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予防的観点から見た栄養学の見直し

私たちの身体は食べるもので作られている

私たちが普段食べているもので、私たちの身体は作られています。
生活習慣病と言われる、肥満や糖尿病などは食原病とも言われ、
食生活がその原因とされています。

これまでの医療や栄養学で語られていることは
本当に健康的なのか?
様々な専門家たちにより研究が進められています。

今回は、新しい栄養学の考え方、誤解されている5つの説について書いていきます。

1、低カロリーはダイエットに不向き

ダイエットといえば、カロリー。
健康的な食生活といえばカロリーオフを重視する傾向があります。
ですが、予防医療的観点の健康な食生活とカロリーはあまり関係がないことが分かってきています。
脂肪を増やすのは脂質ではなく糖質であり、
良質な脂質を摂取することで脂肪をエネルギーとして使用するため
逆に脂肪の燃焼を促進することにつながります。

2、糖尿病とカロリーの関係

血糖値とカロリーには何の関係もないですが、
現在の医学ではカロリー制限で糖尿病を治そうとする矛盾があり
カロリー制限→脂質の制限→炭水化物(糖質)の増加
という食事のバランスをすすめられます。
糖尿病は糖質過多により発症する病態であるため
かえって糖尿病を悪化させることにつながるという研究結果があります。

ダイエットや病気の治療、管理にはカロリーだけを見るのではなく、
血糖値・糖質量に注目して食事の管理をすることが必要です。

3、バランスの良い食事?

バランスの良い食事とはどういうことでしょうか。
現代では、主食・副食をバランス良く摂取する事が勧められています。
が、しかし
推奨されている、炭水化物60:タンパク質20:脂質20
栄養比率には何の根拠もないと学会でも認められています。

人の長い歴史の中で穀物が食べられるようになったのは最近のことであり、
ヒトはお肉やナッツ類から脂質を摂取しここまで生存したと言われています。
人口が増え、狩猟だけでは賄えなくなったことから
麦や稲を育てて食料を確保することになり穀物を摂取するようになりました。

さらに現代の麦やお米は品種改良が重ねられ、昔に比べて栄養素も変わってきています。
本当にバランスの良い食事を摂る事が健康につながると言えるのか
多くの議論がなされています。

4、"コレステロールは悪"は間違い

お肉や脂肪は「コレステロールが上がるから食べすぎないように」と
教えられていますが、厚生労働省は2015年4月「日本人食事摂取基準」で
食事からコレスてロールの接す制限目標値を撤廃しています。
ほとんどの医師や栄養師は未だこれを理解していないのが現状です。

最近では、コレステロールを下げる薬を飲むと
かえって脳や神経系に異常をきたすこともことも分かってきています。

コレステロールは細胞膜の補修や、脂肪の代謝、
神経の製作をしながら弱くなった血管の修理を行う大切な役割があるのです。

5、"ケトン体は危険である"も間違い

ケトン体が危険であるというのは随分昔の知識です。
私も学生の時にはケトン体が検出されると体が危険信号を出している
と習った記憶があります。
が、今では
ケトン体は、胎児、新生児のエネルギー源であり、健康とアンチエイジングを助ける原料であるという研究がされています。

ケトン体についてはこれからさらに深掘りしていきます。

栄養学の見直し

このように様々な事が古い情報や根拠のない言論により
誤解されたまま認識され今まで常識としてまかり通っています。

炭水化物、糖質が中心の低カロリー食が推進され、
ますます肥満や糖尿病、成人病、小児糖尿病を増やしており
それを膨大な薬剤で治療しようという医療が当たり前のように進行しています。

糖質依存の食生活が生活習慣病の原因であり、
アルツハイマーや認知症の分野でも糖質過多の食生活が原因だという
説も出てきてます。
精神科領域でも、うつ病などとの関連、
歯科領域でも歯周病との関連、
がんと糖尿病との関係も研究が行われています。

まだまだ研究途中の分野ではありますが、
根拠ある論文があるのも現状です。

今一度常識を疑って見直していく必要があります。
さらに有益な情報を発信していきます!(^^)

私たちの体は食べるもので作られています。
クリーンでハイパフォーマンスな体づくりをしていきましょう!

参考著書
ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)
宗田哲男
https://amzn.to/3VndbMY 

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