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部活動にも選択肢を

日本の中学校、高校では多くの生徒が部活動に入部する。

部活動というのは、基本自分が通っている学校の部に入部する。

そして、その学校に同じことを行う部は1つしかない。

しかし、これでは選択肢が狭いのではないかと思う。


まず、学校によってレベルが違うということである。

例えば、テニスを趣味程度で始めたいという生徒がいたとする。

しかし、その学校のテニス部が全国大会出場レベルで、初心者ではついていけないような場合、その生徒はテニスを断念せざるを得ない。

もちろん、レベルの高い練習に混じっていきたいと思う勇者になることや地元のテニススクールに通うなど選択肢はいくつかある。

それが可能な環境なのであれば、問題はないと思う。

それでも、チームスポーツになると簡単にはいかない。

高校生も参加できる草ラグビーチームと言われても、私は地元にあるかどうかすら分からない。

このように、同じスポーツでも、自分がやりたいレベルに合わせるのではなく、部活のレベルに合わせなくてはいけないのが部活動の問題である。


マンモス大学のように、同じスポーツでも複数サークルが存在するならば、何も問題がない。

レベル、雰囲気、男女比率など様々な観点を考慮して、サークルを選ぶことができる。

逆に、ガチでやりたい場合は、体育会や体同連などといった団体もある。

これは、スポーツをやる上でかなり理想的な環境である。


大学に行けば、かなり選択肢が広がるが、高校生までがあまりにも閉鎖的であると感じる。

これを改善する1つの案としては、地域でスポーツのできる環境を整えることである。

その地域の学生だけでは、人数、資金、ノウハウなどにおいて限界がある。

そこで、年齢や性別を超えてスポーツを楽しむことができる環境を整えることが大事になると思う。

これは、世代を超えた繋がりを作ることが可能であると共に、学校における負担を軽減することができる。

世代を超えた繋がりを持つことで、お年寄りは孤独になる機会を減らすことができる。

そして、今を一生懸命生きている若者と接することでこれからの人生を頑張ろうと思える活力を得ることができるかもしれない。

若者からすれば、資金や人脈が豊富な年長者と接することで、自分の夢を叶える近道になるかもしれない。

また、スポーツを通じてビジネスを起こすこともできるのである。

以上のことから、若者とお年寄りの両方にメリットがある。

学校の負担の軽減においては、部活動の顧問という教師の仕事を減らすことができる。

好きでやっている人もいるが、仕方なくやっている人も沢山いる。

そのことで、休日も返上して遠征に同行している教師もいる。

そのような状況を地元のスポーツチームに移管することで、改善することができると思う。

また、指導者のような人もいるので、未経験の教師が顧問をやるよりよっぽど良いと思う。


これはあくまで、理想的なもので、まだまだ問題点は多数存在する。

資金の調達やチームメイトの勧誘、場所の確保など具体的に決めなければいけないことがまだまだある。

しかし、このような考えを持つ人が増えることによって、1つ1つ問題点を改善することに繋がると思う。

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