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本とアニメが大好きです 創作と読書感想文の他 特に決めずに思ったこと書いてます。 …

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本とアニメが大好きです 創作と読書感想文の他 特に決めずに思ったこと書いてます。 よろしくお願いします。 (小説、アニメ、日記、音楽)

最近の記事

スローループ

まんがタイムきらら原作、 放課後ていぼう日誌と同じ、 「釣り」をテーマにしたアウトドア日常百合コメディ。 ゆるキャン△といい、本作といい、ヤマノススメといい アウトドア×日常コメディのきらら作品は どことなく時間の流れがゆったりとしているので大変見心地がよろしいですね。 コメディや設定、キャラにもいい意味で強烈な角がないので、 疲れた時に一人で見るのに良い作品。 キャンプや釣り同様、 くつろぎの時間が孤独の心地よさを与えてくれます ちなみに、私は深夜に布団

    • 佐々木とピーちゃん

      まずは総括 とにかく究極にジャンル横断的な作品でした 異世界×魔法×貿易、異能力バトル×公務員、魔法少女、聖戦、社畜×JK、などなど ライトノベルの流行りを全部集めて闇鍋したような印象です とにかくなんでもありの痛快な作品でした。 とはいいますが決して空中分解することなく、 様々なジャンルが絶妙に混ざり合いながら一つの物語としてしっかりまとまっています テンポよく異世界と現世を行き来しながら展開するので 停滞感も全く無く、世界観の切り替えと融合のメリットが分断

      • 放課後ていぼう日誌

        釣り×日常百合コメディ ゆるキャン△、ヤマノススメなどを始め、一定の人気を誇るアウトドアものですが、 なんと今回は舞台は熊本! せやせや、あっしの地元やねん みんなも芦北行きましょう ということで今回はきらら作品でつい最近アニメ化した「放課後ていぼう日誌」のおもしろポイントを勝手に書いていきたいと思います。 まずは、やはりきらら特有、のんびりな雰囲気でしょうか テーマが魚釣りということもあって、特別な展開などは特になく、 そのかわり、田舎の暖かな日常が、動きのな

        • 先輩がうざい後輩の話

          真っ直ぐな性格の武田先輩と双葉 方向性は違えど、自分の殻に閉じこもりがちな性格の桜井さんと風間くん 二組の恋愛模様を描くピュアッピュアな社会人ラブコメです! 社会人ラブコメのストックは、「オタクに恋は難しい」、くらいしか見たことなくて何となく近寄りがたいというか、 現代社会の世知辛さを思い知らさられるような気がしていた、 のはおそらく私だけですが、全然そんなことなかったです! 社会人っていいなぁ、まではいきませんが、 大人社会のラブコメもまた良き、とは思いました

        スローループ

          ひとりぼっちの〇〇生活

          コミュ症女子中学生、 一里ぼっちの脱ボッチコメディ!開始5分で面白すぎました 主人公は一里ぼっち、おもしろかわいい女の子です 彼女は、唯一無二の友達、八原かいさんに ー中学3年間でクラス全員と友達になるまで絶交ー という試練を課されたことから、入学式当日、 友達を作れなくても仲直りする作戦ノートを持参します 初日で諦めてる時点で面白すぎるんですが、 その中身がまたやばいです 面白すぎませんか ③以外は作戦ですらないし、③に関しても ーー 1組は廃止になりま

          ひとりぼっちの〇〇生活

          冴えカノ8話

          冴えカノを見返す機会があって、またエモくなってしまったので、俺ガイルに続き、好き勝手に感想書きたいと思います というのも、2期の8話ってメインヒロイン、加藤恵の回じゃないですか で、はっとして口元を両手で覆うシーンなんですけど それからアキくんは謝り通しますか、 彼女はごめんと連呼されて と怒りを爆発させますよね それでもただ、ごめん、とアキくんが返すと とさらに怒る ここ、2クールと映画も含めて、冴えカノの中で一番好きなシーンなんですけど、 なんでこんなに

          冴えカノ8話

          俺ガイル3期2話

          それでは、今回も自分勝手に感想を書きなぐっていきたい所存であります。 2話のキーポイントは、まずお姉ちゃんしてる陽乃さんですかね 陽乃さん基本ミステリアスで敵キャラっぽいですけど、今回3期見返す中でちょっと印象が変わるシーンがあったんですよね 八幡が雪ノ下家から帰る時に、陽乃さんと二人でコンビニまで行くシーンあるじゃないですか そこの一部なんですけど またお姉ちゃんしてしまった いつもお姉ちゃんしてやったらどうですか いやよ、君とは違うの 君はいつもお兄ちゃんしてる

          俺ガイル3期2話

          1000字くらい短編「電気椅子」

          唐突に、究極に意味わからない話を書きたいなと思って作ってみました。なんか読み返してて思ったんですけど、私は結構頭がやばいのかもしれないなぁと、ちょっと本気で心配することになってしまうようなものを書いてしまいました。これを投稿するのもなかなかやばいんですけど……次からはちゃんと意味のあるお話も作りたい(笑) ――初めて世界一周を成し遂げた人物は?―― たった一つの問題を前に、38名の生徒が戦慄していた。 「山崎、答えろ」 緊張した面持ちで、我がクラスの学級委員、勇気ある

          1000字くらい短編「電気椅子」

          俺ガイル3期1話

          最近、俺ガイル見返してたらなんかエモくなってきたので書いて見ました これに関しては人に見せようと思って書いてないので、すごい自分勝手になってます笑 1話はやっぱり小町回でした まず、受験が終わって特別なお祝いをするよりも、家事とかやりたいっていう健気さ お兄ちゃんとの何気ない日常を大事に思ってくれてるのがしみじみと伝わってきますよね あと、家事が一息ついた時に自然に八幡の隣に座るのもポイント高いですね これが自然な二人の距離感なんだなぁ、って胸が熱くなりました。

          俺ガイル3期1話

          じいさんばあさん若返る(新桃限)

          作者 新桃限 KADOKAWA 今回は漫画です 既出は4巻だと思うんですけど、基本コメディもので 時系列はあんまり重要じゃないタイプだったので、 気楽に読めました。 本作の醍醐味はなんといっても、 大切な人とずっと一緒にいたいそんな誰もが共感できる慈愛に満ちた願いを形にしてくれるところです 物語の冒頭で、 老いた正蔵は、 隣で静かに寝息を立てるイネを見ながら、 ふと、長年連れ添った妻の死を意識してしまい、 底しれない大きな恐れを抱きます あと、どれだけ

          じいさんばあさん若返る(新桃限)

          小説の神様(相沢沙呼)

          概要(背表紙より) 僕は小説の主人公になり得ない人間だ。学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され売り上げも振るわない……。 物語を紡ぐ意味を見失った僕の前に現れた、同い年の人気作家・小余綾誌凪。二人で小説。合作するうち、僕は彼女の秘密に気がつく。彼女の言う"小説の神様"とは? そして合作の行方は? 書くことでしか進めない、不器用な僕たちの先の見えない青春! ライトな青春ドラマで読みやすかったです 相沢先生は、霊媒探偵やマツリカシリーズを先に読んでいたので

          小説の神様(相沢沙呼)

          「夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)」

          『熱帯』に次ぐ森見登美彦二作目 根っこの雰囲気は変わらずとも、方向性は全く異なる作品でした。 概要にもあるけどだいぶポップなイメージ 「先輩」と「黒髪の乙女」は京大なのかな? 京都の街の謎の人物や 京大のゲテモノ感溢れる意味不明なキャラたちが 小気味よいテンポで喜劇を演出していて、 古き良き学生の自由奔放さというか、穴蔵感というか、 どことなく『氷菓(米沢穂信)』と似てるような似てないような雰囲気を感じましたね めちゃくちゃ読みやすかったです でも変わらな

          「夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)」

          『マツリカ・マジョルカ』(相沢沙呼)

          『medium』からドハマリした相沢沙呼先生 ついに同士を見つけました 黒髪ロングの美少女が好きなんですかね 違ったらごめんなさい しかしながら先生の作品に登場する黒髪ロングのクール系美少女は、 有識者を唸らせるほど魅力的でした 今回のマツリカさんは特にキャラが立っていて 何度もドキドキさせられました 数え切れない太腿の描写、雨に濡れた制服と黒髪 彼女の容姿や行動の描写が精緻かつ洗練されていて マツリカさんの幻想的かつ神秘的な美しさ、 そして妖艶な黒髪が

          『マツリカ・マジョルカ』(相沢沙呼)

          『常設展示室』(原田マハ)

          『暗幕のゲルニカ』を経て読んだ本作、 短編集と言うことで、 様々な絵画作品についてコンパクトにまとめられていて絵画の勉強にもなり、 もちろんストーリーとしても飲み込みやすい印象でした。 原田マハ先生の作品は芸術×人間ドラマが多いのかなと思っているのですが、 『暗幕のゲルニカ』や本作は、 芸術に全く造形のない私にも非常に親しみやすい作品です たぶん、専門的な話よりも、政治、家族など 日常生活に根ざした共感しやすい分野に芸術を結びつけてくれるからだと思います、

          『常設展示室』(原田マハ)

          『medium「メディウム」』相沢沙呼

          この一年の読書記録で最も衝撃的な作品でした 毎回ほぼ注意書きなしでネタバレ全開なんですけど、 今回はもし読む人がいたら絶対ネタバレしたくないので内容には一切触れないようにしたいとおもいます 何度も言いたいんですが、概要と通りほんとに最驚でした まさかの…… 言っちゃいそうになりますね なんでこんなに綺麗に騙されたのか考えながら最後まで読んでみたんですけど 実は先生、マジシャンでもあるそうなんです カードマジックが得意なそうで で、トリックにマジシャンならでは

          『medium「メディウム」』相沢沙呼

          「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(桜庭一樹)」

          「葉桜の季節に君を想うということ」を経て辿り着いた先生の代表作の一つ 本作との出会は、 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」というタイトルがかっこよかったという至極単純な理由なのですが、 気づけば日を跨いで完走していて、久しぶりに、何度でも読み返したいと思える作品でした。 読了後に本を閉じ、ふと表紙を見てみると、 このかっこいいタイトルこそが、単純にかっこいいだけでなく、 大切な何かを懸命に訴えているように感じたのです。 なんでしょうね。「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけな

          「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(桜庭一樹)」