牙皎耀介
書きあげた拙い詩を詩集のようにまとめたもの。冬色。【耳をすませば星の声(前編)】【胸がときめく星の声(後編)】
感じたことをぽつぽつと。たわい無い記事をまとめています。
書きあげた拙い詩を詩集のようにまとめたもの。秋色。【消えかける浪漫(前編)】【灯しなおす浪漫(後編)】
書きあげた拙い詩を詩集のようにまとめたもの。夏色。【逃げのびた闇のなかで(前編)】【探りあてた光にすがる(後編)】
書きあげた拙い詩を詩集のようにまとめたもの。春色。【待ちわびる夢中船 (前編)】【乗りついだ自由船 (後編)】
窪みに 降り注いだ ちいさな みずうみ しずかな水面きらめいて こっそり 覗き込むと 線路に…
ぽつぽつと 小雨になり やがて 止んで つぎつぎと 閉じてしまうひとたち 私はそれに倣えない …
どんよりと 雨雲くらく 垂れ込めようと 青空 金色の陽が 変わらずにあるのだと 知っているか…
起きている ひとみは いそがしい まだ見ぬ ステキなものに 出会いたくて いっしょうけんめい …
選び抜かれた本たちは 華奢な指先で きれいに折られる ブックカバーに つつまれてしまうと 上…
おはよう ハナニラ そんなに身を潜めなくても きれいだよ おはよう アネモネ 目を見張るよう…
心細さ 羽織り 伏し目がち そんな私を あなた また 慰めてくれるのですね 幹に隠している …
いけませんよ ここは 捨て場所なんかじゃありません あなたの悔しさ もう たねになっています…
億劫との約束 やぶりたくなるのは 春が 親切だからでしょうか 日陰で丸まる虫に似た 小心者も…
白い吐息の行き先 見あげると 星空は 胸のときめき 冬のダイヤモンド さまざまな想いが 詰ま…
病床で聞かせてくれた あの物語のあらすじが忘れられません 一足さきに旅立つ 私のカバンには …
人間生活を営むことで 大なり小なり 肉体には苦悩がたまってゆく どんなに立派な言葉でも どん…
むくりと起きあがると、さわさわささやく草むらのうえ、まじまじと見つめた両手は少女でした。…
想うことの半分 いえ ほとんど 声を上げられずに 弱りきり 夜をさまようひとの こころ やわ…