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山椒味噌の実験⁈

何を作るか聞かされずのお家訪問


「今日空いてる?」と、嬉しいお誘い。ありがたいことに、料理を教えてくださるお母さん!て呼べる人が何人もいる。
以前にも「フキ炊くしおいで」と誘われ、フキはすでに出来上がっており、おはぎを一緒につくったお母さん。
「フキ味噌と山椒味噌を作るな」と、卓上には私と同じ年の娘さんからプレゼントしてもらったというフードプロセッサーが準備されている。
いろいろ今日は実験してみよ!とワクワク料理実験開始。

①フキ味噌 ②山椒:味噌 1:2 ③山椒:味噌 0.5:2 ④山椒:味噌 0.5:2+はちみつ

フキ味噌

「これは、スーパーで買って来たトウブキやけどな。」一般的な、あの「スジの通ったふ~き」のフキ。
え?フキノトウだけでなく、茎の方も味噌にするの?って聞いたら、「フキの薫りのお味噌、ごはんにつけてたべたいやろ?」って。
「目分量で味見もって作るけど、ちゃんと計った方がええんやな?」と計りと大さじを準備。そして手を止めて撮影協力もしてくださる。ありがたいです。

クサブキとトウブキとヤマブキ、色んな名前で呼ばれているが、どっちが細くて佃煮にするものか、太くて炊き合わせにするものか、いまだに区別が出来ない・・・。
以前書いた土用蕗は、お母さんの説明ではクサブキらしい。

①フキ味噌 材料

フキ・・・一束150gほど
味噌・・・200g
砂糖(三温糖)・・・大さじ5
削りぶし・・・大さじ2

つくり方


①フキは茹でて皮を剥いておく。1cmくらいに刻む

②お味噌は昨年仕込みの手前味噌。熟成の仕方が美しい!

ざみ*も出んときれいにでけとるやろ?
*「ざみ・ざんみ」・・・滋賀の方言、味噌やぬか漬けの周りに浮いてくる白いカビのこと

③材料をフードプロセッサーにすべて入れてつぶす

本当はこれにちりめんじゃこも入れたかったそう。「ごはんにつけても美味しいけど。絹さや茹でといて、味噌にお湯注いで絹さや入れたらお味噌汁にもできるんやで!」と。
なるほど・・・。味噌玉だ!
味噌玉のレシピは、「よびし通信no.20」に紹介しています。

山椒味噌の実験

「山椒の葉っぱで山椒味噌作るんやけど。ちょっと葉っぱ採るのが遅なって、葉っぱがひねて(成長してかたくなって)しもてるんよ。こんなん他の人に見られたら恥ずかしいわ。」「葉っぱしごいて、軸とって、しっかり炭酸入れてゆぶいて柔らかくしてるで」と。
どんなもんの分量が美味しいか、いろいろ実験してみよう!と。

②山椒:味噌 1:2 材料

山椒の緑が鮮やかな味噌に。
山椒(茹でたもの)・・・100g
味噌・・・200g
砂糖(三温糖)・・・大さじ5

葉っぱを先につぶす

③山椒:味噌 0.5:2 材料

山椒の主張が②は強すぎたので半量に。
山椒(茹でたもの)・・・50g
味噌・・・200g
砂糖(三温糖)・・・大さじ6 

葉っぱがつぶれてから味噌と砂糖を入れる

④山椒:味噌 0.5:2+はちみつ

はちみつだけでは甘味が少ないので、三温糖を少し加えることにしました。山椒(茹でたもの)・・・50g
味噌・・・200g
はちみつ・・・50g
砂糖(三温糖)・・・大さじ1

出来上がった味噌を、焼き野菜につけていただきました。
新玉ねぎは素材に甘味があるので、甘いお味噌でなくても良く、茄子や厚揚げの田楽味噌にするには、はちみつ入りが美味しかったり、素材によって味噌を使い分けられる贅沢!!



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