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リーダー不在でも動く組織をめざす =自律するチームのつくり方=

『リーダーが一番活躍しているチーム』 と 『メンバーの活躍が目立つチーム』。

かつての僕は、リーダーである自分が一番活躍していることに何の疑問も感じていませんでした。むしろ、自分が活躍することでチームがの仕事がうまく回っているのだと思い、それがリーダーとしての自分の存在意義だと考えていました。


重要な打合せには必ず出席し、自分が意見を言う。重要な資料は自分が細かな指示を出して部下の人達に作ってもらい、少しでも気になる表現があれば修正してもらう。重要な判断は全て自分が行う。難しい問題に直面した時は全て自分が受ける。

表面上は何も問題ないように見えますし、その方が部下の人達のストレスも少ない。実際に部下の人達から頼られ、感謝されていました。


でも、長期的にみると、こういう組織は脆いです。困難への対応力が弱まっていくからです。よく使う能力は高まりますが、使わない能力は衰えます。勿論、脆くなる原因をつくっているのはリーダーです。

一番の問題は、リーダーがそのことに気づかず、それを良いことと思い込み、長期間継続することです。


部下の人達の目の前からストレスや困難を取り除くのではなく、自分で乗り越えられるように導くのがリーダーが本来果たすべき役割ではないでしょうか。ストレスや困難はなくなることがありませんし、常に助けてくれる誰かがいるわけではありませんので。

本当に強い組織とは、リーダー不在でも動く組織かもしれません。


最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。


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