ゆあん【由庵】〜一服のお茶を飲みながら、ほっとする時間をご一緒に〜

自分の経験や思ったことを共有することで、読んでくださるみなさんが少しでも「ホッ」とでき…

ゆあん【由庵】〜一服のお茶を飲みながら、ほっとする時間をご一緒に〜

自分の経験や思ったことを共有することで、読んでくださるみなさんが少しでも「ホッ」とできる、「大丈夫なんだ」と思える、一服のお茶のようになれたら。そんな願いを込めて、日々の様々なことを綴っていく場所にしたいと思っています。

最近の記事

不思議だけど、確実にこの世にあること

初めて鶴瓶さんと小籔さんの「ヤブツル」という番組を見た。 なかなか面白かったので、過去の放送も探してみようかと思うのだけど、 印象的で忘れたくない話があったので、書き留めておこうと思う。 お二人が奥さんとのあれこれを話しているときに、 鶴瓶さんが紹介したこんな話があった。 酔っ払って帰宅し、そのままお風呂に入ってたらいつの間にか寝てしまった。 そしたら急に「あんた!寝てたらあかんで!!!(※正確なセリフは失念。でもこんな感じだったハズ)」と奥さんの大きな声がして、 慌てて

    • 「やりたいことがわからない」あなたへ

      最近YouTubeを見ていて、なるほどなぁ・・・と思ったことがあった。 エネルギー不足だと、やりたいこともわからないらしい。 「この際だから、やりたいことをやればいいじゃん」 これ、ひょんなことで退職することになった私が、周囲からわりとよく受け取った言葉だった。 そうだね〜、そうだよね〜、こんな機会(退職して次の仕事の目処もない)あんまりないしね〜・・・と、そのたびに答えたものの、 「やりたいことって・・・なんだ?」 というのが常につきまとっていた。 やりたいこと。

      • 「あなたは大丈夫」と言ってあげて

        新年、今年はいつものスケジュール帳の購入をやめたので、 何かを書きたい!と思った時に書くものがない。 フランス語を勉強していた数年前に、学校でもらったノートがあったよな・・・と思ってガサゴソと戸棚を探っていたら、 使った形跡のない大学ノートが出てきた。 使ったような気もするけど、何を書いたのかな?とパラパラとめくると、 最初の1枚にだけ、小説のような書き出しの文章が。 一瞬でわかった。 会社から退職勧奨を告げられた、その日のことが綴ってある。 もくもくと膨らむ当時の光景

        • 備忘録:冬の着物の体感について

          2024年1月某日 晴れ時々曇り 最高気温12度 最低気温1度 会社でお世話になった先輩からカメラのレンズを譲っていただくことになり、急遽、お会いすることに。 指定された場所が素敵なレストランで、お正月に一度も着物の袖を通していなかったので、普段着よりはおしゃれ度高め(?)の着物で出かけることに。 着物:袷 ZOU 鶸色とライムグリーンの唐織 ”幸せを運ぶ小鳥”  道行:鴇浅葱色 吾亦紅(ワレモコウ)柄 帯:西陣織名古屋帯 憲法黒茶色 破れ七宝に梅、松、菊 帯揚げ:薄萌葱

          SNSが仕事になるご時世…にひっかかる

          何か、解せない、言葉にできないけれど、 進もうとする自分を止めるもの、のようなひっかかりって、たまにある。 この先、どうやって食べていくか、ということを考えている昨今、 無意識に「貴方のスキル、求められています」「こんなことをして会社員時代の◯倍の収入達成!」「SNSで稼ぐ」などという記事に目を止めているのか、 最近のSNSは賢くて、その関連記事の表示が自動的に多くなっている。 ただ、そうしたものの中には良からぬものもあるそうで、 見る側にも用心というかある程度の警戒が求め

          備忘録:秋の着物の体感について その1

          10月28日 晴れ 最高気温23度 友人に誘われて三溪園で開催されていた「手仕事に遊ぶ錦秋」へ。 三溪園も初めて、三溪園の中の建物に入るのはもちろん初めて。 バスか車でしか行けないのでアクセスが良いとは言えないものの、これまで訪ねる機会がなかったのが残念に思えるほど、いいところだった。関東にいる間に、再訪したい。 着物:単衣 水色 江戸小紋の御召 羽織:小千谷紬 葡萄酒色 雪花絞 帯:知念貞男作 紅型名古屋帯 鶴に流水、桜楓に牡丹 帯揚げ:藤紫の菱紋に飛び絞り 帯締:紺瑠

          「しあわせ」を決めるもの

          たまに、 「世の中にはご飯が食べられない子供たちがこんなにもいて」 「屋根がないところで生活している人たちがたくさんいて」 「寒くても暖かいコートを着ることもできない人たちが大勢いて」 「でも、屋根があるところで眠れて、食べるものにも着るものにも困っていないなら、あなたは幸せですよ」 と、言われたり、記事で目にすることがあるけれど、 違うんじゃないかなぁ・・・と思う。 確かに、恵まれていることはたくさんあるかもしれない。 会社に勤めていた時は「仕事がなくて困ってる人

          備忘録:夏の着物の体感について その4

          8月8日 晴れ 最高気温 36度 久しぶりに元会社の大先輩ふたりと久しぶりの食事会。 といってもわたしのリクエストでもんじゃ焼き。 話題のドラマ「VIVANT」で濱田岳くんが焼いていたもんじゃを見ていたら、 無性に食べたくなり、わざわざ月島へ。 着物:鳴海絞りの浴衣 帯:博多紗献上の半幅 帯揚げ:井澤屋 絽の輪出地染め 水仙 三分紐:濃緑 帯留:朝顔 足元は足袋に下駄 夕方でもまだ暑いのと、もんじゃのにおいがつくことは覚悟していたので、 もう一度着たら洗おうと思っていた

          備忘録:夏の着物の体感について その3

          夏の着物でお出かけ、第4弾。 7月29日 晴れ 最高気温 36度 先輩の一周忌が7月中旬だったので、昔の仲間に声をかけて飲もう、となった。 亡くなる前、「今年の夏は浴衣を着ていつものあの店で冷酒を〜🎵」と企画していて、結局、それは実現できなかったので、 この日は着物で行く!と決めていた。 着物:小千谷縮 帯:召しませ花 しろくまとビール 帯揚げ:衿秀 麻 淡黄色 黄色の三分紐にビールの帯留 足元は足袋に下駄 この日は流石に暑かったので、小千谷縮を浴衣のように1枚で、下に

          備忘録:夏の着物の体感について その2

          7月20日 晴れ 最高気温 33度 18時から、先輩の親戚がやっているという天ぷら屋さんで久しぶりの旧チームとの夕食会。 日中は暑くてどうしようかと逡巡したけれど、この日のために誂えたようなものなので、予定通りの格好で出かけることに。 着物:小千谷縮 帯:召しませ花 しろくまとビール 帯揚げ:衿秀 麻 淡黄色 黄色の三分紐にビールの帯留 襦袢:深緑の麻襦袢 半衿:白の絽にペンギンの刺繍 足元は足袋に下駄 自宅を出たのも夕方だったので、思ったよりも暑くなかった。 歩いている

          仕事がなくても機嫌良く過ごせる才能

          多少の気分の浮き沈みはあったとして、 仕事をせずにいたこの2年、多少の落ち込みー最大10日くらい気分が滅入るーがあったとしても、ほぼ毎日を機嫌良く過ごせてきたのは、 自分の意外な能力の発見だった気がする。 仕事に就いていた時には考えられなかった。 なにせ、帰宅した後も寝る前も、頭の中にふっと仕事のことがよぎると、 相手との想定問答をはじめてしまう程度に、ワーカホリックだったから。 実際、仕事を辞めることになった際には、 お前なんていらない、と言われた気がして、 そんな自分

          備忘録:夏の着物の体感について

          お祭りや花火の時に浴衣を着る、程度のことはあったけれど、 真夏に昼日中から着物を着て出掛けて、果たして何事もなく1日過ごせるのか? 今年は、それに初挑戦してみたので、その記録をつけておこうと思う。 まず第1回目は京都。朝10時過ぎから綿紅梅地の浴衣に襟をつけ、楊柳綿のステテコにポリエステルの裾よけ、麻の半幅帯に足袋をはいて外出。 この日は曇りと言いつつ、実際には結構晴れていて、気温は30度程度。 暑いし汗は出るものの、下着も浴衣も肌にまとわりつくことはなく、夜は上七軒のビア

          いつからでも、再スタート、上等!!

          ぎっくり腰(数度目の)になってから、 半分嫌気がさしていた食事管理も億劫になり、 なんちゃってダイエットから離脱した。 そろそろ腰も問題なさそうだから、いい加減運動を始めないとなぁ、と、 思いながら自分の再成長したお腹を見る。 と、その気が萎える・・・。 でもこのままだとまずい。 接着剤付きのソファから無理やりお尻をひっぺがし、 なんとか久しぶりのジムに行き、運動を始めた。 運動は気持ちがいい。 適度な負荷で筋トレをするので、自宅でやる筋トレよりは楽な気がする。 問題

          変わることの、サイン?

          パリンっ! と軽い音がして、反射的に手を引っ込めた。 手元を見ると、文字どおり粉々になった耐熱ガラスの計量コップが、 これまた置いてあったティーカップの中やら、流しやらに飛び散っていた。 多分20年くらい使っていたと思う。 これまでに何度か手元が狂ったりして床に落としたこともあったけど、 割れずに活躍してくれていたのに、 今回はなぜか、見事、と言えるくらい、粉々に。 怪我をしないように、カケラを拾い集めながら、 ものが壊れる時は何かが変わる時だ、とかいうなぁ…と思った。

          スーパーで「雪の茅舎」の酒粕を見つけて即購入、粕汁を作ってみた。 うまくいったのでこれに味をしめ、3回目に作った粕汁に、大根などの根菜の他、じゃがいもとなめこを投入したところ、ゼリーのような、ムースのような粕汁になってしまった。なんでも入れればいいというものではない、と学習。

          スーパーで「雪の茅舎」の酒粕を見つけて即購入、粕汁を作ってみた。 うまくいったのでこれに味をしめ、3回目に作った粕汁に、大根などの根菜の他、じゃがいもとなめこを投入したところ、ゼリーのような、ムースのような粕汁になってしまった。なんでも入れればいいというものではない、と学習。

          層のキレイな、パフェのように

          出張で東京に行くので、会えませんか? と、元職場の友人から、久しぶりに連絡をもらった。 暑さと、友人の喪失で、 何をするにもどんよりしていたので、 久しぶりに、本当に久しぶりに張り合いが出た。 かつての自分がそうだったように、 待ち合わせに間に合う時間のギリギリまで仕事に励んで 文字通り駆けつけた彼女たちが、 本当に美味しそうにビールを飲み干す様は、 イキイキ、キラキラして見える。 数ヶ月ぶりの再会だったので、他愛のない話に始まり、 子供たちの成長や親の話、兄弟の話、か