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もしコーチングで独立した29歳が、ドラッカーの『マネジメント』を実践するため、『もしドラ』を読んだら ~vol.2 組織(事業)の定義編~

2020年10月1日に個人事業主としてコーチング業で開業した山田と申します。

僕は縁あって、TCS(トラストコーチングスクール)というコーチングの学校でコーチングを学び、この9月に認定コーチとなることができました。

そして、開業後に数週間を要しましたが、ようやく最近以下2つのコーチングサービスもリリースすることができ、改めて今後必要とする方に喜んでいただくため、そして生計を立てていくために、コーチングを提供していこうという状況です。
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■TCS一般講座

【前編/コーチング講座紹介】僕が国家資格キャリアコンサルタントではなく、TCSコーチング講座へ投資した理由

【後編/コーチング講座紹介】「僕が5万5000円払ってまで受講したTCSコーチング講座とはどんな内容? 講座を通じ、僕は何を得られたのか?」についての考察

■個別コーチング
【興味ある方はご覧ください】個別コーチングセッションの提供を開始しました!

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今後本格的にビジネスを回していこうという段階になり、マーケティングに力を入れていこうと思い立ったことをきっかけに、昨日から『もしドラ』を読み始めました。

【もしコーチングで独立した29歳が、ドラッカーの『マネジメント』を実践するため、『もしドラ』を読んだら ~きっかけ編~】

今日は組織(事業)の定義編。
本日は、元AKB48の前田敦子主演の映画を視聴し、書籍も多少読み進めました。

■『顧客』の存在を思い出したことで、僕の視界は広がった

退職を決意するまで

これまで『もしドラ』にご縁のなかった方のために一応軽くあらすじをご説明すると、弱小の高校野球部の女子マネージャーに、急遽親友の代わりになった主人公が、「マネージャーの仕事はマネジメントなはずだ」という思い込みから経営学者・ピータードラッカーの書籍『マネジメント』を読み、その哲学やノウハウを野球部の運営に活かし、野球部を甲子園へと導こうとする物語。

物語が始まり、まず主人公は書籍『マネジメント』を参考に組織の定義づけ(自分たちの目的と使命)を定義しようとします。
(僕の場合は個人事業なので、「組織=僕自身」という認識)

その際、必要になるのが「顧客」の存在。
ドラッカーも「組織の目的や使命を定義する出発点は顧客」といい、「マーケティングはまず顧客がだれかを決め、その顧客のニーズ・欲求からスタートする」という旨をマネジメントの中で強く主張しているようでした。

元々プロダクトアウト型(サービスを創る際に自分の都合から始める発想)で、独立してから以前より強く自分自身やコーチングという手段自体に焦点が当たり、このところ少し行き詰まりを感じていた僕にとって、顧客という存在の重要性・顧客の位置づけの大きさを主張するドラッカーの思想はとても響くものとなりました。

■自分自身の事業を定義するため、僕も『顧客』について考えてみた

子ども1

『もしドラ』の中で、主人公たちは野球部にとっての「顧客」を、試合を観に来てお金を払う観客だけではなく、野球部に関わる全ての存在(親・大会の運営者・野球部員自身など)も含めて設定し、「顧客」が野球部に求めているものは何かと考えを進めていきます。

そこに刺激を受け、僕自身も今一度自分自身にとっての『顧客』とはだれかを考えてみました。

そもそも自分がコーチングを通し、どんな人に喜んでもらいたいか・どんな人の力になりたいかを考えた時、どうしても外せなかったのが過去・学生時代に自分の気持ちをうまく自覚できず、そして周囲にも伝えられず、苦しさを一人抱えていた中・高・大学時代の自分自身。

過去の自分のような一人苦しむ学生が一人でも少なくなるよう、今取り組んでいるコーチングだけではなく、気付けばこれまで僕は出身小学校の卒業生向けに校長から時間をもらってスピーチさせていただいたり、小中高生向けのキャリア教育NPOで活動したり、累計200名以上の大学生の就活相談に乗ったりしてきていました。

ただビジネスとなったときに、小~大学生向けにコーチングをしてお金をもらうってことになんとなく抵抗を感じて、思考をストップさせている自分がいたことも事実。
そんな中、『もしドラ』を読んで視野が広がりました。

■自分にとっての『顧客』も、子ども(学生)だけではないことに気づいた

教員と子ども3

おそらく僕にとっての顧客も、僕の想いの対象である小~大学生だけではなく、お金を払ってもらいたい親御さんだけでもなく、小~大学生に関わる全ての人だろうと。

そう考えると、例えば以下のようにたくさん『顧客』が頭の中から出てきました。
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●小学生~大学生と関わる大人
・私立&公立の教員(小・中・高)
・スクールカウンセラー
・学校経営者(理事、教頭、校長)
・中学受験生、小学校受験生を持つ親
・学習塾の講師、教室長
・習い事の先生
・大学の教授、准教授
・大学の進路課担当者
・企業の新卒採用担当者
・大学生向けに就活支援をしている若手社会人
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あぁ、必ずしも対象が学生でなくとも、学生と密にかかわるこの大人たち向けがよりよい状態で学生と関われるようにコーチングすることで、過去の自分のような一人苦しむ学生を一人でも少なくさせることができるかもしれないなと感じることができました。

■まとめ

会話1


まだまだ絞りきれてはいませんが、今回「子ども(学生)に関わる全ての大人」という観点から顧客のイメージが具体化したことで、現状・これからすべきアクションも明確になりました。

先ほどリストアップした「大人」の中で、「大学生向けに就活支援をしている若手社会人」以外、それぞれの立場の人について僕はニーズを現状ちゃんと聞いたことがなく、知らないのです。

『もしドラ』では、野球部にとって『顧客』でもあり『従業員』の立場でもある野球部員たちを重要視し、一人一人に対してニーズのヒアリング調査を実施します。

僕も候補の優先順位をつけ、「子ども(学生)に関わる大人」の現状の悩み・ニーズを把握し、それにあった形にコーチングを変形させていくことがよさそうです。

ぜひ「子ども(学生)に関わる大人」に当てはまる方いれば、後日ぜひお話伺わせてください。

今回も記事ご覧いただきありがとうございました!

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