恐怖の対象と対処 (1)

PTSDとして暮らしていると、日常生活が困難に感じる時が多々でてきます。
私は発病の原因がDVと子供関連の事だったので、兎にも角にも男性が怖い。
年配のキツい女性も怖いけれど、苦手なタイプの男性はその比にならないくらい怖いです。
申し訳ないのだけれど、体型や目付きなど、外見で絶対に受け付けない男性がいます。
あとは、特にじーっと見たまま、または視線を外した後に何度もチラチラと見てくる、声をかけてくる、自分の後ろを歩かれる、などたくさんありますが、そもそもスーパーや道ですれ違う時に恐怖を感じます。

足がすくんだり息苦しくなり鼓動がおかしい、動けなくなる、涙が出る、そして殺されると感じる事とフラッシュバックに襲われます(これが最大の難問)

狭い場所が怖い
軟禁(監禁もあり)状態を経験したので、閉じ込められる・圧迫感を感じる・狭い空間・逃げられない、不特定多数の敵がいるかもしれないと感じる場所(電車やバスなど)・ワンルームやユニットバス

不思議がられますが地下鉄は本当に怖いです。
長い間地下鉄の事を考えただけでパニックや気持ちが落ち込んだり激しい吐き気に襲われ、部屋から出られなくなってしまい、理由もじっくり考えられませんでした。
まだ上手く表現出来ませんが、自分から閉じ込められる(地下)場所へ行く=命の危険にまた自らを晒す事を思い出し拒絶している
かな、と思います。

電車とバスは、その空間が怖いうえ、誰がいつどこから乗車するかが予測できないし、空席や空間がたくさんあるのに隣に座られたり真後ろに立たれると今でも怖いです。

そして、
子供が連れ去られる
これがあります。

私の性格は、大雑把でざっくり。好きな事以外合理主義的な所がある。ロジカル、論理的。
体が弱い。意志とメンタルが強い。(メンタルはあまり強くないと思います)社交性が低すぎるが対人職向き。人たらし。(なんですと…!?)
コツコツ何かを勉強したり読書やひとりのが好きだけれど誘われればスポーツもする。(現在てんかんのためウォーキングのみに転換、誘われたら審判をやります)
リーダーシップがあるのに人の後ろを歩いて謝り倒す。審判向き。介護や保育向き。子供に好かれる
ユニークでユーモアがありマイペース。

今回自分の印象を知人に聞いてみましたが、誰からも神経質だと評価されてはいませんでした。
でも子供の事に関してはまるでだめです。
ああ、あの悪魔は自分の子供をも破壊して壊すのか。
抜け殻になった子供を見て本当に悪魔はいると身震いした。

この強烈な出来事がきっかけで、子供に1時間留守番させるのも気が気ではありません。部屋にひとりにさせたり外出させる事が怖いです。
もう小学生などではないのですが、徒歩での移動はさせたくないですし、1人歩きもさせたくないくらいです。
子供の海馬の萎縮が私よりダメージが大きかった事もあり、それだけ鮮烈な恐怖経験を子供にさせてしまった事もあるので、お友達関係や社会に出て困らないよう私の両親の力も借りてケアし続けた経緯があります。

子供が帰ってこない。
この悪夢のような出来事がフラッシュバックになって襲います。
いつなるかはわかりません。
ただ、ずば抜けた恐怖を感じている時に出やすい事に最近気づきました。

道を歩くのもスーパーも怖いし夜は悪夢で飛び起きる。フラッシュバックで度々パニックを起こす状態からなんとか外出が出来る状態になっているのには、

『今はもうあの時とは違う。私は自由になったし自分の意思で人生が切り開ける』
という事を自分に確認して、恐怖の場合は腕にはめたヘアゴムを弾いて『今』に意識を戻す。
平常時は私の場合、外出時にイヤフォンをしてスマートフォンを手に持ち続けている状態がどうやら有効なようです。
これがあれば乗り切れる、頑張れるというお守りを3つ以上持ち歩いています。
1番辛い時身近にあったもの、子供の写真などです。辛い時共に乗り越えてきた戦友のような存在のものは欠かさず持っています。
薬はなるべく飲みたくないし、人様に迷惑をかける物ではないので同じ依存でも薬よりかなり気持ちは楽になれます。

スーパーに入れなかったらなぜ入れなかったのか原因を考える。
なんとなく怖かった。
そんな時はまた次の日チャレンジする。
またダメだった。
それならまた、次の日チャレンジする。
入れたら人とすれ違わないように迂回しながら会計をする。
無事に帰れたら、今日の成果を自分で褒める。
そして、なぜ今日は成功したのか。勝因を考える。
次の日はそれを元にまたスーパーへ行く。

この繰り返しで、このスーパーはどの時間帯なら人が少なくかつ、男性がいないのか。
会計までどのルートを選ぶとたどり着きやすいか。
パニックを起こしかけた時に休息できるスペースがあるか。(とても大事!)
など、自分の認知と行動の歪みを修正しつつ、適応出来るようにデータを集める。

続きます

サポートして頂けたら、1日を気持ちよく過ごせるように大切に使わせて頂きます。