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経営者や社員の意識を変え、成長を生み出す「指標」の力
指標は、メインドライバ「システム化・型決め」であり、また「成果分析」のツールでもあります。指標が的確に設定されている場合、指標自体が強いエネルギーを持ち、成長ドライバとしてビジネスモデルや行動環境を強力に牽引していく効果が期待されます。
指標は事後的な管理のためだけに用いられるものではありません。社員や経営者の意識のレベルにまで定着させ、判断や行動を変えさせ、会社にとって望ましい結果を導き出すた
「アンバランス」を恐れない経営
前稿では、コロナ禍に直面した企業経営者が考えるべきことについて、縷々思うところを述べてみました。いま振り返って、改めて考えてみますと、
①本質を捉えしっかりと経営に取り組んできた経営者/会社は、コロナ禍に直面しても振り回されることなく、ダメージも受けていない
②急激で大幅な環境変化にさらされても、それに受け身で対応するのではなく、むしろ好機と捉えて、前向きに企業成長に生かすことができた経営者/会社
ウィズコロナの時代に経営者が考えなければならないこと
新型コロナウィルスの猛威が事業活動へ影響を及ぼすようになって、早いもので半年が経過しました。政府や自治体により発出された緊急事態宣言や、なかなか収束の見えない感染拡大状況において、事業活動や私たちの生活は大幅に見直さざるを得ない状況に追いこまれました。
在宅勤務やウェブ会議が拡がり、通勤や取引先訪問のための時間が激減しました。出張もなくなり、会食などの機会を持つことなど考えられない状況になりまし
SDGsの取り組みと業績との相関関係
昨年12月、日本経済新聞社が「SDGs経営調査」を発表しました。2019年12月2日付日本経済新聞朝刊記事によると、日本経済新聞社が上場企業など国内637社について、SDGsにどう取り組んでいるかの視点で格付けした調査で、総合格付けの上位34社のグループは、それ以外のグループと比較してROEや売上高営業利益率が高く、「SDGsを経営に生かしている企業ほど、収益力が高い傾向が鮮明になった」としていま
もっとみるSDGsを経営に統合するということ
中小企業へ広がるSDGsへの期待SDGsの認知度がここ2年くらいの間に急速に高まり、SDGsピンバッチを胸に付けている中小企業経営者の方も、首都圏のみならず地方都市でも多く見かけるようになりました。
SDGsは、”すべての”企業に対して、SDGsが掲げる持続的発展のための課題を解決することを求めているものであって、グローバルにビジネスを展開している一部の大手企業に限ったことではないことはもちろん、
100%子会社がグループ全体の「良い会社づくり」を牽引。わずか2年で大きな成果を上げるブリヂストンBRMの挑戦
一般社団法人豊島いい会社づくり推進会の7月度企業視察会では、同会法人会員でもあるブリヂストンBRM株式会社様を訪問しました。
リトレッドタイヤ製造専業の株式会社ブリヂストンの100%子会社です;
https://bs-brm.jp/
(なお、ブリヂストングループによるリトレッドタイヤのマーケットシェアは約50%で、ブリヂストンBRMはその約8割(マーケットシェア約40%に相当)の生産を担っていま
”幸せな会社”の社長が大切にしていること
「就業規則の神様」と呼ばれる社会保険労務士、下田直人さんの近著『"幸せな会社"の社長が大切にしていること』。「幸せな会社」と、ここでも近時注目されているキーワードが登場しています。
著者の下田直人さんは2002年に社会保険労務士として開業され、2005年には『なぜ、就業規則を変えると会社は儲かるのか?』(大和出版)を上梓しています。就業規則を単に労働基準法を守るため形式的に作成するのではなく、中
なぜ「良い会社づくり」は進まないのか
「いい会社」や「良い会社」への興味・関心が高まってきました。「社員や関わる全ての人の幸せを実現する」といった経営者の言葉を耳にする機会も増えています。書店へ行けば、利益追求一辺倒ではない、幸せを基軸にし成長を実現した会社の軌跡や、そうした会社のつくり方を指南する書籍が数多く並んでいます。
この傾向はもちろん歓迎すべきことで、利益を上げるためには他者の犠牲も厭わないという利己的な経営スタイルが「陳