見出し画像

パニック障害に勝った理由。

以前軽くお話ししたかとは思いますが、

私、パニック障害を患ったことがありました。

あれから約10年が経ち、

パニック障害を客観的に考えられるようになったので

今改めて、書きたいと思います。


私は昔から、、、小さな頃から、

狭い場所が苦手でした。

小さな体で乗る満員電車なんか最悪でした。

あと、

姉や兄と布団でふざけ合って布団の中に閉じ込められる?というんでしょうか?

あれが本当に大嫌いでした。


大人になり、満員電車で通勤するようになり、

徐々に恐怖心を募らせたある日。

とある駅のホームに差し掛かったところで

電車が止まってしまったのです。

その時でした。

動悸、手汗、浅い呼吸など身体に異変が現れ、

車内の酸素がどんどん薄くなってしまうんじゃないか…

このままでは酸欠で倒れてしまうんじゃないか…

そんな事が頭をよぎり始め、

どんどん呼吸しづらくなり、

心臓は早く、強くなり、頭に響き始めて

身体が心臓に飲み込まれるような感覚に。

死への恐怖が目の前に立ちはだかってきました。


その時は、そんなこんなしていたら、

電車が動き、無事ホームに入り、

降車できた為、なんとかその感覚から逃げる事が出来たのですが…


そんな事が度重なりました。


そして、最後の決定打が、

2011年3月11日の大震災でした。


それから、

電車に乗ることはおろか、

コンビニも駅も

自分の部屋ですら、

恐怖の対象となりました。


そして、病院に通い始めました。

広場恐怖症…パニック障害と診断されたのです。


何種類も薬を飲みました。

安定剤、筋肉の緊張をやわらげる薬、睡眠導入剤、頓服の安定剤。

もう覚えていませんが、

身体に合わないものもありました。


でもね、

薬で発作は抑えられるのだけど、

完治まで頼るのは、

かなりの時間を要するかと思いました。


繰り返すんですよね。

薬を飲んでいれば確かに発作は抑えられるのだけど

いつ治ったかわからない。

徐々に発作を起こす間隔を伸ばして行く

ということだったんだろうけど

やっぱり発作は急に出るんですよ。

心臓がソワソワしてきて。

足がガクガクしてきて

手には汗があふれてきて

呼吸が浅くなってきて。


まぁ、

もう薬に頼るのはやめようと思ったんでしょうね。


電車に乗れなくなってすぐ、

勤め先の会社に連絡し、

契約を切ってもらい、

病院から診断書を貰い、

失業保険の生活になりました。


そして、リハビリを兼ねて、

お昼からの職業訓練校に半年通う事にしたんです。


満員電車ではなく、空いてる電車沿線の学校を選びました。

満員電車を避けてお昼からの学校を選びました。

一駅、一駅降りても間に合う時間に出ればいい

それすら安心感でした。


それでも、

身体が疲れていたり、睡眠不足だったりすると

発作は容赦なく襲いかかってきました。

学校の最寄駅のドトールには本当にお世話になりました。



現状は、

正直言えば、

たまに強い不安感から軽い発作は出るものの、

コンビニも、トンネルも、

電車もエレベーターも、

生活に支障のないレベルまでは復活しています。

ただ、

高層階は苦手です。

ホテルも苦手です。

飛行機も乗りません。

満員電車も乗りません。

開くのが遅いエレベーターも苦手です。


まぁ、10年が経ち、

かなり快方に向かっています。

むしろ、治ったと思っています。


何が治したのか。

もちろん時間もあるでしょう。

だけど、

それ以上に私を救ったものがいくつかあります。


それは、

心の病気ではなく、脳の作用だとわかったこと

が一番大きいのですが、

その脳の働きをコントロール出来る自分になれたこと。


まぁ、敵を知る。

と言うことですね。


それは、

人のメンタルとはいかなるものか

という知識と

そのメンタルをリラックスさせる重要性でした。

スマホの時代になっていたので、

アプリ検索で パニック障害 と検索したところ

語りかけてくれる海外のアプリに辿り着いたんですよ。


breathe、、、breathe、、、breathe…

しか聞き取れないのですが。笑


それを聞きながら、目を閉じていれば

少しの距離、電車に乗れたんです。


要は、

呼吸法と瞑想です。


これの出会いが私を救ってくれたのです。

私の人生を変えてくれた。


ひたすら深呼吸をして

身体中に意識を巡らせて行く。


チャクラとかそんな難しい事を考えなくても

誰にでも出来る。

なんなら最初は、

流れてくるナレーションを流してるだけでした。

それだけで、

まず、夜寝れるようになった。

それまでの私は、

眠りに入る前に宇宙を思い描けないと眠れなかったんですよ。笑

雑念が入ると描けないんです。

そう、

雑念があると眠れないんです。



かなり走り書きでこのnoteを書きましたが、

パニック障害や

精神的に追い詰められて身体に異変が現れてしまった人、

ヒステリー球とか

なんとなく胸が苦しく感じる(気のせいのやつ)とか

そんな人は是非、ヨガニドラーをオススメします。

パニック障害を患った人ならわかると思います。

"いつもと違う"

その違和感が新たな発作の原因になるんです。

追いかけっこなんですよね!

わかりますよ。

でも、大丈夫です。


(ちなみに、気のせいで起こる胸苦しさとは、

何か行動していて無意識の時は感じていないはずです。

何かしていても胸苦しいのは気のせいではないかもしれませんので、それは是非、病院で受診なさって下さいね☆)


そして、

そうなっている時は、

身体中の筋肉も緊張していて凝り固まってしまうので、

ゆっくりお風呂で温まって、

頭のマッサージと首のマッサージをしてみて下さい。

特に頭が凝ってしまってるかと思いますので、

爪を立てず、指の腹でしっかり揉み解して下さい。


頭→首→鎖骨周り→脇

ってな具合にね!


あとは、軽く全身のストレッチ。


とにかく、深呼吸です。

ヤバイな、来るな…。

と思ったらとにかく深呼吸。

呼吸が浅くなってるはずなので、

たくさん息を吸う。ではなくて、

息をお腹の底の方に送り込むイメージ。

胸ではなく、お腹で力強く呼吸をする。

目を瞑って、外の世界をシャットアウトして下さいね!

私はいつも、大自然の中にいるイメージをしていましたね!

そして、落ち着くまで、ゆっくりとしっかりとお腹に酸素を吸って、

全身に新鮮な空気が行き渡るようにイメージする。


脳みそを騙すんです!笑

最初は難しいかもしれないけど、

パニック障害は、

精神的な病でも、

心の病気でもない。

脳が過敏に反応してしまっているだけ。


パニック障害に、

発作に悩まされてる人は是非、

試してみてね!

明るく楽しく生きていこっ✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?