「マトリックス」を世界のオタク文化から考察する。
続編である『マトリックス レザレクションズ』が12月17日(金)公開 されるのにあわせて、キアヌ・リーブス主演の「マトリックス」第一作目を観た。第一作目が一番オモシロい、というのが個人的な感想でありまうs。
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当時、初めて劇場で観たときの衝撃は忘れられない。こんな映像があるのかと、驚いた。
CGの進化もここまで来たかと感心した。
冒頭のトリニティーがジャンプし、一瞬、空中で静止して、敵をキックするのを目撃したとき、「あっ、これって<科学忍者隊ガッチャマン>の白鳥のジュンやないか!」と。ここで、ググッとオタク心に火がついたのでした。
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キアヌ・リーブスが日本の道場みたいなところで、ハイジャンプするシーンは、アニメ「空手バカ一代」の飛鳥拳かと思いましたよ。
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クライマックスで、マシンガンやピストルを乱射して、薬きょうが床に飛び散るシーンは押井守のアニメの影響だしね。
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監督のウォシャウスキー兄弟は、ポップカルチャーが大好き。日本のアニメ、ビデオゲーム、コミック等々。世界に名立たるオタクの神様なのだ。
影響を受けた作品を調べてみたので列挙しよう。
■ニューロマンサー
■ゼイリブ
■GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
■AKIRA
■獣兵衛忍風帖
■ジョン・ウー
■ブルース・リー
■ジェット・リー
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クエンティン・タランティーノ監督とかぶっているところもあるようですけど、こちらのほうが、もっとマニアックですね。
では、シリーズ最新作「マトリックス レザレクションズ」の予告編をば、お楽しみください。
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余談ですが、監督のウォシャウスキー兄弟って、知らない間に、ウォシャウスキー姉妹になっていたのですね。う~む。彼らは時代の本流となりうる「LGBTQ」の先駆者でもあったわけで。やっぱり、クリエイターは時代を先取りしないといけないわけですね。LGBTQバンザイ!