記事一覧
Noteの記事をMaplesoftさんのHPに掲載してもらえました。
日々の努力が報われ嬉しく思います。これからもがんばって記事を書いていきたいと思います。
https://jp.maplesoft.com/lp/note/index.aspx
Mapleで制御工学の基礎虎の巻7「ECUで制御するなら離散時間システムでも検討しよう」
実際にシステムを制御する場合にはECU(Electronic Control Unit)によって実現することになります。これまではシステムを連続時間として考えてシステムの分析を行なってきましたが、ECUによって制御する場合にはシステムを離散時間として検討しなければなりません。今回の記事では離散時間としてシステムを検討する仕方と、離散時間として検討することによって連続時間では安定でも離散時間にする
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Mapleで制御工学の基礎虎の巻6「むだ時間のあるシステムのフィードバック制御」
本記事では、むだ時間のあるシステムにフィードバック制御をしたときのシステムの挙動をナイキスト線図を使って見てみて、ナイキスト線図の結果とステップ応答との関係を見てみたいと思います。
本記事を見るにあたって、Mapleでのナイキスト線図の記事、ステップ応答の記事を事前に読むか理解していることを前提に話を進めます。
本記事で検討するシステムを図1に示します。
一次遅れのプラントモデルの出力をフィー
Maple: Tips ブロック線図の結合「SystemConnect」の使い方
システムの検討をする際に、プラントや制御器を個別に設計、要するに作って、それらを連結してシステム全体の振る舞いを見たいということがよくあります。今回はそんなとき、Mapleでどのようにシステムを連結するかを紹介します。
システムの定義
まず、Mapleでシステムやシステムの連結をするコマンドを使うための「DynamicsSystems」ライブラリを「with(DynamicSystems)」
Mapleで制御工学の基礎虎の巻5「むだ時間の伝達関数をパデ近似」
パデ近似をすると次式のむだ時間L[s]の伝達関数を有理伝達関数に近似することができます。有理伝達関数にすることで取り扱いが楽になったり、各種ツールでの計算を簡単にすることができるメリットがあります。
むだ時間の伝達関数を2次および3次のパデ近似したものは以下のようになります。次数はみなさんの目的に応じて適宜決めてくれたらよいと思いますが、私の経験では2次か3次で十分なことが多かったです。
M
Mapleで制御工学の基礎虎の巻2「ステップ応答とインパルス応答」
本記事では『Mapleで制御工学の基礎虎の巻1「ラプラス変換」』の記事で導いた図1のバネマスダンパ系の伝達関数のステップ応答やインパルス応答をMapleを使って見ていこうと思います。
なお、本記事で紹介するMapleの例は記事の最後にサンプルとして添付してあります。Mapleをお持ちの方はダウンロードして参考にしてみてください。
ステップ応答図1のシステムへの入力f(t)に図2のステップ状の入
パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「作ったポンプ・モータシステムで新たな機能開発をしてみよう」
前回作成したポンプ・モータシステム前回の記事では図1のポンプ・モータシステムをMapleSimでモデル化してみました(図2)。そして、Motor2の負荷を1.4倍にすると、当然ではありますが図3に示すように2つのモータの回転数に差が生じるようになります。今回はその差をなくすことを考えてみたいと思います。
回転数差の理由と対策を考えてみよう!Motor2の負荷が高くなると、当たり前って言えば当た
パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「作った油機モデルでポンプ・モータシステムを組んでみよう!」
今回組むポンプ・モータシステム今回はこれまでに作ってきた不二越さん(株式会社不二越)のポンプモデル、モータモデル、そしてバルブモデルを使って、図1のような1ポンプ、2バルブ、2モータの油圧システムを作成してみたいと思います。なお、リリーフバルブはMapleSimの既存ブロックを用います。設定したリリーフ圧は油圧機器の最も弱いものに合わせて設定しました。
このようなモデリングを行うことで既製品の
パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「方向制御バルブ」
今回モデル化にチャレンジする方向制御バルブ前回作成した不二越さんの油圧ポンプとモータに引き続き、今回は不二越さん(株式会社不二越)の方向制御バルブ(SS-G03-C7Y-GR-D2-J22)のモデリングにチャレンジしてみます。
パンフレットにはさまざまな情報が掲載されています。今回作成するモデルは図1のタイプの方向制御弁にします。このタイプは「C7Y」となり、最大流量を100[L/min]流し
パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「油圧モータ」
今回モデル化にチャレンジする油圧モータ前回作成した不二越さんの油圧ポンプに引き続き、今回は不二越さん(株式会社不二越)の油圧モータ(PHV-1B)のモデリングにチャレンジしてみます。今回、入手できたのはWEBページに掲載されている情報のみだったので、前回のポンプモデルより情報は少なめです。
今回のモデル化に使う情報は、モータの最大容量458.3[cc/rev]とHi-Loの変速ができることだけ
パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「油圧ポンプ」
今回、パンフレットスペックからモデル化してみようと思ったきっかけは、友人の安藤博士から「実際にある油圧機器をモデルにしてみない?」という提案があったからです。確かに、パンフレットの情報からどこまでモデル化できるのかは興味があるなと思いチャレンジしてみることにしました。
今回のモデル化の立ち位置モデル化をするときに一番大事なのはモデル化の立ち位置(目的)です。
この立ち位置があやふやですと、どんな