横島孝太郎
加藤一郎。 男。 日本人。 とある理由により現在無職。 せめてもの救いは何故か畳の隙間からほどよい冷気が出て来るようになった事。 その冷気が原因となり、異世界で繰り広げられる戦争に彼が巻き込まれていくのは、およそ二か月後の事である。
異次元を映し出す『海』に囲まれた国家、輪海国エルガディア。 水平線無きこの世界が、一体何を礎として成り立ったのか。 知る者は、知ろうとする者は、覚えている者さえも、あまりに少ない。 それでも、だからこそ、彼らは現れたのだ。『海』の外から。 乗合馬車《キャリッジ》。エルガディアを破壊すべく、異形の怪物と魔法を操る者達。 立ち向かうは異貌の男。 彼に名前はない。 彼に記憶はない。 そもそも彼には顔がない。 あるのはただ、類稀なる戦闘技巧と。 エルガディアを、『海』の中と外を守らなければならないという、信念のみ。 その信念のもと、二百余年の長きにわたって戦い続ける彼を、いつしか人はこう呼ぶようになった。 フレイムフェイス、と。
■総合目次 → https://note.mu/yokosimakoutaro/n/n4a2330bbfada?magazine_key=m552e021bd12d ■ 荒唐無稽 特撮風味 スーパーロボット小説「神影鎧装レツオウガ」のまとめです。
今回の計測は4月11日の夜。月初めに大きなトラブルがあった後随分と間が開いてしまい、疲れも完全に消えてない。でもそろそろやらないと体が走りを忘れてしまいそうだ、と思ったので計測開始。 状態があんまり良くないと思っていたのでタイムは意識せず、とにかく可能な限り早く。そんな気概で臨んだ所、タイムは大きく更新した30分48秒になった。 や、やった! けど何が良かったんだろう。わからんもんだなあ。
今回の計測は3月16日の夕方。連日の強風はやや弱まり、まだ陽光があるので視界良好。フォームの練習も重ねて来た。これなら行ける! と、思っていたんだけどなあ。タイムは31分22秒になってしまった。70秒増加とかこの記録を取る前から思い返しても前代未聞である。 なぜこんな結果に? ……そりゃあ前日にフォーム練習の走り込みをし過ぎてしまったからだろうなあ。 それなりに鍛えられてきたし、これくらいならいけると思ったんだけど、疲れの蓄積は誤魔化せないもんなんだなやっぱり。
今回の計測は3月5日、タイムは30分12秒になった。 1秒伸びてしまった、けれども今回は明確な理由がある。というのも今回は今までと違い、youtubeなどで情報を仕入れた情報を基に、走るフォームを見直してみたのだ。 曰く、走るという行為は片足立ちの連続であり、こと長距離走においては如何に足が地面につく時間を短くするかが明暗に繋がる、とか何とか。 このため意識して足の動きを小さくしたところ、早歩きよりも少し早いかな? という感じの動きになった。走ってる最中はこれで本当にタ
今回の計測は2月27日、タイムは30分11秒になった。 全開から更に四秒縮める事に成功。なんか毎回四秒減ってるな。 このまま順調にいけばあと四回で30分を切れるだろうけど、出来ればもっと早くブレイクスルーしたいものだ。 ともかく精進あるのみ。具体的には内転筋周りを重点的に鍛えておきたい。 それにしても今回は夕方五時に走ったのだけど、先月に比べて随分と明るくなった。春が近いんだねえ。
今回の計測は2月15日、タイムは30分15秒になった。 珍しく休日がとれたので日が出ている内に走ろう、と思っていたのだけど当日はとんでもなく風が強い日になった。 まあでも前に雪の中を走った時よりは大した事ないだろう、と思ってしまったのが大失敗。消耗している帰り道でほぼ真正面から向かい風を受けてしまい、終盤では想定以上にヘロヘロの走りになってしまった。 それでも前回から4秒縮められたので、まあ良しとしよう。 それにしても色々と忙しくて記録をつけるのをすっかり忘れていた。
今回の計測は2月8日、タイムはタイトルの通り30分19秒になった。 色々忙しくて前回から一週間開いてしまい、走る前は31分以上になる事も覚悟してたけどそうでもなかった。マウンテンクライマーを取り入れたのが効いたかな? その疲労が完全に抜けきってればなお良かったのかもしれないけど。 それと走ってる最中ペースが大きく落ちないように意識を強く持ったのも良かった感じがある。 とはいえ気合だけでこれ以上のタイム更新は難しいと思うので、次回は別の走りをしてみようと思う。
地球泥棒を追え! ⑤ 「そりゃあ、なんだ、アレか」 渋い顔で逡巡した後、一郎は言った。 「今、地球を分割しているワープゲート装置。それに問題がある感じか」 「そうです。テルストロンを動力としているのでエネルギーが切れる心配は無いのですが、どうもコンバータ回りのパーツを意図的に壊してあるようでして」 「それが限界に達すると思われる時間が、あと十二時間十分、と言う訳か」 「そうなりますね」 「あのさあ。ひょっとしてとんでもなくマズい状況なんじゃない」 「そうなりますね」 「
今回の計測は1月23日、少し風の強い夜になった。服装は前回とほぼ同じ、タイムはタイトルの通り30分44秒。 うーん、順調に遅くなっている。よもや雪中を走った前回よりかかるとは。もっとも理由も幾つか思い至る点があって、それを並べていく。 1 足の疲労 トレーニングの情報を色々と調べていたところ、縄跳びがよさそうだったので早速実践。実際に今までにない箇所を短時間で鍛えられているのまでは良かったのだけど、その疲労を計測日までに消しきれなかった。特に足首回り。走り始めの時点で「
地球泥棒を追え! ④「ううむ」 こつこつと、一郎は踵で水面を打ち鳴らす。 そう、水面だ。地面ではない。赤子規を伴って外出した彼は今、赤道直下の太平洋上に立っているのだ。 一郎達を中心とした、半径約三メートルの海面。その範囲だけが動きを止め、足を支えてくれているのである。 「これも赤の機能の一つ、って事か」 「そうだ」 「ここまで来たワープゲートも、ついでに昨日月に繋がったアレも」 「そうだ」 「改めて思うんだけどさ」 「何だ」 「どこでも行けるドアって、スッゲー便利
今回の計測日は2024年1月16日、雪がちらつく夜道となりました。 まあとにかく寒い。しかも天気が悪い。風も強い。 でも一度くらいはこんな状況の走りを経験するのもいいかもしれない。何よりこの先路面が本格的に凍ったり雪が積もったりすれば計測どころか走る事さえ難しくなる。いつも走ってるコースは一部区間が圧雪凍結で走れたもんじゃないし。 のでいつものジャージの下に防寒用の厚着をして発走。タイムは30分28秒になりました。 うーん前回からプラス28秒。悪天候に加えて戻り道の強風
時間だけでは何だかわからなくなりそうなので今回からタイトルをつける事にしました。 今回の計測日は2024年1月9日、タイムは30分丁度になりました。うーんやはり前回程の速度が出ない。やはり夜というのが良くないのか。あるいは寒いせいで身体の動きが鈍くなっているのか。どうあれストレッチは大事。凄い大事。 でも前回と違って走り終えても多少余裕があったので、少しずつ体力がついている筈。
明けましておめでとうございます。2023年内は色々と忙しすぎて無理だったけど、年明けた元日の今なら時間がある。という事でいつものコースを走ったところ、なんとタイトルにも書いた29分07秒63のタイムが出ました! よーしようやく30分の壁を突破できた! とはいえ幾ら何でもタイムが縮み過ぎている。考えられる理由は・・・日中仕事が終わった夜に走っているいつもの状況とは違って、午前中の身体に疲れの無い状況で走ったからだろうなあ。 つまり体調管理もタイム短縮に繋がる。日々の生活で常
地球泥棒を追え! ③ 小さな染みのある、見慣れた天井。 五分ほどそれを見上げていた一郎は、ようやく自分が寝ている事に気付いた。 「ふはっ!?」 跳ね起きる。ベッドからずり落ちる掛布団。 窓の外からは朝日とスズメの声。時計は朝八時の少し前を指している。 辺りを見回す一郎。いつもの、自分の部屋だ。何一つ変わっていない。 そう、何一つ。 「……ええと」 窓辺に歩み寄る一郎。壁に触る。固い感触。大穴どころか、ヒビの一つさえない。 窓を開く。見えるのはいつもの街
最近体を鍛えるため、5キロくらいの距離を走っています。もっとも毎日ではなく、一週間から十日くらいの間を開けつつですが。 前に頑張り過ぎて膝を痛めかけた事があるんで、二の足を踏みたくないんですよねえ。 で、現状のタイムがタイトルの30分38秒。こんな調子で年内に30分を切る事が出来るのか・・・と思っていた所、たまたま見た駅伝で選手の方は同じ距離を13分台で走破されるという話で。 常人の約三倍の脚力・・・よもや駅伝走者はニンジャなのでは!?
腕時計が壊れたので新しいのを買いに出かける。 折角なので今まで付けた事が無いデザインのものがないかなーと探していた所、目が合ってしまった。しかも売り上げの一部は熊本城の修繕費に充てられるとの事。 こりゃ買うしかないねえ、という事で人生初のくまモングッズは腕時計になりました。 ただやっぱり女性や子供が買う事を想定していたのか、ベルトが少し短い・・・まあ、いいか!
地球泥棒を追え! ② 「シロガネとは何だね」 機械巨人の放つ声は、一郎の左手からも聞こえて来た。小手と一体化したプレートに、通信が繋がっているのだ。 「名前だよ、オマエの」 「先程赤子規と名乗った筈だが?」 「その姿の時の名前だよ。正式名称はやたら長いし、赤子規ロボなんて呼ぶ訳にもいかないだろ」 「成程」 納得した戦闘形態の赤子規、もといシロガネは、立ち上がった敵機へと向き直る。 ビャグザ。 それがあの機体の名前だ。二重環惑星連合で広く運用されているパルス・トレ