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自分の可能性を狭めていないだろうか

幼い頃から人見知りで、人と関わるのが苦手だと思っていた。人前に立ったり、手をあげて発言するのも苦手だった。両親や先生から、そのような点を課題だと指摘される度に苦手意識が強くなった。 二年前、そんな自分を変えたくて接客業のバイトを始めた。最初は慣れないことばかりでミスの連続だった。やっぱり向いていない、辞めようかと思ったこともあったけれど、「できなくて辞める」というのが悔しくて続けた。 半年ぐらい経った頃、仕事を一通り覚え、お客さん一人ひとりに臨機応変に対応できるぐらいにな

    • 究極に可愛い生き物

      アドベンチャーワールドにパンダを見に行った。小学校を卒業してからあまり動物園に行かなくなったのだが、アドベンチャーワールドは大人にとっても楽しい場所だった。何よりパンダが可愛かった。ただのんびりと寝転がっているだけなのに一つ一つの動作が可愛い。 アドベンチャーワールドには七頭のパンダがいる。どのパンダも性格が違って見るのが楽しい。特に可愛いかったのが、2020年に生まれたばかりの楓浜。小さくて丸くてぬいぐるみみたいだった。 お父さんパンダの永明は流石の貫禄。骨格もしっかり

      • ミステリー

        私はミステリーが苦手だった。ミステリーはサスペンスものが多いからだ。でも、最近単純に謎解きを楽しめるミステリーに出会ってミステリーにハマってしまった。 浅倉秋成さんの「六人の嘘つきな大学生」だ。あらすじを簡単に説明する。 就活の最終選考に残った六人に出された最後の課題は六人で話し合って内定者を一人決めることだった。しかし、六人が集まった部屋には六人それぞれの汚点が書かれた紙の入った封筒があった。誰がこんな封筒を用意したのか、そして内定者は誰なのか。 読み終わった後に、す

        • お世話になった人の想いを背負って

          応援しているアイドルの女の子が、バトル系の番組に出ていた。私よりも年上なのに、気づけば親が子を見守るように”頑張って”と応援していた。全くファンでない人も見ている番組でどうか彼女の良さが伝わりますように、という気持ちで。どんどんと勝ち進んでいく度に、”よかったね”という気持ちになる。 彼女を見て気付いた。私たちも同じではないかと。これまで育ててくれた両親、応援してくれる兄弟や友達、お世話になった先生や先輩、同僚…。 みんなの想いを背負って生きているのではないか。私が大きな

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        自分の可能性を狭めていないだろうか

          日本の小学校に転校して驚いたこと

          私は小学校6年生のときにアジア圏の国から帰国した。海外では日本人学校に通っており、初めて日本の学校に通ったのだが、海外にいたときに抱いていた日本の学校のイメージとの違いや日本人学校との些細な違いに戸惑うことが多かった。 まず、日本の小学校に対して抱いていたイメージについて書く。海外に住んでいたときは、ほぼテレビでのイメージでしか日本の学校について知ることが出来なかった。(今はSNSの発達で変わったのかもしれないが) テレビ、特にドラえもんといったアニメや、ニュース、NHK

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          何事も一長一短

          完全なる悪、完全なる善なんて存在しないと思う。学べば学ぶほど物事の良い側面も悪い側面も見えてくるものだと思う。 例えば「自然派」などという言葉はすごく良いイメージをもたれがちだが、ある側面から見ると自然なものほど怖いものはない。例えば尿管結石症を起こすようなシュウ酸はほうれん草のような野菜にたくさん含まれている。過度に熟したゴーヤは吐き気や下痢をもたらすそうだ。逆にいえば、化学製品はその安全性が検証されているから「人体にものすごく有毒」といったことは少ないのかもしれない。

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          電車通学で知った優しさ

          高校生の頃、私は毎日片道1時間の電車通学をしていた。早起きが苦手な私にとってはこれが苦痛だった。私が乗る時間帯は通勤ラッシュの時間帯で、座れることはほぼ無かった。 学校の課題やテストが増えてきた頃、睡眠不足のせいか、体調を崩すことが多くなった。 ある時、電車の中でしんどくなったので、吊革を握って、しばらく目をつぶっていたら、いつの間にか倒れ込んでしまったことがあった。すぐに気づいて立ち上がったのだが、そばに座っていた人が咄嗟に「座りますか」と立ってくれた。 でも、申し訳

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          傷つけるより傷つけられた方がまし

          皆は、何か嫌なことを言われたり、されたりしたとき、どのように立ち直っているのだろう? 私は自分に何か非があるのではないかと思ってすごく落ち込む。そんな私がすごく良いと思った考え方が、 「傷つけるより傷つけられる方がましだ」 というものだ。自分が傷つける側でなくて良かった、という考え方。 この言葉を教えてくれたのはモーニング娘。’22の小田さくらさんである。彼女と私は同学年なのだが、彼女の考え方はいつもとても素敵で、大人びている。 オーディション当時まだ中学生の彼女は

          傷つけるより傷つけられた方がまし

          大好きなおばあちゃん

          人一倍苦労人なおばあちゃん。おばあちゃんの結婚相手は私も会ったことがないのであまりはっきりしたことは言えないけど、おばあちゃんにとっては金銭的にも精神的にも大きな負担をかけたような人だったそうだ。 そしておばあちゃんは持病をたくさん抱えている。薬も毎日10何個も飲んでいる。おばあちゃんの娘であるお母さんは、小さい頃からおばあちゃんがよく入院するので小学生の頃は家事を全てこなせるようになっていたらしい。 そんなおばあちゃんはすごく優しい。感情的になることも少なく、いつも何を

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          10年ぶりに再開したピアノ

          小学生の頃、ピアノを習っていた。当時はあまり上達しなかったが、先生が好きでなんとなく続けていた。そのピアノを10年越しに再開した。 YouTubeでピアノを弾いている人の動画を観ていると、「弾いてみたい」と居ても立っても居られなくなったのだ。自分もこんなふうにピアノが弾けたら心地よいだろうなと思ったのだ。 思い切ってピアノ教室に連絡。弾いてみたい曲は映画のテーマソング。10年ぶりで楽譜を読むのも遅くなっていたし、指も動きにくい。先生に指番号をつけてもらい、自主練習。 1

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          ショックだったこと

          友人にあげたプレゼントがメルカリで売られてた。友人がメルカリでこんなもの売ってると話をしていたから見ていたら私があげたものまで売られてた。手作りのものまで。購入を薦める文章とともに。 処分に困るような大きいものとかだったらまだわかる。だけど、売れても数百円。いらないなら誰かにあげるなり捨てるなりしてくれた方がまだましだ。 それとも売るのが普通なのか。私だったら気が引ける。他人が作ってくれたものや選んでくれたものをお金に換えるなんて…。 そもそも見なければ良かったのだけど

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          手紙のあたたかさ

          私は昔から手紙をもらうのが好きだ。プロフィール帳に宝物は「手紙」と書いたほどだ。手紙をもらうとわくわくする。封筒や便箋が素敵だとなおさらだ。手紙には想いがこもっていると思う。SNSやメールで書くと恥ずかしく感じるようなことも手紙だとなぜかかけてしまう。 そんな手紙好きな私は手紙を捨てられなくて、家の中を整理していたら小学生から今に至るまで友人や家族、先生、文通相手からもらった手紙や誕生日カードが引き出し一つ埋まるぐらい出てきた。 中学受験に失敗して落ち込んでいたときに、当

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          一度問題から離れてみることの大切さ

          受験生の頃、数学の難しい問題を解いていて行き詰まった時、一度ご飯を食べて寝て、次の日起きたら解法が思い浮かぶということがよくあった。 私は脳のことはよく分からないが、一度問題から離れてリラックスすることで、脳が休息し、頭の中がスッキリしたからなのかもしれない。 そのようなことが多々あったので、私は受験生の時はそんなに気を張り詰めすぎず、適度にリラックスすること、受験勉強に専念しすぎないことを意識していた。もちろん本気で志望校合格を目指していたが、私の場合、本気になるあまり

          一度問題から離れてみることの大切さ

          「自己責任」ではなく、支え合えたら

          どのような家庭で生まれ育つか、ということは自分の努力ではどうにも変えられないことである。子供は家族—特に両親の価値観を強く受けて育つ。兄弟の有無や出会った友人、先生による影響も大きいだろう。 そのように形成された価値観は進路にも影響する。両親が学業を重視していなかった場合、家庭環境によって勉強どころではなかった場合と、家庭環境(両親による経済的な支援も含めて)に恵まれた場合では選ぶ学校も進路も異なり、その後の人生が全く違うものになる可能性が大きい。 しかし、社会ではしばし

          「自己責任」ではなく、支え合えたら

          日本人学校出身者の強み

          帰国子女だけど、帰国子女っぽくない。英語もそんなにできない。小学生時代を非英語圏の日本人学校で過ごした私は、長年海外に住んでいながら何が身についたのだろうか、自分のアイデンティティにどんな影響があるのだろうか、と思うことがある。 特に周りにインターナショナルスクール出身者や英語圏からの帰国者がいたので、自分の彼らに比べると”微妙な”経験をどのように捉えたら良いのか悩むことが多かったように思う。 学生生活を終えようとしている今、私が日本人学校出身で良かったと思うこと(あくま

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          どの仕事であれ、プロフェッショナルはかっこいい

          昨日美容室に行った もう遅い時間だったけど、どうしても髪の毛を切ってすっきりした気持ちで一週間を始めたくて、遅くまで開いている美容室を探した 予約したは良いものの、いざ入るとなると遅い時間に申し訳なく思えてきた とても素敵な美容師さんが迎えてくれた 丁寧で聞き上手 髪の毛に関する色々なことを教えてくれた 今まで出会った美容師さんの中で一番居心地が良い すごく綺麗にしてくれた 前向きな気持ちになった プロだなぁ、美容師って素敵な仕事だなと思った 私は違う道を

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