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備忘録:夏の着物の体感について

お祭りや花火の時に浴衣を着る、程度のことはあったけれど、
真夏に昼日中から着物を着て出掛けて、果たして何事もなく1日過ごせるのか?
今年は、それに初挑戦してみたので、その記録をつけておこうと思う。

まず第1回目は京都。朝10時過ぎから綿紅梅地の浴衣に襟をつけ、楊柳綿のステテコにポリエステルの裾よけ、麻の半幅帯に足袋をはいて外出。
この日は曇りと言いつつ、実際には結構晴れていて、気温は30度程度。
暑いし汗は出るものの、下着も浴衣も肌にまとわりつくことはなく、夜は上七軒のビアガーデンで22時過ぎまで外にいたが、体調が悪くなることはなかった。

気をよくて第2回目。従姉妹が遊びに来た三連休、昼前に東京駅で出迎えて、浅草とスカイツリーを案内。
着物は先日の京都と同じだが、汗取り用にタオルを背中に忍ばせ、悩んだけれど足捌きを考えてステテコの上に裾よけもプラス。
この日は雲はあったものの、照りつける日差しは強く、都会は地面からの照り返しも厳しい。最高気温は33度、三連休とあって人出も多く、歩くのにも一苦労。
東京駅やスカイツリーは冷房も効いていて、暑いと思うことはなかったものの、たった3度ではあるものの前回より気温が高かったせいか、浅草散歩を終える頃に頭痛がし始めて体に熱がこもっているような感じが。タイミングよく甘味処に入ることが出来、従姉妹に付き合ってかき氷を食べたのが良かったのか、上半身にこもった熱気はすーっと下がっていき事なきを得た。

麻や絹になれば、もっと心地よく過ごせるものらしいが、絹には恐ろしくてまだ手が出せない(汗だくになってダメにしてしまう自信がある)。
今夏、初めて麻着物を誂えたので、今度試してみて、その記録も記しておこうと思う。

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