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教育は破壊的イノベーションを何度も乗り越えてきた【教育✖️破壊的イノベーション 1】

こんにちは〜、連休初日いい天気ですね〜。いつもならGWは部活に忙殺されていたので、こんなにゆっくりな連休は大学生ぶりでしょうか。出かけられないのは辛すぎますが仕方ないですね!!

さて、今日は「実は教育は破壊的イノベーションの波に何度もさらされてきたが、その都度乗り越えてきたんだから、今回も乗り越えられるよ!」という前向きなことを書こうと思います。

以前の記事でも紹介した「破壊的イノベーション」という概念を、より教育に準えた本があったので、読んでみました。「教育✖️破壊的イノベーション」(クレイトン・クリステンセン)という本です。

「破壊的イノベーション」は、経営学的な概念で、簡単にいうと今まで積み上げたきた価値観や行動様式を一変させるような改革が生じることです。現在の教育界の「破壊的イノベーション」は間違いなく「オンライン〇〇」です。(ちなみに筆者のクリステンセンは、オンラインを使用した教育改革を、2008年に出版した段階で言及しています。天才すぎません?笑)

この破壊的イノベーションは、企業に当てはめるとほとんどの企業はそのイノベーションについていけず、潰れてしまうのですが、教育はその波を何度も乗り越えてきたらしいです。

教育に関していうと、その波は社会からの要請という形で押し寄せます。アメリカの教育が例にとられていますが、日本も似たようなものかなと思うので、要請されてきた事柄を説明すると、

①民主主義を守り、民主主義の価値観を教え込むこと
②1人ひとりの生徒に何かを提供する
③国の競争力を保つ
④貧困の根絶

という3回の破壊的イノベーションを乗り越えてきています。

例えば、②から③の改革では、②で重視されていたのは、子どもたちが社会に出て困らないように力をつけてあげようというものでした。そうすると、多種多様なニーズがあり、それに対応するために、カリキュラムは拡張されてきました。しかし、③で重視されるようになったのは、自国が他国との競争に勝てるために、生徒のテストの点数を上げ、他国よりも優秀な人材を育てる必要があると要請されました。

そして、いま要請されているのが、「学びの個別化」です。いまはどうしても、コロナにどう対応していくかということに目が行きがちですが、実は違うくて、何回か記事でも言っているオンラインを活用した「学びの個別化」が目指されています。

その本質にあるのは、「生徒によって学び方は違う」という考え方です。オンラインは多種多様な学び方の方法を提供できます。すでにネット上には、同じことを解説しているのですが、その解説方法は、その解説者によりますよね。それに、解説がなかったとしても、AIが間違った問題を分析して補助問題を出してくれたり、YouTubeで実験の動画をみたりすることだってできます。

みなさん、目先のコロナ問題をどうするかはとても大事な問題です。
が、そればかりに囚われず、今後教育はどのように動いていくのかという大局を掴むことも必要だと思います。僕も全然わかってないので、一緒に考えていきたいです!!



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