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「あなたのためを思って」という圧力。

こちらの本から、考えたこと。

ホリエモンは
保育士の給料が上がらない要因の1つとして
「地方公務員の規定に従って決められているので、自分たちで給料を上げようと思っても、なかなか上げられない」と述べていた。

だから、公立保育園で働くこと以外の選択肢を考えることも必要では?と。

たとえばCtoCのベビーシッターマッチングサービス「キッズライン」に登録して、仕事をウーバー化するなど。

仕事のウーバー化。

保育士って、保育園で働くイメージが強いけど、他の選択肢もあるんですよね。

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そして、今回記事を書こうと思ったキッカケ。

保育園の壁に貼られている装飾も、保育士がほとんど時間外のボランティアのような状態でやっているそうだ。

10年後の仕事図鑑より引用

でも、それが本当に園児にとって必要なのかというと、タブレットでも渡しておいたほうが園児は喜ぶかもしれないし、それこそ効率化できる部分かもしれない。

10年後の仕事図鑑より引用

これ、すごく納得してしまって。
タブレットのくだりは何ともいえない(確かにそうかもだけど)のですが、壁面装飾の方。

もちろん園によるんですけど、壁面装飾って結構凝ってたりするんですよね。

作るのは、おそらく先生。
素晴らしいんですが、同時に抱く
「本当に先生がやる必要あるのかな?」という疑問。

そして、ある保育園に見学に行った時のことを
思い出しました。

✅壁に装飾をしない保育園

すごく印象に残っていた、ある私立保育園。

園長先生が、一緒に園内を周りながら説明してくれました。

園長先生
「壁面には、基本紙類を貼らないようにしているんです」


「そうなんですね?」

なんでだろ?

園長先生
「職員が凝った壁面装飾を作ったところで、子どもたちは、そんなに喜ぶわけではないんです」

と言って、

・装飾にかける時間をなくして、現場の保育に注力→業務が終わったら職員がすぐ帰れるようにしていること

・壁の装飾が夜間床に落ちると、セキュリティシステムが反応する→それを避けたいこと

など、理由を教えてくれました。

人によって感じ方はそれぞれだと思いますが、私はその方針に好感。

結局立地の関係もあり、この保育園にお世話になることはなかったのですが…

一生懸命、かつ時間をかけたからといって…
必ずしも、それが喜ばれるわけではない。

そして、それが必ずしも相手に必要かどうかも分からない。

うん、そうそう。

むしろ、それって時に圧力になるよなぁと。

✅「あなたのためを思って」という圧力

「〇〇が喜ぶと思って!どうかな?」
「一生懸命作ったんだけど、どう?おいしそうでしょ?」

こういうの、「あなたのためを思って」という圧力だと思ってます。

何も思わない人もいると思いますが、私は圧を感じる。

もちろん、本当にうれしい時は喜びます。

でも…

「〇〇が喜ぶと思って!どうかな?」
喜ばないといけない。
うれしいフリをしないといけない。

「一生懸命作ったんだけど、どう?おいしそうでしょ?」
「おいしい」と言って、完食しないといけない。
おいしそうに食べないといけない。

みたいな圧を感じるのです。

たまにレストランで

「お腹いっぱいになりましたか?(ニコッ)」
「おいしかったですか?」

って聞かれるのも、苦手です。

本当にお腹いっぱいで満たされていたり、おいしかった場合は笑顔で答えますが。

この質問って
「お腹いっぱいになった」
「おいしかった」
以外の答えって、言いにくいですよね。

それ以外の答えなんて、言わせねえよ?ってことなんでしょうか?
(たぶんそうではない)

おいしかったら、聞かれなくても「おいしかった」って言います。

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私はリアクションが薄い(感情表現が下手なのか?)ので、
期待の圧力をかけてきた人に対して、相手が望むようなリアクションが提供できません。

その結果

「喜ぶと思って、一生懸命作ったのに」

などと言われたことも。

今思うと「知らんがな」って話なんですが。 

✅子どもに圧力をかけない

子育てのポリシーなんてものはないと思っていたのですが…
記事を書いていて、一つあること気が付きました。

それは…

子どもに圧力をかけない」こと。

いい意味で、「期待しない」。
そして、同時に「私にも期待しないで欲しい」という願いもあります(何それ)

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私は、キャラ弁みたいなものは作りません。
なぜなら、自分が作りたくないから。

食材って、手で触れば触るほどまずくなると思っているのと、単純に面倒だから。

もし作ったとしても、「一生懸命」になり、「子どもたちの為」になってしまう。

その結果
「ママ頑張って作ったよ!かわいいでしょ?」
みたいな、圧をかけてしまうと思う。

それは、避けたい。
だから、やらない。
ただ、それだけ。

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考え過ぎなのかもしれないし、
子どもたちは、そんな風に感じないかもしれない。
むしろ、キャラ弁を作ってほしいのかもしれないけど…笑

平たく言うと、「過保護にしすぎない」といったところでしょうか。

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ということで、ホリエモンの保育園論をキッカケに
なぜか私の子育てポリシーがあったことに気がつく…

という、予想外の展開になりました。
 

 
だ〜か〜ら
noteは面白い イェイ♪
noteは面白い イェイイェイ♪

〈あとがき〉
運動会や発表会の終わりに、先生が子どもたちに「今日は楽しかったですかー?」って聞くのも、少し苦手です。「はーい」としか言いようがないじゃん、と思うわけです。楽しかったならもちろんいいのですが。
行事=楽しまなければならない、みたいな圧力というか。いや、まあ楽しいのが一番なんですけどね?(どっちやねん)
今日もありがとうございました。


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