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【詩】 水たまり

窪みに
降り注いだ
ちいさな みずうみ
しずかな水面きらめいて
こっそり
覗き込むと

線路になりきった
かぼそい電線が
青空を走る汽車を 待っている
鳴りひびく汽笛を 待っている

行き先は
いったい どんな街だろう
想像を
ふくらませて
ふくらませて

少しだけ 軽くなる
雨あがりの
足取り

No.89


※X投稿詩を書き直したものです。

お読みいただきありがとうございました。なにか感じていただければ幸いです。