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【理学療法士オススメ】腸と自律神経のためのマッサージと運動

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活におけるの悩みとの繋がりについて解説し、その改善方法・予防方法もお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、女性にとって大切な【骨盤底筋群】や【骨盤】、その周囲の筋肉などについて、歩行や胸郭、また呼吸や生理との関係も投稿しています。

昨日は、腸と脳が自律神経を通して深く関わっていること、骨盤の歪みを取ったり骨盤底筋を鍛えることで腸を整えることの大切さを投稿しました。

「腸を整えるため」と聞くと、食事が思い浮かぶかと思いますが、運動やマッサージもとても大切なのです。今日はその詳細を書いていきたいと思います。

腸が消化する運動を蠕動運動と言いますが、この蠕動運動が活発になるのは、リラックスの神経である副交感神経が優位となるときです。

自律神経のバランスが乱れ、活動の神経である交感神経と、リラックスの神経である副交感神経の切り替えがスムーズに行われないと、腸の蠕動運動、働きが低下してさまざまな不調を引き起こします。

ウォーキングなどの運動で腸内環境がより健康的になることが研究でも証明されており、今後も運動と腸の関係が解き明かされていく見込みです。

さらにウォーキングは腸を刺激して動きを活発にするだけでなく、腸内の有用菌を増やす効果も認められており、腸にはとっても効果的な運動なのです。

その他にもウォーキングのメリットはたくさんありますので、お時間のあるときにこちらも読んでみてください。

また、腸マッサージも効果的です。現在研究が進んでいる段階ではありますが、過敏性大腸炎といって、検査では異常が見られないのに、慢性的に腹痛、便秘、下痢の症状が現れる病気や、ねじれ腸という病気にも効果が出ています。

食後2時間以上あけて、リラックスしたタイミングで3分ほど行ってみましょう。寝る前も効果的です。

横になりマッサージを開始します。

腸は、内側に小腸、その周りにぐるっと大腸があります。どちらの腸も、押すときは、両手の【人差し指・中指・薬指】を使い広い面積でゆっくりと、息を吐きながら押しましょう。

下の図を参照に、【の】の字をかくように右下から押していきます。

また、2~3周ほど押し終わった後はおへその周りから徐々に大きく、同じく【の】の字を書くようにさすりましょう。こちらも2~3周ほど行います。

できる方は、お尻を上げた姿勢で同じようにマッサージをします。腸が上がりマッサージしやすいので、試してみてくださいね。

呼吸や姿勢、身体の歪みの改善はとっても地道ですが「しっかり改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズもお伝えできます。
お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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