米作りの１年を体験する。【番外⑥】

皆さん、こんにちは（こんばんは）。今年も、種まき・田植え・稲刈り・冬の手入れまで『米作りの１年を体験するオーガニックライスジャーニー』（主催：友部コモンズ）に参加しています。プログラム自体は4回ですが、番外だけで既に⑥回目となりました。

今年、田んぼを訪問した日程を振り返ります。
・5月25日（土）：田植え（手植え）第１回①
・6月1日（土） ：草取り（除草機利用）番外①
・6月29日（土）：草取り（手作業）番外②
・7月7日（日） ：草取り（手作業）番外③
・7月15日（月）：草取り（手作業）番外④
・7月20日（土）：草取り（手作業）第２回②
・7月28日（日）：草取り（手作業）番外⑤　

田植え後の草取りを無事に終え、稲もすくすくと生長している様子。体験圃場の稲も七分咲きになったとのオーナーさんからの連絡を受け、稲の観察と圃場周囲の草刈りや必要なお手伝いのために、８月11日（日）に伺いました。朝4:30にさいたま市を出発し、圃場近くのセイコーマートで軽く朝食をを済ませて、6:00過ぎの比較的涼しい時間帯から作業を開始していきます。今回は、一緒に田植えした方も加わって、4名での作業となりました。やはり、人数は一人でも多い方が助かりますね。

稲の朝露（あさつゆ）、ちょっと神秘的（6:00頃撮影）
（体験圃場とは別エリアです）

【作業前】
今回は、圃場周囲の桑の木や草刈り等を行ないました。
農道沿いの桑の木や蔓草等が圃場にせり始めているのでこれらを丁寧に取り除きます。

【作業後】
圃場内まで伸びていた蔓草等も、ノコギリや鎌を使い丁寧に取り除きました。
雑草等は隣の畑の土壌づくりに活用します。普通トラック3台分くらいの量でした。

作業開始してから2時間半程度作業し、概ね一区切りがついたので休憩です。朝から井戸水で冷やしていたスイカをいただきます。

スイカ。朝、井戸水で冷やしておきます。

作業で失われた水分とともに、ビタミンやミネラル等も同時に補給できる優れもの。
4人で丸ごと1個いただきましたが、お腹いっぱいです。

休憩後は、圃場を観察していきます。
圃場脇の農道を歩いていくと、たくさんのイナゴが飛び上がっていきます。イナゴも大きくなっています。そして、6月、7月と暑い中頑張ってきた草取りのおかげで、オモダカやクログワイ等の水生植物に負けず、力強く稲が生長していました。もちろん水生植物も生えていますが、稲たちはもう大丈夫そうです。このような様子が観察できると、やっぱり草取りの効果があったことがよく分かります。そして、あの辺りは草取りをあまりできなかったとか、あの辺りは入念にできたので…というように、稲の生長にもそのまま顕れるので面白いと思いました。草取りの努力は裏切らない。

風に吹かれる稲（写真では伝わりにくいかもしれませんが）
圃場脇の農道を歩いていくと、手前の草むらからたくさんのイナゴが、”サーっと”跳び上がります

田植え時には、2-3本だった苗も 20本以上に”分けつ”していました。
苗の本数を多くしてしまうと、このような分けつを阻害してしまう、
という話を田植え時に説明された記憶が蘇ります。
（分けつ（ぶんけつ）：茎の根元から新たな茎が生え、これを繰り返し生長していきます。）

田んぼの土壌から、たくさんの水分と栄養分を吸いぐんぐん生長しています。
稲全体で吸い上げることを想像すると、田んぼの水が干しあがりそうなくらいです。

東京・埼玉方面では連日ゲリラ雷雨が続きましたが、
最近この地域にはまとまった雨が降らないようなので少々水不足が心配されます。
あとこれから台風シーズンなのでその影響も気になりますがなんとか持ちこたえて欲しいです。

予定では、9月中旬から下旬に稲刈りの予定です。
稲穂もさらに色づいて黄金色になってくるのが楽しみですね！
では、また。

休憩中の本日のお客さま。