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図書館読書タイム

オンラインやレンタルルームでの国語講義の代わりとして、図書館に子どもたちを集めて読書タイムを設けている。

読書習慣を作る

最近の子どもたちは読書習慣があまりないので、強制的に本に触れる機会を作ってあげることが大切だ。

初めのうちはなかなか慣れないが、時間が経つにつれて読書を楽しみだし、積極的に読み進めていくようになる。

勉強習慣を作る

夏休みなどの長期休暇中は、学校の宿題をこなす時間も作る。

自由研究や調べ物など、たくさんの文献にあたって情報を取捨選択する良い訓練になる。

絵本の効用

絵本の持つ潜在的な力には驚かされる。

本の苦手な生徒にとって、平仮名だけの絵本だと抵抗が少ないのだろうか、覚束ないながらも少しずつ声に出して読み、絵本の世界を楽しんでいた。

あおむしがどんどん食べていく

子どもの読書習慣は家庭環境に大きく左右される。

この生徒は「はらぺこあおむし」が初見だということであった。

保育園や幼稚園で必ず目にしているはずであるが。

子守り代わりにスマホやタブレットを子どもに与える親が増えているが、そんな横着をしていると、子どもが本に興味を持たなくなってしまう。

そういう子どもたちが将来どういう大人に育つのか、考えると空恐ろしくなる。


しかし、まだ希望はある。

この少年は、友人と共に絵本を読んでいくうちに、とても興味深げに目をキラキラさせながら楽しむようになっていった。

小学5年生であっても、乳幼児であっても、やはり「面白いものは面白い」のだ。

動画全盛の今の時代においても、「仕掛け絵本」は子どもたちに十分通用する。

大人からみると単純な仕掛けだが、子どもたちは紙の感触を存分に味わいながら楽しんでいた。

色合いも優しい

絵本は文字が大きく読みやすいので、音読の苦手な子どもも、友人と共に少しずつ声に出して読むようになっていった。

その効果はすぐに現れ、普段の授業での音読がスムーズになった。

授業内容の理解度も上がったように思われる。

私たちは「絵本の効用」について、もっと真剣に考える必要がある。

子どもたちには、今後もたくさんの本に触れて、自分の世界を広げていってほしい。

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