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ぼんがら餅はあんこを楽しむもん


ぼんがら餅とは?

  初夏、山野に分布するぼんがらの葉を摘んで来て、ぼんがら餅を作ります。

サルトリイバラ
ぼんがら

茎にトゲがある半低木のサルトリイバラの事を「ぼんがら」と言います。

秋には実が色づきます


  滋賀県多賀町内では、サルトリイバラの葉っぱで包んだお菓子を、ぼんがら餅・がらたて餅・がんたち餅・がんばら団子・いが餅など様々な名前で呼ばれています。ちまきと同様に、端午の節句や田見舞いに作ったと聞きます。      また、お盆にお供えするのでぼんがら餅という集落もあります。
  白い団子の部分は、米粉や餅粉、小麦粉など様々です。また、中の餡の素材も、小豆、そら豆、枝豆と多様です。


「ぼんがら餅は、あんこを楽しむもんや。」


  よびし通信no.16を見て、強力粉で試作してくださったそうですが、どうも昔食べた味と違うと。https://note.com/yobishitaga/n/ned25102603f9

「昔は強力粉なんぞ無かったし、薄力粉でも作れるはずや。」
「そんな分厚い小麦粉を食べるんやのうて、もっと薄皮にするんやで」と薄力粉で何度も試作されたそうです。

材料


薄力粉:水=2:3 
餡子
ぼんがらの葉

5個分の材料

薄力粉…40g
水…60cc
餡…丸めたもの5個(1個35~40g)
ぼんがらの葉…10枚

作り方


①薄力粉に水を入れてお箸で混ぜます。天ぷら粉を溶くようにさっさっと軽く切るように混ぜ餅の部分が完成。10秒足らずの出来事。ダマも気にしない😅。
「ふるいに通すとダマにならへんやろうけど。昔はそんなに丁寧にしてやらへんで…」


②アイスクリームをすくう道具で餡子を丸めておきます(そこは、なんだか合理的😄)。ハンバーグのように平たくします。


③ぼんがらの葉の上に、1個約40gの丸めた餡子を置きます。衣をくぐらせるイメージで生地を薄く流します。


④ぼんがらの葉を上に置きはさみます。


沸騰させた蒸し器に入れます。


⑤葉の茎部分の色が変わったら蒸し上がり。(5分ほど)


じゅう(ばんじゅう)にとって
あら熱をとります。
少し冷めると、
葉っぱから餅がペロンときれいにはがれます。

餡子を楽しむお菓子。

小豆も県産の良いもの、砂糖は甜菜糖
ぼんがらの葉っぱの爽やかな香りが移り上品な甘さです。

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