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シンプルな瞑想をやってみよう!雑念もバッチコイ!

前回の記事で瞑想のメリットについてお伝えいたしました。

これを読んだ方は
「え、こんなん瞑想したくなるやん」
と思ったことでしょう。


それでいいんです。
罠にかかってくれましたね。
瞑想沼へようこそ!


そんなわけで今日は早速瞑想してみましょう。
簡単です。まずはやってみよう!


◆坐禅による瞑想をやってみよう

まず今回お伝えしたいのは基本の坐禅による瞑想です。

瞑想は基本的には坐禅がベーシックではありますが、マインドフルネスが流行している昨今では様々な瞑想があります。
これはまた別の機会に紹介したいと思います。


座禅は基本的にこのポーズで行います。

大仏っっっ!!

あぐらをかいて、両手で円を作る。(法界定印というポーズ)
背筋は伸ばし、顎を少し引く。

これがベーシック。
深い呼吸がしやすくなる。
決してかっこつけるためのポーズではない。

ちなみにこの「印」というポーズ。
ヨガではこのように膝の上に片手ずつ丸を作ることが多い。


インドでは体の中にプラーナという生命力が流れており、それが枯渇すると命が尽きると思われてきた。
プラーナは手や足の指先から流れ出るとされており、プラーナの流出を抑えるためにあぐらをかいたり、印を結ぶことで、指先を隠しプラーナの流出を防いでいたのだそう。
ヨガも仏教も坐禅瞑想のポーズの由来はこれなんですね。
インド人の考え方って独特で面白い。


ちなみに仏教式のお葬式や法事で正座をするのも同じ理由。
生きている者たちが生命力を流出させないため。「死」に引っ張られないためらしい。


「基本的にはあぐら」とか色々書いたけど、自分がリラックスできればなんでもOK。
基本ポーズで緊張して呼吸が浅くなるなら別のポーズを探してみて。



◆それではレッツ瞑想!

ポーズが決まったら早速始めましょう。

目を閉じる、もしくは半眼になり、心を落ち着け呼吸に集中〜〜…。


はい、これでOK!


「は?ちゃんとやり方教えてくれるんじゃ無いのかよ!」
と思ったそこのあなた。


やり方はこれで全てなのです。


「いやいやだって、全然心が落ち着かないし!」
「雑念だって湧いてくるし!」
と思いますよね。


それも込みで瞑想なのです。




◆瞑想とは「あるがままを見ること」


そう、瞑想とは
あるがままを見ること。


これに尽きます。
ぶっちゃけこれがゴールと言っても過言ではない。


「無」になること。
これがゴールだと思っていませんか?
答えは半分YESで半分NOです!


無って何も無い状態です。
何も無い状態をどうやって知覚するのでしょうか?
知覚しているあなたは誰なのでしょう?
あなたは【在る】のではないですか?


…というような答えがあるような無いような問いかけをするのが仏教哲学。そしてその答えを自分で探すのが仏教哲学です。


上述したとおり「無」になることをゴールにするのは難しいです。無って在るようで無いし、無いようで在るのだから。


瞑想とは「ありのままを見ること」です。
これが始まりでもありゴール。
瞑想の全てはこれ。


ありのまま、ですよ。
いいですか?


雑念が湧いた←という状態をありのまま見る

これでOKなんです!


そういうことか〜…


雑念が湧いた←雑念が湧くなんてダメだ!無だ!無になろう!

↑これはありのまま見ていると言えるでしょうか?


答えはNO!
流れに逆らっているからです。
ありのままを見られていません。、


川の流れをただ眺めるように、自分の中に湧き出る感情をただ見つめてください。
見つめたら、それをそっと流してあげる。
それでOK。


こうしていくと雑念が湧いたとしても頭の中がごちゃごちゃと忙しくなることはないでしょう。


雑念が湧いたポイントから新たな雑念に繋げないよう、そこだけ注意。
ですが、この場合も無理やり「雑念をつなげないようにしなきゃ!」と逆らって心を働かせないようにしてください。
慣れてきたら自然とできるようになります。


ひとつ雑念が湧いたら流す。
ひとつ雑念が湧いたらシャボン玉を割るようにパチンと消す。
ひとつ雑念が湧いたら呼吸に集中する。


これを繰り返すだけです。


決して
「雑念が湧いたから瞑想失敗だ〜」と思わないように。


「たくさん雑念が湧いたな〜。色々忙しい時期だからかな。」
「今は少し疲れてるのかもな〜。」
のように観察する感じで。


自分の外側にもう1人の自分がいて、高いところから自分の本体を見ているような…。不思議な感覚になれますよ。
これが気持ちいいのです。(私はね)


◆まずは5分から

以上がとってもシンプルでベーシックな瞑想の方法です。

最初は雑念が湧きやすいと思いますが全然大丈夫!
ありのままを見つめましょう。

慣れてくると自然と雑念は少なくなってくるし、落ち着けるようになってきます。

瞑想はもともとは仏教の修行ですから、最初からうまくいかせよう!と思わなくて大丈夫。

修行とはトレーニングです。
積み重ねで自分なりの瞑想ができるようになりますよ。

まずは5分間からやってみましょう!

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