【411】あなたのマスクの下を見たい/思想テロリストたちの密かな戦い
私たちが当たり前にやっていることが弾劾の対象となる世界を描くフィクションは極めて多いもので、それは多くの場合、現実化しえないものとして享受されるからこそ面白がられるものですが、とはいえ私たちの生きている現実そのものが言語を介して成立し理解されるフィクション的な性格を色濃く持つ、という当たり前の事実を前提するのなら、私たちが当然だと思っている価値観や規範は容易にひっくり返るうるものですし、あるいはもっと言えば、今まさに死に瀕しているのかもしれません。
全体としてそうだという