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Maple & MapleSim 個人的活動記録

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MapleとMapleSimを使ってみた個人的な記録を残していきます。 これからMapleやMapleSimを使う人の参考になれば幸いです。
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記事一覧

Mapleで制御工学の基礎虎の巻6「むだ時間のあるシステムのフィードバック制御」

本記事では、むだ時間のあるシステムにフィードバック制御をしたときのシステムの挙動をナイ…

齋藤芳明
10日前

Maple: Tips ちょっとプログラム「func:=proc(in1,in2)」の使い方

Maple使っていて、数式処理を繰り返したいと思うことありますよね。 そういう場合に使えるの…

齋藤芳明
11日前

Maple: Tips ブロック線図の結合「SystemConnect」の使い方

システムの検討をする際に、プラントや制御器を個別に設計、要するに作って、それらを連結し…

齋藤芳明
12日前

Mapleで制御工学の基礎虎の巻5「むだ時間の伝達関数をパデ近似」

パデ近似をすると次式のむだ時間L[s]の伝達関数を有理伝達関数に近似することができます。有…

齋藤芳明
2週間前
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Mapleで制御工学の基礎虎の巻4「周波数応答(ナイキスト線図)」

前回の記事では周波数応答の1つであるボード線図について説明しました。今回は私がボード線…

齋藤芳明
2か月前

Mapleで制御工学の基礎虎の巻3「周波数応答(ボード線図)」

前回は記事では、一定の入力に対する応答であるステップ応答と瞬間的な外乱入力に対する応答…

齋藤芳明
3か月前
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Mapleで制御工学の基礎虎の巻2「ステップ応答とインパルス応答」

本記事では『Mapleで制御工学の基礎虎の巻1「ラプラス変換」』の記事で導いた図1のバネマスダンパ系の伝達関数のステップ応答やインパルス応答をMapleを使って見ていこうと思います。 なお、本記事で紹介するMapleの例は記事の最後にサンプルとして添付してあります。Mapleをお持ちの方はダウンロードして参考にしてみてください。 ステップ応答図1のシステムへの入力f(t)に図2のステップ状の入力を与えたときの出力、図1の場合x(t)の応答がステップ応答です。ステップ応答は

Mapleで制御工学の基礎虎の巻1「ラプラス変換」

大学時代の制御工学の授業を思い出しながら、(私の勝手な主観判断で)必要最低限の知識を「…

齋藤芳明
6か月前

パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「作ったポンプ・モータシステムで…

前回作成したポンプ・モータシステム前回の記事では図1のポンプ・モータシステムをMapleSimで…

齋藤芳明
7か月前

パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「作った油機モデルでポンプ・モー…

今回組むポンプ・モータシステム今回はこれまでに作ってきた不二越さん(株式会社不二越)の…

齋藤芳明
7か月前

パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「方向制御バルブ」

今回モデル化にチャレンジする方向制御バルブ前回作成した不二越さんの油圧ポンプとモータに…

齋藤芳明
8か月前

パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「油圧モータ」

今回モデル化にチャレンジする油圧モータ前回作成した不二越さんの油圧ポンプに引き続き、今…

齋藤芳明
9か月前

MapleSimでLookup Table 2Dの使い方

モデル化でよく使う補間計算のうち、今回は2次元補間について紹介します。一次元補間の使い方…

齋藤芳明
9か月前
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パンフレットスペックからモデルを作ってみよう! 「油圧ポンプ」

今回、パンフレットスペックからモデル化してみようと思ったきっかけは、友人の安藤博士から「実際にある油圧機器をモデルにしてみない?」という提案があったからです。確かに、パンフレットの情報からどこまでモデル化できるのかは興味があるなと思いチャレンジしてみることにしました。 今回のモデル化の立ち位置モデル化をするときに一番大事なのはモデル化の立ち位置(目的)です。 この立ち位置があやふやですと、どんな粒度や精度のモデルを作ったらよいか定まりませんので、無駄に細かく作ろうとしたりす