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【理学療法士おススメ】生理前(黄体期)こそ歩こう

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活におけるの悩みとの繋がりについて解説し、その改善方法・予防方法もお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心について投稿しています。

先日より、女性の身体にとっては【変化】もストレスになること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】に応じたケアが必要だということや、具体的な周期別でおススメの運動内容、変化する代謝について書いています。

女性にとって大切な女性ホルモンである【エストロゲン】と【プロゲステロン】の2つは、眠気の抑制や促進など、睡眠にも大きな影響を及ぼしています。

生理前の1週間は【黄体期】の後期となり、【プロゲステロン(黄体ホルモン)】の分泌が高まります。このプロゲステロンには体温を上げる作用があるため、生理中やエストロゲン(卵胞ホルモン)が多く分泌される卵胞期に比べ0.5℃くらい体温が上がります

この黄体期には、一般的に眠りが浅くなり睡眠の質が下がりやすいと言われています。

そもそも、人の体温は1日のうちで1℃ぐらいの上下差で変動します。黄体期は体温が高いうえに昼と夜の体温差があまりない状態が続きます。そのため、昼は体温が上がってアクティブに動き、夜は体温が下がってゆっくり眠るという生活リズムが乱れやすくなり、日中は眠く夜は眠りにくくなってしまうのです。

こんな時こそ大切なのは、昼間にしっかり活動したり適度な運動をして体温を上げることです。それにより体温のリズムが生まれて夜には体温低下が起こり、質の良い睡眠につなげることが可能になります。

また、PMSや生理痛の多くは、血流が悪くなり体内に水分をため込んでむくむことによって起こりがちです。これを解消するためにも、適度に体を動かすことは効果的です。血行が良くなり、余分な水分が排出されるとむくみが取れ、さらに代謝が改善され、肌や内臓の調子も整うことになります。

PMSで起こりがちなイライラを解消するためにも運動はとても効果的です。中でも【歩行】はリズム運動であり、幸せホルモンの【セロトニン】を生み出しやすく、またその【セロトニン】は眠りのホルモンの【メラトニン】に繋がり、これも質の良い睡眠に繋がるのです。

参考)

【黄体期】こそ、しっかり歩いて心も身体もスッキリしましょう。

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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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