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Digることで「信頼を得ることができる」

Digるとは「自主的に調べて深掘りしていく」ことで、探究心を持って深い部分までしっかりと掘り起こす行為を指すため、深度が深ければ深いほどDigの精度は上がっていきます。

Digるとは物事を深掘りする能力で、Digは「興味関心」が高く「知的好奇心」に溢れ、知るために行動を起こせる人が身につけることができるスキルです。

Digることで対象の持つ本質的な部分やコンテキスト(文脈)、歴史的背景、類似する性質のモノが見えてくるため新しいアイデアを生み出すことができます。

そしてDigることによって対象物に対する深い専門性を得ることができ、確かな芯をもって対象物に対して接することができるようになります。

私は「Dig」という行為を行うことで「信頼」の元となる確かな実績や専門性の高い知識を得ることができると考えています。

そして、最終的にDigは信頼性を生み出し、対象物に対するスペシャリストとしての信頼関係を気づくことができます。


Digには情熱が必要

Digとは「勉強する」や「探す」と類似の意味を持っていますが、本質的な部分では大きく異なります。

「掘り起こす」行為は対象物に対して新しい部分を掘り下げていく作業であり、既に完成されているモノに対して、その更に深い部分を自ら探しにいく行為です。

また、Digは既に目の前には対象物が存在します。

事柄に対して抱いた関心を元に知的好奇心の赴くままに深掘りしていくことで「コンテキスト」や「歴史」を学び、それを対象物と結びつけることで本質的に対象物を理解していきます。

また、新たなる発見をする度でもあるため、Digには対象物に対する高い情熱が必要不可欠です。

「なんとなくDigる」ことはできません。

Digるには本気度合いが必要です。本気でなければ深いところまで行く事すらできません。だからこそ「Digれる人」は自身の持つ稀有な才能に誇りを持つべきです。

あなたは「Digれるほど好きなもの」が自身で理解出来ているのですから。


【Digり方の例】

・対象物の歴史を調べる
 -「いつ」「どこで」「誰が」生み出したのか
 -誕生に影響を与えた要素は「何か」
 -世界と国内での発展の歴史
 -当時と現在の差異は何か
 -専門書や専門家の解説を探す
 -対象物について書かれた本を読む
 -発祥の地へ足を運ぶ
・対象物の関係性を調べる
 -対象物を構成する要素を調べる
 -対象物を構成する構造を調べる
 -対象物に対しする登場人物の関係図を調査する
 -対象物に関する最も有名な人物を知る
 -対象物の本来の使用からかけ離れた使用方法を知る
 -対象物が与えてた影響について調べる
 -対象物が当てはまるジャンルやカテゴリーを知る
 -同カテゴリや反対のカテゴリを知る
・対象物の現在を知る
 -世界の対象物事情を知る
 -対象物における最新の動向を知る
 -対象物において未来に起こる出来事を知る
 -対象物によって新しく生み出された価値を知る
・対象物と関連する別要素を知る
 -対象物によって起きる社会現象を知る
 -対象物によって起こる心理現象を知る
 -対象物が問いかける哲学問題を知る
 -対象物で表現される芸術要素を知る
 -対象物を構成する要素の歴史を知る
 -対象物を構成する要素の背景を知る
 -対象物を構成する要素の性質を知る


Digには主観的な側面からの観測と、客観的な事実の理解が必要

Digとは主観的な自身の感情や思想、哲学のような要素と客観的な事実によって定められた確実性のある要素が入り混じる行為です。

Digは本人の主観による確固たる芯があって初めて行動に起こされます。

決して崇高なモノではなく、そして学術的でも、ビジネススキルでもありません。極端な言い方ですが「自己満足」の世界です。

DJ達は自己表現として誰もクラブでプレイしていない音源を求めて大量のレコードから掘り出し物の一枚を探しました。

本質的にDigは自己表現であり、自分のために行うことです。

そして質の高いDigには専門性のある知識がどうしても必要になります。

自身の中にある主観的な芯と客観的な事実を組み合わせることでDigの質は変化していきます。

最終的にDigは自身の解像度を上げていき、さまざまな要素と結びつけて対象物に対する自身の見解や表現へと集約していきます。

質の高いDigを行うためには、質の高い情報のインプットとDigというアウトプットが高いレベルで行われている必要があるのです。


Digることで信頼が上がる仕組み

なぜDigると信頼されるようになるのか?

答えは明確で単純です。

Digによって得た知識や体験は当人が認識している以上にディープで希少性の高い経験で、自分よりも後追いで対象物と関係を持った人からすると高い専門性を持った信頼できる人になるからです。

ただ、同じ「Dig」でも信頼できる人にはある共通点があります。

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信頼度の高いDigの特徴
・具体的なレベルまで落として表現できる
・知識の収集だけでなく、体験も重視している
・造詣が深く、対象物の文脈を理解している
・対象物に対する自身の見解が存在する
・視野が広く新しいアイデアを生み出す

信頼度の高いDigは芯がしっかりとしているためアウトプットの質も非常に高い傾向にあります。

そして、自身のDigを的確に外部へ発信する力があるため高い影響力を持ち、対象物の普及活動、並びに啓蒙活動を行うことで新しい価値の提供を行うことができます。

また、広い視野を持ち合わせており、新しいアイデアを生み出すことができるため高い専門性と信頼性、そしてその分野における権威性をDigから生み出すことができるのです。


信頼度の低いDigの特徴
・知識を抽象的なレベルでしか表現できない
・知識を収集しかしていない
・対象物の文脈を理解しきれていない
・対象物への見解は受け入りである
・視野が狭く、従来のモノしか認めない

深い領域までDigをしていてもアウトプットの質が悪ければ信頼を得ることはできません。知識が散漫としており、具体レベルまで落とし込めない場合、Digは出来ていても対象物としっかりと結びついていない可能性があります。

そして視野が狭く、新しいモノへの拒絶反応を見せることでその分野の発展を拒み、退化させる恐れもあるため信頼度は上がらず、逆に下がってしまう可能性も考えられます。


信頼度を上げるDigは「質の高いアウトプット」にある

外部へ自身のDigった成果を発信することで信頼を得ることができます。

この場合「発信」とは畏まった論文である必要はありません。

客観的事実に基づいた質の高いアウトプットは例えばTwitterのツイートでも良いのです。

発信することで自身の考えも整理されるためDigの精度は上がっていきます。

是非とも、あなたの好きなことに対して質の高いアウトプットをしてみてください。

Digによって生まれた信頼はあなたの未来を明るくすることでしょう。


【Digに関する参考記事】

■Digることで「世界の解像度が上がる」

■Digることで「新しいアイデア」が生み出される

■Digることで「新しい出会いが訪れる」


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