マガジンのカバー画像

我慢は昨日に捨ててきた。

30
仕事のストレスで心が駄目になり、半年間休職したアラフォーが、駄目になった心と、如何にして付き合って生きているのか。 あくまで個人の出来事なので、すべての苦しむ人に当てはまるかは分…
運営しているクリエイター

#女子プロレス

人と出会う、ということ(番外編)

人と出会う、ということ(番外編)

もうちょっとだけ、つづくんじゃ。

帯広選手を通じて、女子プロレス…と言うよりは、我闘雲舞という団体に魅力を感じるようになった。

目の前で繰り広げられる、限られた空間を使っての試合。
「ベビーフェイス」や「ヒール」という枠組みに捕らわれない、各選手の魅力と個性。

歌って、踊れて、戦える。
たぶん企画を出したら「要素を盛り込み過ぎだ!」と怒られるパターンだが、それを感じさせない。

この魅力を、

もっとみる
人と出会う、ということ(最終回)

人と出会う、ということ(最終回)

2018年12月11日。遂にこの時がやってきた。

ひとりの女子プロレスラーが、怪我を克服し、ふたたびリングに立つ姿をこの目に焼き付けるため、初めての新木場1stRINGを目指す。

生憎の雨模様だけれども、そんなことはどうでもいい。
仕事を早めに切り上げて、さっさとオフィスを飛び出した。

そういや新木場は、これまで仕事以外で来たことがないなー。
ましてや夜。到着した時点で、忍法軽く迷うの巻。

もっとみる

人と出会う、ということ(7)

話は前後するが、この「note」というコンテンツ、実は帯広選手がきっかけで知った。
怪我による欠場が続く中、復帰までの日々を不定期に綴った日記とでも言えばいいだろうか。

タイトルは「私、もう一度地獄突きができますか?」。
有料コンテンツではあるが故、僅かながらも帯広選手の応援ができるならと思い、始まったときから購読を続けている。

さて、地獄突きといえば、昭和のプロレスファンならピンとくるだろう

もっとみる

人と出会う、ということ(6)

年始からバタバタ続きで、随分間が空いてしまった。

色々と新しい話を仕掛けていきたいので、年始の挨拶回りと企画絡みの交渉に走り回って、ようやく少し落ち着きつつある。

さて、話を元に戻そう。
前の話からどんだけ開いてんの!って有様ですからね。

帯広選手にお会いして、いよいよもって「我闘雲舞」を体験せねば!という決意も固まり、市ヶ谷で開催される試合へ訪問した。

会場近くまで行くと、既に多くの男性

もっとみる
人と出会う、ということ(5)

人と出会う、ということ(5)

リング上で戦う帯広選手の姿を見たい!
しかし、そう思ったとき、怪我の手術によるリハビリ期間を含め、長期休場中だった。

嗚呼、我ながら何と間の悪いことか!
このとき、改めて思った。

「下手な遠慮や我慢は、色々な機会をフイにしかねない!」んだと。

そう、機会というのは一期一会。
一度逃したら次はないかもしれないぞ!

Twitterなどの情報によると、帯広選手はリハビリと併せ、新宿歌舞伎町の「

もっとみる

人と出会う、ということ(3)

帯広選手がきっかけとなり、少しずつ女子プロレスに興味を持つようになってきた2016年。

彼女の所属している「我闘雲舞(ガトームーブ)」は、さくらえみ代表が設立した団体で、他団体との大きな違いは、タイと日本を拠点としているということ。

ムエタイ文化の濃いタイで、プロレスラーになりたい!という志を持つ若者を育成し、タイでプロレスを定着させるという目標を掲げている。
そして、日本でも頻繁に試合が開催

もっとみる

人と出会う、ということ(2)

それから数日後、こんな記事がwebに掲載された。

『燃えろ!プロ野球ホームラン競争SP』帯広さやかがTAPPLI編集部に乱入!ガチンコ勝負だ!

ここで初めて、互いの姿も知らず、寝る間も惜しみ、ホームランを打ち続けたライバルの姿を目にすることになった。

長い黒髪、左側面に赤い炎をあしらった、ブルーのラメが眩しいコスチューム、そしてライターとのガチンコ対戦仕立てになっている記事の各シーンで見せ

もっとみる

人と出会う、ということ(1)

ちょうど1週間前の夜、自分は新木場で泣いていた。

悲しかったワケじゃないし、ましてや心の病が突然顔を出し、情緒不安定になったワケでもない。

視線の先には、ある女性の姿があった。

その人の名は、帯広さやか。
プロレス団体「我闘雲舞(ガトームーブ)」所属のプロレスラーだ。
試合による怪我と手術により、約1年間、リングから離れていた。

そんな彼女が、長く苦しかった(であろう)欠場期間を経て、遂に

もっとみる