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2018年10月の記事一覧
神影鎧装レツオウガ 総合目次
■ あらすじ ■
五辻辰巳が怪物を消し飛ばした。
霧宮風葉は、その一部始終を呆然と見ていた。
なぜ、こうなったのか。
発端は、つい今朝方。風葉の髪が銀色になった上、犬耳まで生えていたが為に、全ては始まったのだ。
しかも異常事態はそれだけに留まらない。日常は薄墨色の向こうへ沈み、怪物が当然の如く出現し、果ては巨大なロボットが校舎を揺るがせる。
やがて明らかになるのは、日常の裏で繰り広げられていた
神影鎧装レツオウガ 第四話
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Chapter01 邂逅 04
「さて、後はアレの始末か」
辰巳は窓の外、未だ中庭から立ち上っている光柱を睨む。その瞳に、先ほど見えた人間味は一切ない。ガラス玉のような冷たさが、また戻っていた。
「む」
どうして辰巳は、そんなに頑ななんだろう。
首を傾げる風葉《かざは》だが、直後に吹き付けた光の波によって、疑問は脳裏から消し飛んだ。
赤。緑。青。白。黄。黒。