死にたい夜に効く話【11冊目】『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン著;門田美鈴訳
世界的超ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』を教えてくれたのは、大学時代に知り合った人だった。
知り合ってしばらくしてから、初めてこれまでの自分自身の話をしてくれた。
普段すごく明るいその人からは想像できないような苦労をしてきたことに驚いた。人はなんて見かけによらないんだろう。
そして、その人の人生の進め方は、わたしが出会ってきた誰とも違っていた。それは、わたしだったら不安で仕方なくなるような選択だったから。
でも、その人は全く先のことに対する不安を感じている様子がなかっ