見出し画像

【正常歩行】ここがポイント

動作と歩行の専門家である「理学療法士」目線で、正しい姿勢での歩行はメリットが大きいよ、というお話をして本日で4日目になりました。

歩行姿勢に気を付けて歩くことで、普段の歩行が筋トレ代わりになったり、ウォーキングでの有酸素運動能力向上に繋がります。

これまで、「正しい」姿勢や「正常」歩行という言葉を使ってはいるのですが、ニュアンスとしては「標準」姿勢、「標準」歩行という感覚が近いです。

実際の臨床の場で、歩行や動作を診る際には、正常歩行とその方の歩行を照らし合わせつつ、身体の状態を確認しながら「その人の正常・普通」を見つけていきます。

骨格や筋組織、内臓や脂肪組織など、お一人お一人を構成している身体の要素や、身体の使い方の癖、そして生活スタイルなどは、当たり前ですが全く違います。

身体からも、生活からも、色々な要素から動作や歩行は成り立っているため、必ずしも「正常歩行」は万人にとって「正常」ではないためです。

とはいえ「標準」歩行なので、ある程度のセオリーや、基本的に必要な身体の使い方があります。

一方で、「標準」とか「正常」と言われると、わたしはなんだか難しいような、力が入るような感じがしてしまいます。皆さんはそんなことありませんか?

前述のように歩行は個人個人で異なります。
そのため、今日は細かなことさておき、
歩くときに【ここだけ】意識してみてほしいポイントをお伝えします。

結論から書いてしまいますが、ポイントは【大きな歩幅で歩くこと】です。
いつもより大きな歩幅で、股関節から足を大きく振り出しましょう。

大きく振り出すことと同時に、【後ろ足もギリギリまで地面から離さない】ことを軽く意識しておくと、より、正常歩行にぐっと近づきます。

大きな歩幅で歩くことで、股関節の動きが大きくなるのと同時に、
骨盤の動きも大きくなります。

股関節周囲の筋肉が伸び縮みし、また、骨盤と肋骨の間を走る腹筋群も伸び縮みして動きやすくなります。

腕も振りやすくなりますし、歩行時に使うエネルギー(カロリー)もアップするでしょう。

サッサッと足が出ると歩くリズムも心地よくなっていきます。

普段の歩行で是非「大きな歩幅で歩くこと」を意識してみて、いつもの歩行と変わる感じを体験してみていただけると嬉しいです。

きっと心地よいので、是非継続して意識してみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?