいい機会になっていると感じます。
長男も長女も先生が来ると、自分が作った作品や出来るようになったことを次々と披露し、とても楽しそうなお喋りを繰り広げています。
学校と連携する意義
学校との連携の取り方に一つの正解はありません。
そもそも、子どもに学校に通う義務はないのだから、細かに学校と連絡を取ったりホームスクーリングをするための「許可」をもらう必要はない、という考え方もあると思います。
あくまでも私個人としては、学校に行くか行かないかは子どもの判断で、その考えがいつ変わるかわからないのであれば、もっとも身近な教育機関である学校と連携を取り合っていくことも、一定の意味があるのではないかと思います。
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