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記事一覧
トロントでの研究のこと
5年前のFacebookの投稿から。
私が主にゼミに出ていたトロントのヨーク大学の独立大学院Social&Political Thoughtには、ヨーク大学教授のジョーディ・バーランドや日本ではフェリックス・ガタリの研究で知られるゲーリー・ジェノスコ、マクルーハン研究のジェニー・マーシェソーが私の指導教授の元で学位を取得していました。私が参加していたゼミでは、ラーティーバ・ハディモサRatiba
スチュアート・エルデンのミシェル・フーコー論。
7年前のFacebookの投稿から。
メモ。スチュアート・エルデンのミシェル・フーコー論。
エルデンはアンリ・ルフェーヴルの研究者でもありルフェーヴルのRythmanalysisを英訳している。(Rhythmanalysis: Space, Time and Everyday Life Bloomsbury Revelations)
フーコーがチュニジアからパリに戻って変化したものを分析している
ポピュラー音楽研究におけるシーンについて
「シーン」を語る上でキーとなる概念がaffective alliancesであり、これはローレンス・グロスバーグの論文や著書で十分に展開されているものだ。学生時代に大学院の授業で読んだ。
ウィル・ストローがaffective alliancesについてsystem of articulationで言及していたことは、その後自身も展開していないと思われるが、これは情動に訴える文化を考察する上で重要
日記20240806
今日は、お昼に永井荷風を読む。
『荷風全集』から「おかめ笹」を読む。『断腸亭日乗』で「おかめ笹」を執筆しているとの記述を読み、興味を持った。荷風の小説を読むのは初めてかもしれない。後書や校異表など全集はやっぱり良い。
「おかめ笹」は『中央公論』に最初に掲載された。大正時代の『中央公論』の読書層は新中間層。全集の「後書」にはこのあたりの経緯が載っている。
夕方はブルデューのDistinctionを
読書日記0629 柄谷行人「『マルクス その可能性の中心』英語阪序文」『群像』2020年3月号のメモ
1年前のFacebookの投稿から。
研究のためのメモ。
柄谷行人「『マルクス その可能性の中心』英語阪序文」『群像』2020年3月号のメモ。
柄谷行人は『マルクス その可能性の中心』の英語阪序文において、『資本論』に言及する時に商品の価値形態論を取り上げているのだが、ここで柄谷が重視しているのが交換=コミュニケーションである。それは、『マルクス その可能性の中心』においてソシュールの言語学に