シェア
ラルフ【歌詞短編小説作家】
2021年5月16日 20:42
※この小説は3分で読めます。結婚してから何年たったろう?けど、1年は長く感じる。そんなこんなでいつの間にか12月になっていた。クリスマスのイルミネーションが1つ灯り始めると、まるで連鎖反応のように街全体が慌ただしく灯りを灯り始める。そんな綺麗な街、誰でも好きになる。あの当時、僕は彼女がいた。隣町にデートしたある日、素敵な椅子を見つけた君は、『サンタさんがくれたらいいの
2021年5月15日 20:18
※この小説は3分で読めます。あれは初夏の晴れた昼下がりだったらしい。母から昔教えてもらった、私の生まれた瞬間父からは、こう聞いた。『母さんの喜びようときたら大変だったぞ!』名前の由来も教えてもらった。とにかく悩んだらしい。そして、悩み抜いた末に、"ただ真っ直ぐ信じる道を歩んで欲しい"と、願いのこもった名前を貰った。私の家は、あの頃から裕福な方ではなかった。自慢げに買