【読書】野崎幸助『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』【基礎教養部】
書くことがないとんでもない本があった!
……と、わざわざnoteで取り上げているからには言いたいところだが、本書は単に自分が普段絶対に読まない類の書籍というだけで、実際にはよくある感じの本──ビジネスチャンスを見つけて裸一貫から成り上がる痛快自伝本──であると思われる。コンドームの訪問販売やら金を稼いでやることが美女とのあれやこれややら、中身の方は類を見ないほどに尖っているが、しかし、自分はこういう具体性をありのままに楽しめないタチである。お金を稼ぐことにも美女とあれこれす