「夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)」
『熱帯』に次ぐ森見登美彦二作目
根っこの雰囲気は変わらずとも、方向性は全く異なる作品でした。
概要にもあるけどだいぶポップなイメージ
「先輩」と「黒髪の乙女」は京大なのかな?
京都の街の謎の人物や
京大のゲテモノ感溢れる意味不明なキャラたちが
小気味よいテンポで喜劇を演出していて、
古き良き学生の自由奔放さというか、穴蔵感というか、
どことなく『氷菓(米沢穂信)』と似てるような似てないような雰囲気を感じましたね
めちゃくちゃ読みやすかったです
でも変わらない不思議感はあったりして
いやいやいや、とツッこまざるを得ないほど、有り得ない大道芸を繰り広げる樋口さん
本の神様を自称する少年
空から落ちてくる鯉の大群
意味不明、理解不能の世界観
なのに合理的な説明はなにもない
それがいいんですよね
なんとなくわかったような気がします
総括
迷路に迷い込んでたらいつの間にかすっきりゴールしてたような作品でした
よく分かんないですね(笑)
言い換えます
奇妙なギャグにクスッと笑えて、不思議な世界に好奇心を擽られる、
ライトにロマンスな作品でした
やっぱりよく分かんない(笑)
おすすめです(笑)
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