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仕事がなくても機嫌良く過ごせる才能

多少の気分の浮き沈みはあったとして、
仕事をせずにいたこの2年、多少の落ち込みー最大10日くらい気分が滅入るーがあったとしても、ほぼ毎日を機嫌良く過ごせてきたのは、
自分の意外な能力の発見だった気がする。

仕事に就いていた時には考えられなかった。
なにせ、帰宅した後も寝る前も、頭の中にふっと仕事のことがよぎると、
相手との想定問答をはじめてしまう程度に、ワーカホリックだったから。

実際、仕事を辞めることになった際には、
お前なんていらない、と言われた気がして、
そんな自分には生きてる価値もない、と思った。

先日、久しぶりに昔の職場の仲間と会う機会があって、
何してるの?という話になり、いまだに無職だ、と伝えたら、
いいなぁ〜と羨ましがられた。

仕事をしている友人が羨ましくないわけではないが、
私には今、自分を縛る、その最たるものが仕事だと思うけど、
それがない、ということがいいなぁ〜いいでしょぉ〜と、思える。

毎日仕事をしている人たちから、
「毎日、何やってんの?(暇すぎるでしょ)」
と言われるけど、
仕事が無くたって毎日、何かとやることはある。
ほとんどは家にいるけれど、
たまーに、例えば会社の面接のための課題準備などで図書館に行けば、
背表紙を見ただけで読みたくなる本が山ほどあって、
課題そっちのけでワクワクしてしまう。

Amazon primeを検索すれば、
あ〜これ、見たかった映画だぁ、というのが候補に何本も上がってきて、
面接が終わったら観ようかなぁ、と先の楽しみが増える。

まぁ、これも貯金が続く限り、という期間限定で、かつ、
食べていくことの不安とは隣り合わせではあるけれど、
ストレスフリーの、時間も使い放題、やりたいことし放題のいまは、
それなりに悪くない。

こんな夏は、定年(果たして働くのか?働けるのか?!)を迎えたあとにしか、
巡ってこないだろうな。




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