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【理学療法士と知る】脳と腸と自律神経のカンケイ

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活におけるの悩みとの繋がりについて解説し、その改善方法・予防方法もお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、女性にとって大切な【骨盤底筋群】や【骨盤】、その周囲の筋肉などについて、歩行や胸郭、また呼吸や生理との関係も投稿しています。

昨日は、睡眠の質を上げるために取り組むことで、女性ホルモンにも良好な影響があることを投稿しました。

【質のいい睡眠】は、リラックスの神経である【副交感神経】が優位になることが必要です。

副交感神経は自律神経の1つであり、実は、この自律神経と深い関連があるのが、【腸】なのです。

腸は食べ物を消化し、栄養を吸収する場所であることは皆さんご存知かと思います。この消化器官としての機能以外にも複数の機能があることがわかってきています。

複数の機能の中でも特に、【脳】と関連が深いことがわかってきました。

腸には、腸管神経系という独自の神経ネットワークが発達しています。そこで消化以外にも感知したさまざまな情報を処理し、脳へ伝達しているのです。つまり、脳と腸は情報を交換しあう、言い換えると、対話をしているのです。

この腸から脳への情報伝達のルートが【迷走神経(副交感神経)】なのです。腸から脳への情報量は、逆の脳から腸よりも多いと考えられており、脳は腸から送られてくる情報に大きく影響を受けているとも言えます。

腸内環境が乱れて便秘や下痢になることや、背骨や骨盤の歪み・骨盤底筋の弱化などで内臓が下がり腸が圧迫される・歪むことなどの影響を受け、腸の動きや働きは低下してしまうことがあります。

腸の働きを向上させ、自律神経のバランスを整えるために複数の方法があります。【腹式呼吸】や【ウォーキングなどの軽い運動】、【腸のマッサージ】もおすすめです。

これまでに投稿した腹式呼吸のトレーニングはこちら

歩行のポイントはこちら

どれか1つからでもいいので始めてみて、腸から自律神経を整え、スッキリした心と身体へ整えていきましょう。

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呼吸や姿勢、身体の歪みの改善はとっても地道ですが「しっかり改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズもお伝えできます。
お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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