自分が変われば人も変わる?「マンガでやさしくわかるコーチング」のポイント解説と実践結果
【読書禄1】
こんにちは!よーです。
今日は、「マンガでやさしくわかるコーチング」のポイントの解説と、僕が実践した結果(この本めっちゃ実践でも使えるやん!と実感した体験)を記載していきたいと思います。
□誰にオススメ?
この本は、よー的には、
といった方にオススメだと思います!
また、仕事だけでなく、私生活にもかなり役立つかと!
そういった方の目線に立って、以下記載していきます。
□どんな本?
超端的に言うと、漫画と文章が半々で分かりやすくコーチングが学べる本。という感じです。
全224ページの内約半分が漫画なので、負担も比較的少なく読めますし、深掘りというよりはまずは基本を抑えるためによい一冊です。とはいえ、具体的な記載もありすぐに実践できる内容のため、手始めに読むにはまずこの一冊がええんやないかなぁ〜と個人的には思います。
(控えめに言っても、超絶良書やなあと)
□コーチングとは?
まず、コーチングについて。
最近はよく聞く言葉なのでなんとなくは分かる、という方が多いかと思います。でも、いざ文章で説明して~と言われると、案外答えられないのではないでしょうか。ちなみに僕は、この本を読むまでは答えられませんでした(笑)
蛇足はさておき、本書ではコーチングとは、
とあります。
(コーチングはもともとは馬車を表す「coach」から生まれた言葉。)
また、本書のコーチングは、コーチングをする側(コーチ)と受ける側(クライアント)は対等なパートナーとして、クライアントが心から望むような人生を生きられるよう、お互いに力を合わせるというスタンスのものです。
こんな風に人から接せられたら、僕なら「きゃっ素敵♡」「その優しさに思わず惚れちゃう!」という感じです!(ドン引き)
会社や私生活において、上司と部下、年齢の上下関係などで、無意識のうちに対等ではないというスタンスになりがちな気がします。
「この人自分の話したいだけやん(あれ、相談してたはずなのに??)」
「あぁ、マウントとりたいだけかいな(上から目線にしか感じない!)」
こんなシーン、よく遭遇しませんか?
立場の低いほうは、嫌やなあとかそれちゃうんやない?と思っても、なかなか言えないもの。つらい思いをした方は、僕だけではないはず。
そういった場面が多いなあと感じる中、対等なスタンスで接してくれる人がいたら、それだけで希少価値半端ない。昔のバリバリ熱血体育会系が時代に合わなくなっている?昨今(寂しい・・・)、コーチングを駆使して相手と向き合う人は、ストレスまみれの社会に現れたメシアといった感じですね!
この本を読んで僕が感じたことは、コーチングとは
「相手とともに目標を考え、そしてその実現に向けて問いを投げかけ気づきを与え視野を広げさせる。そして行動を促しともに前進する」ということ。気づき学び行動するのサイクルを促し成長を、という感じです。
□コーチングの必須スキル「傾聴」
傾聴?話を聴けばええんやろ?簡単や~ん。
違うんです、実は傾聴にはレベルがあるんです。
「えぇ~、それは本当かいカ○オ君!?」という、某アニメの婿養子には入ってないけど妻の親と同居している既婚男性の叫びがきこえてきそうです。
※実際、僕は本を読んで心の中で叫びました。
その傾聴のレベルとは、以下の3段階です。
ちなみにこの傾聴の資質ですが、なんとトレーニング次第で伸ばせるようです。なんという朗報!諦めないでOK!
まずレベル1の内的傾聴。
これは、「自分自身に意識を向けた」傾聴です。
相手の話を聞いてはいるんだけど、自分に置き換えて考えて話を遮ったり、話なげぇ・・・と思っているような状態です。これだと、話しているほうはまるで聴いてもらえている感がありませんよね。クライアントはこれでいいのですが、コーチはこれでは相手と向き合っているとは言えません。
前述の自分の話したがりマン、マウントとりたがりマンは、まさにこの内的傾聴ドストライクであるといえます。気を付けましょう(戒め)。
次にレベル2の集中的傾聴。
これは、「相手に意識を集中した」傾聴です。
目の前にいる相手にしか意識が向いていない、いわゆる「全集中」した状態です。穴が開く勢いで相手に全神経を集中させる、相手の一挙手一投足すらも逃さない!というような、超絶一途な傾聴です。
そしてレベル3の全方位的傾聴。
これは、「360度すべてに意識が向いた」傾聴です。
話している相手だけでなく、その周囲や部屋全体、文字通り360度すべてに意識が向いている状態の傾聴です。
(空気を読む、空気が読めないのあの感じ)
なんだかこう言われると、全知全能な神様のような感じです。
この感じ取ったことを積極的に口に出すのも、このレベルの傾聴の特徴だそうです。(なんだか目が悲しげですね、本当は〇〇なんじゃないですか?といった感じ)
コーチングは主にこのレベル2と3の傾聴を駆使し、感じ取ったものを言葉にして質問し導いていく。この際のポイントの一つとして自己管理とあり、本書ではコーチに求められる自己管理とは、以下の能力と挙げられていました。
この姿勢こそが、相手を尊重する、対等であるという証であり、クライアントを目標へ近づけるためにもコーチに必要なマインドではないかなあ~と思います。相手を知るためにはまずは本当の意味で傾聴を、です。
□傾聴後の「質問」の仕方も大事!
質問についても色々記載がありましたが、私が印象的だったのは、
「どうして」や「なぜ」ときくと、クライアントは自分の意見や立場を説明したり、正当化しないといけないと感じるとあったことです。
これは「あぁ~、めちゃわかる・・・」と思いました。
振り返ってみると、他人からこう聞かれるとなんだか自己防衛本能が発動しやすいように思います。
そうではなく、本書で紹介されていた質問方法は、「何」を使うものが多く、確かに「何」できかれると、自分もまだ言いやすい(問い詰められている感じがあまりなく、自分で考えて自由に言える感じ)ように思いました。
なので、例えば、
「あなたの大切なものは何ですか?」
「あなたがすべきものを一つ言うとしたら、何ですか?」
といったように質問するのも、クライアントに自分を見つめなおさせたり、新たな自分を発見してもらうことにもつながりやすいのではないかと思います。
□相手を変えるには、まずは「自分」が変わらねば!
相手の本音を知りたい、変わってほしい。成長させてあげたい。
と思いつつも、ついついレベル1の傾聴をぶちかまし、むしろ相手が遠のいていく・・・。そしてあろうことかそれを「せっかくアドバイスしたのに全然言うこときかへんやん!ぷんぷん!」と怒ってしまうという愚の骨頂。
はたから見ていると、「そら遠のくわ!」と言いたくなってしまう・・・。でも、僕を含め、多くの人が本当によくやってしまっていると痛感しています・・・。
この時に大事なことは、人を変えたければ、
まずは自分が変わる
ということだと思います。
傾聴一つでも、まずは自分を消す勢い、というか消して相手の話を全力で聴くように行動を変えれるかどうか。この本で知識を得たならば、この自己変革がいかに相手にとって、そして自分にとって大事であるかが分かるはず。
そして相手を変えるためには、まずは相手のことを知らなければならない。
そのためには、傾聴は避けては通れないのではないでしょうか。自分の聴く姿勢を変えることからが、変革への大きな第一歩になるのだと思います。
というか、実際に私がそうでした。
この本を読んで僕が実践した結果について、少し紹介していきます。
□本を読んで僕が実践した結果と感想
この本を読んで、さっそくいろんな人と話す際に試してみました。
自部署を変えたいという想いがあったため、ひとまず自部署の上司、先輩、同僚、後輩、新入社員などを対象にトライ。
まずは傾聴。
特に相手が年下だと、ついつい自分の経験から口をはさみたくなるのを我慢。内的傾聴はダメだ、内的傾聴はダメだと言い聞かせ、じっくりきいてみる。そうすると、ポツリポツリと思わぬ答えが返ってくる。あぁ、そう思っていたのかと新たな発見がたくさんありました。本音にふれることもあり、それだけでも大きな成果であるように思います。
そして、「何」を使った質問。
「強いて言うならば、一つだけ自分ができるとしたら何をしますか?」
「自分に足りないと思うものは何ですか?」
「AチームとBチームの関係がよくないのは何が原因と思いますか?」
こう質問を投げかけると、何かしら考えて自分の想いを言ってもらえました。そして得た意見をひとつずつ繋ぎ合わせることで、知らなかった部署の実情が見えてきて、部署変革の戦略を練るのに非常に参考になりました。
その結果、今はその戦略を戦術に落とし込み、変革に向けてスタートし、鋭意検証中です。
まさか気軽に読んだ本で得た知識がここまで使えるとは・・・
まさか同僚や後輩だけでなく、先輩や上司の本音も知れるとはびっくり。
面白いくらい本音や想いを知れて、
「コーチングすげえ、というかこの本すげえな・・・!」
というのが正直な感想です。
なんせおしゃべり大好きでついつい自分がしゃべってばかりのこの僕ができたんですから、マジですげえなぁと思います。この本と出合えて、本当によかった。なので、皆さんに胸を張ってオススメすることができる一冊です。
※僕がおしゃべりク〇野郎だったから、補正がかかっている・・・かもしれません・・・(笑)
□終わりに
「マンガでやさしくわかるコーチング」のポイントの解説と、僕が実践した結果と感想、いかがだったでしょうか?良し悪しはさておき、少しでも読んでいただいたあなたの参考になれば幸いです。
相手の本音を知りたい、成長してほしい、そのためにはまずは自分が変わりたい。そんな人にぜひおすすめの一冊です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!感謝!
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