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【アラサーOLの回顧録】TOEIC400点台でアメリカ/ロサンゼルス留学②~ホームステイ編~

最初のひとことめから伝わらない

前回記事の続きです。
ホストファミリーの家に着き、Nice to meet you的な挨拶を終えた後、Are you hungry ? と気を遣って聞いてくれる優しいホストファザーのポール。だけど私は、半日近いフライトと極度の緊張でぐったりだったので、「ちょっと自分の部屋で休憩したい」と思い、「I want to rest.」と言った。
しかしホストファザーは「?」という顔。何度か、「rest」と言ってみるけど、伝わらない。
結局「I want to sleep」と伝え、やっと「あぁ、restって言ってたのね。」と理解してもらえた。どうやらずっと「lest」と聞こえていたらしい。
「R」「L」は、今でもオンライン英会話で直される、苦手な発音。)

ふぅ。休憩するにも一苦労だぜ!笑

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↑ホームステイ先での私の部屋(2人部屋)

初アメリカでのディナー

初日のディナーについて、何を食べたか正直覚えていません。
だってすごく緊張していたから。
ホームステイは私の他に女の子が2人。同じ日にやってきた同室のスペイン人のクリスティーナと、アメリカで仕事をしていてこの家に長く住む韓国人のハイディ

二人とももちろん私より英語が上手で、初めてのディナーは全く会話についていけなかった。質問されたことに一言返すのが精一杯。それも「日本のどこから来たの?」とか「何歳?」とかそういった簡単な質問だけ。。
クリスティーナのスペイン訛りも、ハイディの韓国訛りも正直聞き取りにくいなーって思ったけど(何様だ)、ホストファミリーは普通に聞き取って喋ってたから単に私のリスニング力が無いのだと実感。

それでも楽しく過ごせたのは、ホストファミリーが聞き上手だし、話すときもゆっくり話してくれたから。
なにやらポールの家庭では、お父さんの代からホストファミリーをしていたそうで、留学生とは小さい頃から一緒に暮らしていたというから驚き!どうりで私の英語も辛抱強く理解しようとしてくれるわけだ。

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↑初日じゃないけど、ホストファザーの手作り🍔

大好きな金曜日の恒例行事

毎週金曜日はTacoパーティーSushiパーティーが交互に開かれ、2週間に1回は日本食が食べれたのでホームシックになることも無かった。その日は語学学校の友達を家に招かせてくれたり、ホストファミリーの友達が家に遊びに来ることもあり、賑やかでそれはそれは楽しかった。
夕飯後は皆でムービーナイト🎬映画を見ている途中で、必ずポールがポップコーンを作り出す。「私はお腹いっぱい(太りたくない)・・・・」と最初は断っていたけど、後半は毎回一緒に食べちゃってた。恐ろしい誘惑だ。
映画はほとんどなに言ってるか分からなかったけど、テレビは常に字幕ONにしてくれていた。
映画ではないが、私が日本で見ていて好きだった”クリミナルマインド”というドラマが向こうで流れていたので、「これ面白いんだよ。」と逆にアメリカ人にオススメ。皆めっちゃハマって毎晩見るようになった。

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↑Sushiパーティーの様子

ホームステイ先で学んだ人間関係の大切さ

この家はお父さんのポールが主夫で、毎日凝った美味しいアメリカ料理を作ってくれた。そのおかげで毎日ご飯が楽しみだったし、ありがとうの気持ちで、毎日食器洗いは私やホームステイをしている女の子たちで行った。
「毎日しなくていいよ。当番制で交代でやろう」とホストファザーには言われたけど、私が「美味しいご飯つくってくれてるんだから、これは私がやるよ」と言うと、とっても喜んでくれた🎵私のいた2ヶ月間でもうルームメイトは3回変わったけど、この皿洗い習慣は少なくとも私はずっと続けた。
他にも、料理を積極的に手伝ったり、基本的には部屋に籠らずリビングで一緒にテレビを見たり宿題をした。徐々にこの家の犬とも仲良くなれた笑🐶(詳細は前回記事参照

せっかく留学してるんだから普通じゃん?って思うかもしれないが、何人かのルームメイトを見ていると、自分の部屋で長電話している子が多かった。特に若い子は(自分も当時は若かったけど)、夜遅くまで遊んで帰って来なかったり、夕飯要らないという連絡をしなかったり。)

その点、私はとても優等生だったと思う。つまらないと思うかもしれないが、夜遊びは興味なかったし、平日は基本学校からまっすぐ家に帰っていた。学校終わりにクラスメイトと遊ぶにしても、ビーチで寝そべっているカフェでお喋りするかくらいで、夕飯の時間には必ず家に帰ってホストファミリーと一緒にご飯を食べた。

ルームメイトの誰より英語は話せなかったけど、ホストファミリーは私を信頼してくれたし、何より好きになってくれた
たまに学校まで車で迎えに来てくれて、スーパーに連れて行ってくれたり、私に予定のない週末は、韓国人ハウスメイトのハイディと一緒にコストコや港近くの市場に連れて行ってくれたり、ホエールウォッチングや遊園地にも行った。
ガイドブックに載っていない地元の人が遊ぶ場所に行けるのもホームステイの醍醐味なのかも。

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↑ポールとハイディ(ホストマザーの車から撮影)

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↑ ホエールウォッチングでのハイディ。クジラの潮吹きが見れた🐳

私がラッキーだっただけ。と言われればそうかもしれない。
お金目的だけでホストファミリーをやっている家も多いようで、食事は冷凍食品ばかりだったり、そもそも家族がほとんど家にいないという家庭もありクラスメイトの多くがホストファミリーの愚痴をこぼしていた。

確かに私はラッキーだった。ただ、彼らは元々とっても優しいホストファミリーではあったけど、常にずーっとホストファミリーであるが故に、誰にでもこんなに色々なところに連れて行ったりはしていないという。(2人の留学生が2-4週間ごとに入れ替わるからね)
You are special 」そうよく言ってもらえたのは本当に嬉しかった。
相手をリスペクトし最低限のマナーは守る。これは人間関係を築く上で世界共通で大切なことだと学んだ。

日本に帰るときは、空港まで送ってくれて「いつでも帰ってきて。ここにはいつでもあなたの家があるからね」とホストファミリーとハイディも泣いてくれた。私ももちろん大号泣したのは言うまでもない。(まさにウルルン滞在記)

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↑ 私の送別会 at ロブスターフェスティバル

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↑ホストマザー、ファザー、ハイディ、私のタオル

英語は伸びたの?

あれ、結局英語力はどうなった?と思ったあなた。
正直言って、話せるようになったかは微妙。話せなくても楽しかったというのが実際のところの感想だ。

留学後半の方でも、「Go back to Japan」と言いたかったのを「Come back to Japan」と言ってホストファザーに指摘されたのを覚えている。

ただ、実感はなかったけどリスニングは結構鍛えられたようで、
でも日本に帰ってすぐ受けたTOEICで驚きの〇〇〇点アップ!!


次回、語学学校編。&帰国後のTOEIC点数も公開!


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