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「夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)」

概要(裏表紙より)
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する"偶然の出逢い"にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞にいにも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作! 解説・羽海野チカ


『熱帯』に次ぐ森見登美彦二作目

根っこの雰囲気は変わらずとも、方向性は全く異なる作品でした。

概要にもあるけどだいぶポップなイメージ

「先輩」と「黒髪の乙女」は京大なのかな?

京都の街の謎の人物や

京大のゲテモノ感溢れる意味不明なキャラたちが

小気味よいテンポで喜劇を演出していて、

古き良き学生の自由奔放さというか、穴蔵感というか、

どことなく『氷菓(米沢穂信)』と似てるような似てないような雰囲気を感じましたね

めちゃくちゃ読みやすかったです

でも変わらない不思議感はあったりして

いやいやいや、とツッこまざるを得ないほど、有り得ない大道芸を繰り広げる樋口さん

本の神様を自称する少年

空から落ちてくる鯉の大群

意味不明、理解不能の世界観

なのに合理的な説明はなにもない

それがいいんですよね

なんとなくわかったような気がします

総括

迷路に迷い込んでたらいつの間にかすっきりゴールしてたような作品でした

よく分かんないですね(笑)

言い換えます

奇妙なギャグにクスッと笑えて、不思議な世界に好奇心を擽られる、

ライトにロマンスな作品でした

やっぱりよく分かんない(笑)

おすすめです(笑)

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